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穂積 / 月刊flowers (4件のレビュー)
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師匠の言葉
この巻は主人公鉄雄に対する師匠の百合子さんの語りがすばらしい。 心にグサリと刺さりつつもじんわりと温めてくれるような言葉の数々。 落ち込んでいるときに読むといいと思う。
投稿日:2018.08.19
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bookclover4936
音楽の世界と鉄雄と郁未の関係をベースに、天才とは、才能とは、そして愛とは、という普遍的で哲学的なテーマを含む作品。 鉄雄が日本に戻ってから面白くなってきた。 コンクールに出るような音楽家の世界は競争…社会だし、努力も必要だし、スポーツのようだなと思う。 鉄雄と郁未の関係については読みながら松本大洋の「ピン×ポン」のペコとスマイルを思い出していた。 彼らは言葉では伝えられないお互いのことを「卓球」という言語を通して対話していた。 本作の鉄雄と郁未も、チェロという媒介を通してしかぶつかり合えないところにきてしまったのだなあと思う。 芸術やスポーツは自己表現のひとつでもあるのだと歳を重ねて思う。むき出しの自分をさらし、ぶつかり合えるもの。それが許されるもの。 郁未は待っているのだろう。言葉ではうまく語り合えなくなってしまった鉄雄が、チェロで彼に向けて語りかけてくるのを。 続きが気になる。続きを読む
投稿日:2019.03.04
こにょ
このレビューはネタバレを含みます
なるほど、そう来たか。 チェロの才能では勝負出来なくて それでも鉄雄がどう向かうか気になってたけど 鉄雄は作曲家になるのか。 なりたいのではなく、演奏家としては郁未の才能に立ち向かえないからこその、無意識下での選択ではないのかな。 でも演奏家としても諦めきれなくてチェロを弾き続けている。 このお話の着地点は、鉄雄の曲を郁未が弾くとこなのかなぁ。
投稿日:2018.05.20
careless-eight
技能の完コピは自己肯定できないことの裏返し… 2巻の流れからこの展開になるとはまったく予想せず。 気づいたら人間の内面に切り込んでいて、ヒリヒリする話しでした。 演奏面とかはツッコミたい部分はあるけれ…ど、それはそれで……続きを読む
投稿日:2018.05.11
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