水曜日の凱歌(新潮文庫)

乃南アサ / 新潮文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 4.6
5
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ブクログレビュー

"powered by"

  • haji07-2019

    haji07-2019

    6月-2。4.0点。
    戦後直後。母以外の兄弟が死に、二人きりに。
    英語の話せる母が、強く戦後を生き抜いていく。
    主人公の娘は、翻弄されながら生きていく。

    面白い。さすが乃南アサ。
    強い女性と、その娘。後半、友との再開に感涙。
    そこから一気読み。主人公の成長がとてもよく分かる。
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    投稿日:2019.06.04

  • saga-ref

    saga-ref

    1945/8/15終戦の日は水曜日。その日が14歳の誕生日の少女・鈴子の目線で、戦争末期から戦後の混乱期を乗り越える生き様を描く。内田百閒『東京焼盡』では兵隊にもとられず、山の手に住む老境の実体験を読んだが、東京市井の人々はもっと悲惨な体験をしただろう。思春期の女の子が抱く嫌悪感、真っ直ぐな正義感が、汚れちまった大人の自分には痛々しく感じた。戦後の男どもが中心の日本政府関係者が犯した女たちに対する過ちの特殊慰安施設のことは、負の歴史としてもっと知られてよいと思った。続きを読む

    投稿日:2019.05.05

  • mah33

    mah33

    戦時中、戦後の時代背景ではなかったとしても、性別・女の私には「そうだね」と思いながら読み続けていた。

    すぅちゃん自身が感じているが、恵まれていたからこそのお母様への反発。この時代でなければこの年代の少女ならば当然持つ感情、「ありがたい」とは簡単に思えないよねぇ。
    すうちゃんのお母様、強いなぁ。

    この作品、普通に生活している男性人が読むと一体どう思うんだろう?

    その後、すうちゃんと周りの方々はどうやって生きていったのだろう。
    朝ドラになりそうな物語がありそうだ。
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    投稿日:2019.04.13

  • sally3

    sally3

    戦時中の話を書いた小説は多いが、これは戦後のお話。誰しも生きるのに必死だった時代の多感な少女から見た戦後史です。主人公鈴子の「おかあさま」は、上品なのにしたたかで、あまりお友達にはなりたくないタイプだけどひそかに尊敬します。
    あの時代にみんなが頑張ったから今の日本があるのだなあ、と実感。
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    投稿日:2019.03.16

  • すべてがOになるあきら

    すべてがOになるあきら

    初アサ。店頭でふと、帯とあらすじを見て購入。戦争文学の金字塔、だと思うくらい良かった!国は本当に何も教えてはくれないのだな、と。14歳の少女・鈴子を主人公にしているから戦争の悲惨さがより、深く感じられた気がします——。鈴子の心の叫びが心に響き、そして痛い。なんて戦争なんてしたんだと——。星五つ。続きを読む

    投稿日:2019.03.10

  • mi-key

    mi-key

    東京大空襲で生き残った14歳の鈴子は、母とたった2人で終戦を迎えた。
    いつも頼りなげだった母はその日から変わった。進駐軍相手に英語を操り一歩も引かない、凛々しくて強い母を目の当たりにし、しかし鈴子は複雑な思いを抱く。
    思春期の鈴子に戦争は見てはいけないものをたくさん見せつける。生きていくために仕方ない、誰も彼も、母も、私も。納得しようとしても多感な年頃の鈴子は割り切れない思いを抱えて孤独感を募らせていく。
    終戦直後の知られざる日本を少女の目線で切り取った本書は、当時の日本人の鬱屈をストレートに伝えてくる。
    続きを読む

    投稿日:2019.02.17

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