【感想】無くならないミスの無くし方 成果を上げる行動変容

石田淳 / 日本経済新聞出版
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
0
7
2
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • トシノリ

    トシノリ

    1 どんな本?
    行動分析学なる学問から出来たBBSと言う方
    法を日本向けに著者がアレンジして説明する本。
    ミスを無くしたい初心者向けの本。

    2 なんで読んだの?
    (1) ミスを無くしたいから。
    (2) ミスを無くす具体的な行動考え方
    (3) ミスを無くす取り組みができる状態

    3 構 成
    5章構成182頁
    ミスが無い職場を実現する仕組みを実現する仕組
    みを一緒に作っていきましょうと始まり、この本
    で作ったノウハウを活かして安全な組織を作って
    くださいと終わる。

    4 著者の問題提起
    人の内面に訴えてもミスは無くならない。

    5 命題に至った理由
    行動分析学を学び、BBSと言うメソッドを自己
    流にアレンジしたから。

    6 著者の解
    人の内面ではなく行動にフォーカスして、危険
    行動を安全行動に変化させる仕組みづくり、そして
    その習慣化

    7 重要な語句・文
    (1) 人間は結果にメリットのある行動を選択する。
    (2) 報酬は1分以内。
    (3) ポジティブな結果が、すぐに、確かに(習慣化)
    (4) ABCモデル(先行条件、行動、結果)
    (5) 人が行動出来ないのはやり方を知らないから。
    (6) 承認欲求(コミニュケーションの大事さ)
    (7) 危険行動をしないでは無く、安全行動をする。
    (8) SMORSの法則(安全行動、信頼、数値化、
    明確化、観察出来る)

    8 感 想
    一つの納得いく考え方を学ぶことが出来た。内面
    に訴えても意味がないのは良くわかった。
    刺さったのはメリットのある行動を選択すると
    言う事。これからは逃れられない。
    深く知りたい事はメリットの作り方。自分を導く
    メリットはどう作れば良いだろう?
    人に勧めるなら人が行動出来ないのはやり方を
    知らないからと言う事。具体的で誰でも出来る行
    動に分割すると行動できる。
    ビジュアル要素は無かった。
    タイトルの通りのミスの無くし方の本だった。

    9 TODO
    (1) 自分で試す。安全行動をする。明確に書い
    てやってみる。
    (2) 具体的な行動を仕事で人にやって貰って承認
    する。すぐに承認する。
    (3) 自分のやりたい習慣にメリットを作る。書く。

    10 問 い
    人間とは?

    11 答 え
    動物である。

    続きを読む

    投稿日:2023.01.31

  • komoda

    komoda

    https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/2021/9784532324438/ ,
    https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00432/続きを読む

    投稿日:2023.01.15

  • がじゅまるパパ

    がじゅまるパパ

    意識に訴えかけるのではなく、仕組みづくりでミスを無くす。
    現場で働いていますが、具体例が分かりやすく実践のイメージがつきやすかったです。

    投稿日:2023.01.10

  • だいすけ

    だいすけ

    筆者が最も言いたいことは以下

    相手の心構えや姿勢、意識に訴えかける「内面にフォーカスするマネジメント」は、「ミス・事故を無くすマネジメント」ということはできない。

    ✓ 相手の意識ではなく、「行動そのもの」にフォーカスし、
    ✓ ミスや事故に結びつく行動(本書では「危険行動」と呼びます)を望ましい行動(「安全行動」)に変え、
    ✓ その安全行動を定着→習慣化させる仕組みをつくる

    上記を様々な事例で説明している本。

    ビジネスはもちろん、子育てにも同じ考えで臨めると感じた。
    続きを読む

    投稿日:2022.11.26

  • keizoh

    keizoh

    題名に惹かれて読んだ
    人間は、結果にメリットのある行動を選択する


    ミスが生まれる7つの背景
    1.曖昧な言葉
    行動価格マネージメントのMORSの法則
    Measured:測定できる
    Observed:観察できる
    Reliable:信頼できる
    Specific:明確化されている
    2.スキルの未習得
    3.叱って教えるが通用しない
    4.チェック工程の不足
    5.年上部下と高齢化問題
    6.外国人の働き手の増加
    7.リモートワークの拡大

    7つの間違いマネージメント
    1.部下が出来ない理由が分からない
    ミスや事故をなくすためには、行動が明確に湿された具体的な言葉が必要
    2.書類提出が目的化
    3.スローガン言葉の乱用
    4.特定因子に縛られる
    特定の危険要因への対策だけでは無く、行動原理似合った仕組みを作り、入れ気ラーナ要因を排除する
    5.外部の専門家任せ
    6.ヒヤリハットと叱責する
    7.上司が楽に流される

    6つの行動メカニズム(変えるのは意識ではなく行動)
    1.人には行動するサイクルがある
    2.習慣化の鍵は「ポジティブ」「すぐに」「確か」と言う結果
    3.行動には「不足行動」「過剰行動」がある
    4.出来ない理由1:やり方を知らない
    5.出来ない理由2:継続の仕方を知らない
    6.ちょっとずつやればできる
    苦手とする行動の克服に大きな効果がある

    ミスをなくす5つのステップ(やらされ感のある行動はやらなくなる)
    1.繰り返し発生しているミスや事故を特定する
    観察が大事
    2.安全な状態を特定する
    「なぜその行動をしたか」よりも「どんな行動を取れば良かったのか」
    3.一連の行動を特定し言語化する
    4.ピンポイント行動を特定する
    ・すぐに記憶できる行動になっているか
    ・誰が見ても解釈にずれがない行動になっているか
    ・日々繰り返しできるか
    ・既存の行動を大幅に変える必要が無いか
    5.行動の続く環境作り
    続きを読む

    投稿日:2022.08.05

  • puripuriebi

    puripuriebi

    ミス撲滅系の本を周回しているが、そこそこ秀逸。
    前置きが長いが、後半のノウハウと実例がよい。

    実践の効果が最も高いと思われる”習慣化のカギは「ポジティブ」「すぐに」「確か」”は、ミス撲滅に限らず実践したい。続きを読む

    投稿日:2022.06.12

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。