【感想】いちばんやさしい会計の教本 人気講師が教える財務3表の読み解き方が全部わかる本

川口宏之 / 「いちばんやさしい教本」シリーズ
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ぺろやま

    ぺろやま

    わかりやすい!前半の実在の会社交えて決算書の説明はとてもおもしろく読めました。
    とはいえどちらかというと株主目線ぽい本で、実際の会計部隊としてどう決算を分析したらいいかみたいな本ではなかった。
    そういう本ないかなーー続きを読む

    投稿日:2024.01.13

  • eieiei2653

    eieiei2653

    「貸借対照表」=期末時点の財政状況(どのくらい財産と負債を持っているか)を一覧化したもの。

    「損益計算書」=経営成績(どのくらい売上を獲得し、コストを使い、儲かったか)を表したもの。

    「キャッシュフロー計算書」=現金の動き(現金がどのくらい会社から流出•流入したのか)を表したもの。

    一般的に、負債と純資産は「資金の調達源泉」を表し、資産は「資金の運用形態」を表している。

    自己資本比率30%以上が望ましいが銀行や銀行を保有している企業はこれ以下でも大丈夫。

    資本金と資本剰余金は株主からの出資で、利益剰余金は自社で稼いだ利益の累積。

    利益剰余金がマイナスでも、創業間もない会社が多額の資本金や資本剰余金を有しているということは、外部株主から将来性を見込まれて出資してもらっているという証拠ともいえる。


    財務C/Fがプラスの会社は事業の「導入期・成長期」にあると考えられる。
    事業をスタートさせて軌道に乗るまでは運転資金を確保する必要があるため、株式を発行して株主から出資を受けたり、銀行からお金を借りたりすることが通常である。


    財務C/Fがマイナスの会社は、事業が「成熟期・衰退期」にあると考えられる。事業が軌道に乗って成熟してくると、株主に配当したり、借りたお金を返せるようになったりします。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.28

  • asakuni

    asakuni

    ビジネスパーソンが知っておくべき財務会計の知識を1冊に凝縮。企業分析に役立つ基本的な経営指標から与信管理の仕組みまでやさしく解説。豊富な事例を用いた実践的な内容で会計スキルがしっかり身につく。

    投稿日:2020.11.08

  • miyazaghi

    miyazaghi

    会計初心者です。本書のターゲットど真ん中です。

    本書のコンセプト通り、初学者が理解しやすい工夫が凝らされている良書でした。何冊か他の会計本も読みましたが一番良かったです。最初からこの本を読めばよかった・・。

    ・慣れない会計の数値や用語を直感的に理解できる豊富なイラスト(ROA・ROEの分解は感動)

    ・概要の解説に加えて、理解を定着させるための、実際の企業の財務諸表を用いた豊富な事例

    ・指標の定義だけではなく意味の解説。指標に騙されない読み方のフォロー。更に細かい指標の分解のフォロー(なぜ分解すべきなのか指標の意味と読み方がわかる)

    ・今ラインしやすい分母分子の視覚的な覚え方(C/F←P/L←B/Sの順に並べると計算式になる・・画期的!)

    ・業界によっての特性の違いによる数値の読み方。
    →銀行の自己資本比率が低くてもお金が大きく動いているだけだからビジネスモデル上問題ない。だから小会社に銀行を持ってる企業の連結決算の読み方は注意など

    ・・・などなど。こうしたポイントは自分も何かを人に伝える時に、考えないとなぁと思わされました。


    また、企業事例も興味深いものばかりでした。

    ・ヤマトと佐川の収益性(純利益率)の違い
    →売上でなく利益重視うよる佐川のEC事業撤退が読める

    ・ZOZOの収益性(純利益率)の高さ
    →ネット企業は原価が発生しないか利益率有利

    ・ニトリの収益性(純利益率)の高さ
    →PB商品をメインにした製造小売モデル(SPA)でマージンを介さないので収益性が高い

    ・メルカリの営業利益の低さは問題ない
    →コストが広告宣伝費によるものだから。コントロールできる項目なので、いつでも利益をプラスにできる。P/Lで利益率を見る時はコントロールできる要因のコストが大きく起因していないか、詳細な項目を見て見極める。

    ・Gunosyは初期は財務C/Fが大きいが問題ない
    →ベンチャーは最初は営業C/Fがマイナスでも問題ない。資金調達がうまくできている。但し、それが2年で営業C/Fがプラスになっているかは要チェック

    ・いきなり!ステーキとあみやき亭のROA比較
    →ROAは同等だが、分解をすると総資産回転率はいきなり!ステーキ。当期利益率はあみやき亭。固定資産に対する回転数重視か、利益重視かのビジネスモデルの違いが読める。

    また、のれんは買収金額が買収先企業の純資産の差額。20年で償却。但しIFRSは償却しなくて良い。M&AはIFRSを採用。こういう役に立つ小ネタも充実してよかったです。

    ※回し者ではありません。ピュアなレビューです。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.23

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