【感想】プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる

尾原和啓 / 幻冬舎単行本
(139件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
27
60
38
8
1

ブクログレビュー

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  • pnictide

    pnictide

    プロセスエコノミーは、商品やサービスなどの最終成果物だけではなく、それらを生み出す過程(プロセス)自体が収益をもたらすという考え方らしい。インターネットで知識の共有が加速し、SNSで日常で些細な経験の共有も加速している現代で、なるほどと思える概念。考え方としてはおそらく世界中の人がすでに感覚的には理解しているが、それを言語化しているところが価値なのかな。続きを読む

    投稿日:2024.03.31

  • Jura

    Jura

    グローバル化、情報化社会が進み、アウトプットは均質になる。

    一方、そのプロセスは千差万別であり、
    計画性や作為的な意図が薄いプロセスはファンが生まれ、それ自体が独自の価値を持つ。

    事業家がプロセス自体を楽しみながら、試行錯誤をすると結果的に独自性が高く、ファンが集まる事業が生まれている例もある。続きを読む

    投稿日:2024.03.20

  • 晴雅

    晴雅

    無駄とは言わない。ただ、1章読めば大丈夫。

    [趣旨]
    ・製品は不満・不便の機能補完を担ってきた
    ・近年では生活に必要な部分は製品化され
     品質の良い品が安価に作られるようになった
    ・結果、アウトプットされた製品そのもので市場優位を
     得るのは難しくなった
    ・今後は、アウトプットとしての製品でなく、
     作る過程や込められた想いにより
     ファン(コミュニティ)を獲得するプロセスにおいて
     マネタイズするプロセスエコノミーが重要となる

    [読書メモ]
    0章.はじめに
    #プロセスエコノミー
    ・けんすう氏が発言した造語
    ・アウトプットエコノミーの対義語
    ・成果物のQCDで競うのではなく、プロセス段階から
     シェアによりファンや支援を募ることで価値創出する
    ・コミュニティにより価値の先行者利益を高める

    1章.なぜプロセスに価値が出るのか
    #乾けない世代
    ・生まれたときからないものがない世代
    ・欲の方向性が変わってきている

    #幸せの5つの軸
    ・「達成」「快楽」「良好な人間関係」「意味合い」「没頭」
    ・乾いている世代は、達成と快楽を重視する価値観で
     成功者になりたい
    ・乾けない世代は、精神的な要素が多く、自分の納得や
     共感を重要視する

    #価値軸による二極化
    ・グローバルハイクウォリティかローカルロークオリティ
    ・グロハイはアウトプットエコノミー
    ・ローローはプロセスエコノミー
    ・なぜなら、プロセスエコノミーにはコミュニティが必要

    #マーケティング大局
    ・マーケティング1.0=製品中心→機能的価値訴求
    └社会全体に足りないニーズに対し提供・補填する
    ・マーケティング2.0=顧客志向→差異的価値訴求
    └セグメント別のニーズに対し提供・補填する
    ・マーケティング3.0=価値主導→参加価値的訴求
    └企業理念やミッションへの共感・賛同が購買意欲になる
    ・マーケティング4.0=経験価値志向→共創価値訴求
    └理念・使命が、共感・参加だけでなく行動に反映される

    #6D
    1.digitized(デジタル化)→デジタルデバイスに機能統合
    2.deceptive(潜在的)→水面下で技術が進化
    3.disruptive(破壊的)→既得権益が機能不全になる
    4.demonetized(非収益化)→今までの価値基準が転換
    5.dematerialized(非物質化)→物質が不要となる
    6.democratized(民主化)→普及が進み社会通念的概念となる

    2章.人がプロセスに共感するメカニズム
    #Me We Now 理論
    ・Me→自分のエピソードで親近感を得る
    ・We→共通点から連帯感を高める
    ・Now→いまやるべきこと、その理由

    3章.プロセスエコノミーをいかに実装するか
    #アウトサイドイン
    課題や問題ないなどpainから解決策を考え
    逆算的に正解を導く考え方

    #インサイドアウト
    自身の熱量やこだわりを外にだしていく手法
    └近年ではこちらが増えている

    4章.プロセスエコノミーの実践方法
    #Think Different
    ・情熱を燃やす人は、世界をより良い方向に導く
    ・パッションをもつ人々は世界をより良く変えられる、と私達は信じる

    5章.プロセスエコノミーの実例集
    ・「北欧、暮らしの道具店」
    └北欧の生活スタイルへの憧れをもつペルソナに
     想いやこだわりをストーリーを楽しんでもらう
    #Y Combinater
    ・スタートアップ支援組織
    ・面談風景をYouTubeで公開している

    6章.プロセスエコノミーの弊害
    #WCMフレーム
    ・will →将来的に自分がやりたいこと
    ・can →自分の得意・強みが活かせること
    ・must →やらなければならないこと
    └mustを通してcanを理解し、willを見出す が自然

    7章.プロセスエコノミーは私達をどう変えるか
    #EX
    ・エンターテイメントトランスフォーメーション
    └人はわくわくするものだから、あらゆるプロセスに
     楽しさを実装しエンタメ化していく
    ・「正しい」→「楽しい」へ変換

    #夢中の3条件
    ・得意
    ・楽しい
    ・(誰かの)役に立つ
    続きを読む

    投稿日:2024.02.09

  • りゅうじ

    りゅうじ

    Audibleにて読了。

    まず帯が豪華すぎてビビるww
    山口周、楠木健、ひろゆき、ホリエモン、けんすう(敬称略)
    大好きなベストセラー作家の名前が並んでいる。

    結論はシンプルで、
    "アウトプット(成果物)ではなくプロセス(製作過程)を売ろう"ってこと。

    帯に名を連ねている面々がいつも言っていることなので、考え方としては十分腹落ちしているつもり。
    正解がありふれた時代では"役に立つ"モノは売れず、"意味がある"モノに価値が生まれるってことだよね。

    いや、わかるんだけど、
    「さぁ今すぐSNSでプロセスを発信しよう!」
    と言われても凡人代表の僕にそれが体現できるとは思えなくてw

    僕にできる"プロセスエコノミー"を真剣に考えなきゃなと痛感した。

    【Action plan】
    これから始める事業について「why」をロジックツリーで深堀する
    続きを読む

    投稿日:2024.01.15

  • kaido

    kaido

    プロダクトよりプロセスが重視されるということは、whatよりwhyが重要であるとのこと。てことは、大事なのは目的意識だよな、と普段自分が考えていることが背中を押されているようですっと納得できた。

    投稿日:2024.01.13

  • shoutic3

    shoutic3

    ・プロダクトアウトとマーケットインという対立概念で考えるのではなく、アウトサイド・インとインサイド・アウトという対立概念で今のビジネスは捉えるべき

    投稿日:2024.01.09

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