【感想】かなりや荘浪漫 2

村山早紀 / PHP文芸文庫
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
3
1
2
0
0

ブクログレビュー

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  • ayatsuka

    ayatsuka

    このレビューはネタバレを含みます

    幾度か涙。茜音の描こうとしている漫画、読みたいなあ。ただ個人的に今回も若干の地雷が…。これは私の事情であって書かれた方のせいとかではないのですが、いろんな物語で、治らない、再発する病気が出てくるので、油断できないんだよなあという。

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    投稿日:2023.02.10

  • だいふくねこ

    だいふくねこ

    かなりや荘シリーズ第2弾

    茜音は漫画家になれるのか? というところで次巻に続く。

    ましろの番外編がとても良かった。正直、1巻読了時点では彼女に対してあまりいいイメージを持てなかったけれど(というか、ましろ最低……と思っていた)、この番外編を読んでましろ頑張れ! って応援したくなった。

    ところで、茜音の恋のお相手って誰なんだろう? 玲司、は幽霊だしなぁ……。うーむ、今のところ想像がつかない。
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    投稿日:2020.12.19

  • あまぐも

    あまぐも

    +++
    かなりや荘で暮らすことになった茜音は、元漫画家の幽霊・玲司や編集者・美月にその才能を見出され、漫画家をめざすことに。そして新しく創刊される漫画雑誌の「新人賞」を巡り、茜音と美月のコンビに好敵手たちも現れそうで…。そんな折、かなりや荘に怪しい新住人がやってきて、事件が起こる!?傷ついたひとたちが立ち上がる姿を優しく描く人気シリーズ、待望の第二弾。書き下ろし番外編も収録
    +++

    かなりや荘で、元漫画家の玲司が住んでいた部屋に、たまに現れる本人の幽霊とともに暮らすことになった茜音である。
    茜音の漫画を高く評価する編集者の美月とともに、新人賞応募に向かっていこうというところでもある。今作は、次作につながる橋渡し的な印象もあり、茜音のライバルになるだろう少女の出現や、美月のかつてのライバルであり友人とのエピソードなど、プロローグ的な要素も盛り込まれている。そして、風早の街は、きょうも不思議な暖かさに包まれていて、人の悲しみをさりげなく癒してくれているのである。次回からの展開が待ち遠しいシリーズである。
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    投稿日:2020.08.31

  • shifu0523

    shifu0523

    【収録作品】1 十月のお菓子/2 枯れ葉舞う書店にて/3 柱時計は時を刻む/4 星空を行く翼/5 スターダスト/番外編その1 空から降る言葉/番外編その2 冬の魔法 
     集英社オレンジ文庫版が途絶えてしまったので気になっていたけれど、こちらで再刊してくれて、ちゃんと続きも出るそうなのでありがたい。登場人物の一人一人に物語があるわけで、いろいろと考えさせてくれます。
     正直、誰がいちばんになるかはどうでもいいです。売れる本=質のいい本ではないのは当然。質にしたって、結局選考委員の好みが反映されるわけで。プレゼンがうまかったり、有形無形の力があったりする人が味方につくかどうかで分かれる部分もありますし。
     というわけで、賞レースを扱う今後、その描かれ方に興味があります。
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    投稿日:2020.08.16

  • tuppence

    tuppence

    かなりや荘第二作。
    美月とライバルの関係が素敵。
    痴漢騒動のドタバタ感の楽しさ。
    あまりにあからさまに怪しい人は本当は怪しくないw
    子供ながらに立派なナイトの翔馬がときどき年相応の顔を見せるのが可愛い
    クリスマスの魔法。
    その日のましろさん、そうだったのね。
    茜音のことを思うと、もっといいやり方もあった気がするけど、その一言で信じられる絆もいいものなのかもしれない。
    さて、この続き、どうなっていくのだろう。
    茜音は漫画家になるのかな、とか、色々気になってワクワクする。
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    投稿日:2020.04.20

  • バス好きな読書虫

    バス好きな読書虫

    シリーズ2作目。
    読みたいと思いつつ、新型コロナの影響で大きな本屋さんに足を運ぶことも出来ず、しばらくお預けかと思っていたら、奇跡的に近所の小さな本屋さんで発見!
    暗い話題が蔓延している世の中で見つけた奇跡に、主人公・茜音との縁を感じた。
    茜音がかなりや荘で暮らし始めて、約1年後のそれぞれの登場人物の様子が描かれる。
    ユリカや美月も魅力的な人物だけど、欲を言えば、やはり茜音を中心としたほんわかした物語が良かった…
    「桜風堂」の時もそうだったけど、登場人物がみんないい人なのに、人生は一筋縄ではいかなくて、それでも頑張っていれば、道は開ける…いつも、物語の裏にそんなメッセージを感じさせてくれる。
    番外編のましろにしても、翔馬にしても、悩むところにとても共感して、一緒に落ち込み、そして、いつの間にか一緒に前を向いている。とても不思議な作風の作家さん。
    「桜風堂」は大好きだったのに、2作目であっさり完結してしまった。今シリーズはちゃんと3作目もあるとのこと。
    茜音の更なる可能性を、他の登場人物がどう見守っていくのか、今からすごく楽しみ。
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    投稿日:2020.03.19

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