【感想】写真のことが全部わかる本 完全版

「初期衝動」を大切にしてくれる本

カメラに興味を持ち手に取ってみる。
頭の中にやりたいことはあるけど、まだボンヤリしている。
どうすればと思ってWebで調べたり、聞いてみたり、
そして本を手に取ってみたりすると…

やたらと…マウント取ってくる。
知りもしない自慢と子供じみた批判を聞かされる。
入ってこない話がダラダラと長い。

で、結果としてこちらの興味
「やってみよう」と思った「初期衝動」を
かき消され、ゲンナリさせられ、ハイ終了。
こんなコトって、よくある話で、
カメラに限らず楽器とかでもありますよね。

長くなりましたが…

私も言葉のキツいレビューに惑わされ、
手に取るのを躊躇してたのですが
読むとすぐに「早く読みたかった」となりました。
っとにレビューにもなってないのに邪魔されてた。

初めようとしてる人に寄り添った文章。
撮り方や作例などの写真は
「どの初心者本でも同じでしょ？」と思われるやと、
しかし、こちらの本は添えられる文章が魅力です。

短く、やさしく、適切な言葉で
撮影者とカメラ「自体」に寄り添って
今、やるべき事を教えてくれます。

つまりボンヤリと思っている事を
明確に言語化して返してくれる。
やりたいと思っていることを伸ばしてくれる。
そんな1冊でした。

カメラを手にして外に出て、
「もっとこうしたかったかなぁ」とか
ボンヤリで良いんです。ボンヤリ思いながらパラパラと読むと、
「なるほど！」「こんな方法も！」と気づきがあり、
再びカメラを手にして外に出たくなります。

そう「写真を撮るのが楽しくなる」
そんな1冊と出会えました。

やりたいことやイメージは
人それぞれにあります。
その分の余白を残して星4つとさせていただきます。

「全部わかるんかいっ」などと
子供じみたレビューは無視でよいでしょう。
「全部わかること」が目的な訳ないし。
まぁ読んでもいなのだけが伝わりますし、
このような本を作れもしないでしょうね。
ましてや、そんな輩の写真など見る気もないですw
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