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又吉直樹 / 新潮文庫 (189件のレビュー)
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総合評価:
thutomu
感情移入できる
又吉の文体は何か好きだな。恋人の沙希は本当にいい子なのに、永田はどうしようもない奴で腹が立った一方で、変に意固地になるところとか分かるなぁと思ってしまった。感情移入できる話で、最後の切なさも好かった。
投稿日:2024.04.29
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みゆう
始まりは雑踏の中で他人の靴しか目に入れないように歩いていた主人公が、下北の商店街で少年が空手の型を母に披露しながら歩いていて、それを見た通行人が自然と道をその親子のために空ける光景を見て、「ああ、こう…いう劇を作りたい」と思えるようになったシーンが好きだった。 主人公たちの家族構成や生い立ちを詳しく書いていないのも、一人一人に深くのめり込まないでフラットに物語を読むことが出来て良かった。 お風呂でいつもはスマホを見てるんだけど、たまたま充電が切れて、本でも読むかとたまたま手に取ったこれがめちゃくちゃ面白くて、2時間かけて一気読みした。読み終わってお風呂も冷めて、足の皮がふにゃふにゃになってた。続きを読む
投稿日:2024.04.28
2074471番目の読書家
主人公の性格の描写がすごく伝わってきてよかった 嫌な奴なのに一丁目に素敵な人を独占したくなる主人公のキャラが刺さる
投稿日:2024.04.24
koch
ひょんなことから友達と本の貸し借りをすることになって、最近読んだ中でいちばん印象に残ってるって言ってて貸してもらった本。 本は薄いのに、何故か普段のペースでは読めなくて、いつもより少しゆっくり読…み進めた。 永田の身勝手で不器用で嫉妬深いところ、そういうところになんだか人間らしさが滲み出てたな。 好きな人とすきなものを共有したいっていう永田の気持ち、わかる… 2人の将来を1人で長々と話すシーンはとても切ない。 感情が入り混じるそんな本だった 近道しようとして、木の枝折まくるところめっちゃすき^_^わらった^_^続きを読む
投稿日:2024.04.06
h-nagisa
このレビューはネタバレを含みます
出会った時から別れの予感しかないようなそんな恋愛模様でしたが、別れに向かっていく緊張感はそれほど感じられませんでした。 それは永田のグズグズ感に依るものだとは思いますが、ただ、そのグズグズ感は途中で退屈になるくらい冗長気味に感じていました。 でも、そのモチーフを受け止めるくらいのラストの展開です。 長尺のフリだったんですね。 作家又吉は、「夢」と「才能」のバランスのズレに苦悩する人間を物語にしています。 ワンパターンとみるか、必勝パターンとみるか、わたしは後者だと思っています。
空時間読書備忘録
脚本家を夢見る男永田と演劇を齧った学生の沙希の恋物語。まさに文芸小説という描写で、読んでいて心地よく、とても引き込まれた。永田の熱さ,醜さ,不器用さ,クズさ,嫉妬深さ,身勝手さにイライラしたり一部共感…もしたり。 一方の紗希は純真で優しくこんな永田を一途に想い続けている理解し難い女性。それ故に彼女の気持ちを思うと切なさに心が締め付けられ愛おしさが際立った。 登場人物が少なくそれぞれの感情を思い描きながら色々と考えさせられる作品。 個人的には永田と青山のメールバトルの掛け合いにこの作品一番の芸術を感じた。 映画の方も是非拝見したい。続きを読む
投稿日:2024.03.23
ハサウェイ
自分の愚かさに後から痛いほど気付く事ってある。読後感は、悲しく、切なく、心が締め付けられるものだった。よく見るつまらない感想になってしまったが、本当に今そういう気分になってしまっただけに、こう書かない…わけにはいかなかった。しばらくこの気分が続きそう。続きを読む
投稿日:2024.03.15
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