【感想】傷つきやすいアメリカの大学生たち:大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体

ジョナサン・ハイト, グレッグ・ルキアノフ, 西川由紀子 / 草思社
(12件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 正木 伸城

    正木 伸城

    メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1784736537353334806?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

    投稿日:2024.04.29

  • Hipo

    Hipo

    タイトルに引かれて。勝手にアメリカは成熟しているイメージが強かったので、不思議に思った。
    でも読んでなるほどと納得する事が多く。
    世代として傷つきやすい若者が増えているのは勿論アメリカだけではない。過保護で過干渉、守られている事が実は閉じ込められている…。
    人間がこの変化に順応出来るのはいつだろうか。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.19

  • いちばやし

    いちばやし

    世の中に蔓延る過度な安全イズムに、アメリカの大学文化からその問題点と誤った認識に迫る一冊。なんでも中止にしたり、過度に間違いをゼロにしようとする風潮は、日本のコロナ禍や子供のひとり遊びを自重させる傾向からも、身近に感じられる部分があるのではないか。過度な安全イズムにより、弱くなる心や開放性に悩まされるのは日本だけではないようだ。可愛い子には旅をさせよ。正しい認知行動思考を身につけよう。思い込みをなくそう。デジタル媒体は制限しよう。善と悪はあなたの中にある。人間が持つ反脆弱性に焦点を当てて、もう一度本当に人間が成長するのに必要な社会を築き上げるために、何が必要か考えさせられる。続きを読む

    投稿日:2023.12.27

  • うりぼう

    うりぼう

    テクノロジーの進化、効率化、ポリティカルコレクトネスといった大きな流れの中で、「何かおかしいよね?」という私自身の言語化されていなかった多くの疑問や腑に落ちていなかった事柄に対して、非常に納得感のある説明が多く得られました。とても重要な本であるとともに、普段の生活で関わる人たちとの接し方についても多くの示唆を含んでいます。多くの人に心から読んでもらいたい本です。続きを読む

    投稿日:2023.12.02

  • akito987

    akito987

    行き過ぎたポリティカル・コレクトネス批判本。保守的な人が好きそうだが、リベラルを自認する人こそ読むべきだろう。

    投稿日:2023.08.15

  • katsuya

    katsuya

    国民の分断が、かつてないほど深刻といわれているアメリカ。なんにしても日本はアメリカの後追いをすることが多いことを考えると、将来の日本の姿かもしれないし、その兆候と言えなくもないことが確かにあると思う。タイトルは「傷つきやすい」「大学生」だが、実際は「傷つくことを恐れるあまり、極端に攻撃的になる」「普通の人々」のこと。自分の思考と相容れない意見を、学びの機会と捉えたり、対話によって理解を進めたり、ジンテーゼを探したりすることなしに、自分を傷つける悪魔の思考だとして拒否し阻止しようとする。実際にアメリカの大学では、暴力や訴訟により、各種講演が中止になったり、主催者の教授が大学を追われたりすることが頻発しているという。多様性を共有しようとする一方で、ヘイトスピーチやSNSでの炎上が横行する。先日の米国でのアファーマティブアクションの違憲判決もこの流れなのかと思うと恐ろしい出来事に思える。本書では、この状況を改善するための処方箋も示されている。「善悪の二元思考に陥らないこと」「リスクを恐れ削ぎての安全ゾーンを設けないこと」など。突き詰めれば、過保護な政策や対応が人(特に子供)や企業をダメにするということなのだろう。勉強になりました。続きを読む

    投稿日:2023.07.02

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