【感想】ふたりぐらし(新潮文庫)

桜木紫乃 / 新潮文庫
(34件のレビュー)

総合評価:

平均 3.2
1
9
18
3
1

ブクログレビュー

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  • sacredtree

    sacredtree

    「岡田さんとおつきあいさせていただいているのは、母を一緒に看取って欲しいのではなくて、母に忘れられてゆくわたしを、誰かに見守って欲しかったからなんです。同性じゃだめなのね。どこかに憐れみが混じるから、お互いによくない。ふと見回してみたときに、職場にも職場以外にも知人はたくさんいたけれど、異性と思えるような相手はいなかったの」
    「お見合いというかたちを選んだのは、なぜですか」
    「知り合う時間を待てなかったの。本当は時間をかけてお互いが理想のひとに育ってゆくのがいいのだけど、自分にはもうそこにかける時間がないんだなって気づいちゃった。……」
    続きを読む

    投稿日:2024.03.18

  • kaorukaeru

    kaorukaeru

    子供のいない夫婦のお話で
    夫と妻の視点で交互に語られる
    ふたりに起こる出来事のお話ですが
    誰にでも起こりえるような話で飽きません
    このふたり、今度どうなるんだろう?
    続編あるのかなとちょっと気になりました続きを読む

    投稿日:2024.02.27

  • Eriko

    Eriko

    夫婦のあり方、家族との関わり。
    北海道の少し田舎。
    辛いこともありましたが、読んでるときにほっこりしました。
    桜木さんは優しいな。
    この夫婦幸せであれ。

    投稿日:2024.02.09

  • takahiro

    takahiro

    最初の数編がすごく良かったです。どうしてこんな心のひだを言葉にできるのだろうと感動しました。次第にその緊張感も薄れてしまいましたが満足のいく読書でした。ただ、性的な描写って必要なのでしょうか?

    投稿日:2023.12.08

  • Ruko

    Ruko

    北海道で暮らす半分無職の夫と看護師の妻の日常が、妻と夫交互の視点から描かれた連作短編集。

    元々他人だった二人が、探り探り夫婦という最小単位の家族になっていく様が味わい深い。
    お互いの両親との軋轢も、かなりリアル。

    ただ、結婚して数年は経っていそうな夫婦が、ここまで相手に遠慮して暮らすものだろうか、と少し違和感があった。
    続きを読む

    投稿日:2023.06.12

  • ジューゴ

    ジューゴ

    夫婦の日常。夫と妻それぞれの立場から書かれてる。話の盛り上がりに欠けるので、結論何が言いたかったかよく分からなかった。ただ男と女の関係はどの世代でも難しいことは分かった。他人同士だった二人が長い間過ごすのはより大変。紗弓の父親を見てると余計そう思った。心労が大きかったからあの穏やかさに達したのではと懐疑したくなる。続きを読む

    投稿日:2023.04.20

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