【感想】日本の呪術

繁田 信一 / エムディエヌコーポレーション
(3件のレビュー)

総合評価:

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  • いろんな術者について出典を明示して解説

    陰陽師の他、巫、人狗、算置などについて、出典と現代語訳を示して、その術や立場について叙述していて面白かったです。
    (文体はくどくて読みづらいです。例えば「阿寒湖」で済むところを毎度「日本の北海道の阿寒湖」と書くような過剰説明や、自分の事を著者というなどの言葉のチョイス)続きを読む

    投稿日:2023.01.18

ブクログレビュー

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  • さあら

    さあら

    妖怪とか幽霊とかUFOとかと同じように、式神もいたらいいな、っちゅーのは激しく同意
    いた方がおもろいもんね
    かわいいし
    希望的オカルト否定否定派に一票

    くしゃみが不吉とかいって花粉症の人どーしてたん

    菩薩(観音、地蔵)っちゅーのはまだ修行中の身で未完成の仏
    如来(釈迦、薬師、阿弥陀)っちゅーのは完成した仏
    続きを読む

    投稿日:2024.01.20

  • DJ Charlie

    DJ Charlie

    題名に“呪術”と在るからでもないが、何かに憑かれたかのように少し夢中で読み継ぎ、素早く読了に至った。
    他者を恨む、妬む、何かを成し遂げる上で邪魔な存在と見做すというようなことは何時の時代にも在って、そこから「呪う」という想いが生じていると考えられる。
    「呪い」というようなことを想ったにしても、それで実際に如何こうなるでもないということになっているのが現代だ。これに対して、「呪う」というようなことをしたとなると、重大な罪に問われてしまうような時代も在った。
    本書は、その「呪い」というようなモノが重大視されていたような時代、主に平安時代の様子を論じている。それが、なかなかに興味深いのだ。
    平安時代には陰陽師が在り、密教系の僧侶が在り、その他の人達も在ったようだが、「呪詛」や「修法」というような、敢えて総称するなら「祈祷」が広く行われていた。そしてそういう情況が人々の中に伝わっていて、説話文学や、誰かの綴った記録にも登場するのだ。
    その登場の様子は実に様々で、本書に非常に詳しい。が、驚くのはこういう「呪詛」が重大犯罪事件というような扱いになって伝わっている事例が在ることだ。そればかりではない。かの平将門の乱というような局面では、「呪詛」や「修法」が朝廷の命令で大規模に行われたとも観られ、討たれた平将門はそれらの効果で倒されたと広く信じられたようにも見受けられる。
    「呪い」というようなことを想ったにしても、それで実際に如何こうなるでもないということになっているのが現代の目線で「訳が解らない?」という様子かもしれない。が、平安時代の頃の人々の感覚、想いの中でその種のモノが重きを為したらしいことは、文字記録でも伝えられる「歴史」だ。その「歴史」として「呪術」というモノを知ってみるのも興味深い。
    こういうような「知られているような、知られていないような…」という知識を取上げるというような内容と出くわせたのは非常に善かった。御薦めしたい内容であった。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.26

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