【感想】リベラルアーツの学び方 エッセンシャル版

瀬木比呂志 / ディスカヴァー・トゥエンティワン
(11件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • keiwacollege

    keiwacollege

    実践的な意味で、生きた教養を身につけることを主眼とするリベラルアーツは、個々人がみずから考え、発想し、自分の道を切り開いて行くための基盤として必要とされるものです。

    投稿日:2024.02.15

  • りょう

    りょう

    このレビューはネタバレを含みます

    「知は力である」 ―フランシス・ベーコンー
     上記の言葉から始まる。私は知というものはリベラルアーツという学問無くしては語れないものだと理解している。ただ、リベラルアーツとはどんなものなのか、どんなことを学べば良いのかが不明だった。
     リベラルアーツの起源は、ギリシア・ローマ時代にまで遡る。当時は自由人が学ぶ必要のある自由七科である文法学、修辞学、倫理学、算術、幾何学、天文学、音楽を意味した。現在の大学でいう教養課程ということになる。
     この本はそのリベラルアーツの基本的な学び方が記されている。リベラルアーツの中でも音楽、絵画等の芸術鑑賞から学ぶ方法が色濃く紹介されている。読み進めていくと著者の趣味を推し進めるものかと思うほど芸術分野への偏りを感じるが、その重要性も理解が出来てくるものになっていた。
     私がリベラルアーツを学ぶには、芸術鑑賞するまでの基礎知識が大幅に欠如しているため、本書で紹介されている参考図書の中から数冊を精読することから始めてみる。

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    投稿日:2023.05.14

  • Akiyoshi MIKI@BizFolio

    Akiyoshi MIKI@BizFolio

    視点を広く、また偏りがないようにするため、知を構造化して満遍なく学んでいく、というのは意識すべきと思う。

    投稿日:2021.01.04

  • 湖南文庫

    湖南文庫

    瀬木比呂志(1954年~)氏は、裁判官を経て、明治大学法科大学院教授。2014年出版の『絶望の裁判所』がベストセラーとなり、2015年の『ニッポンの裁判』により城山三郎賞受賞。
    本書は、2015年に発表された作品のエッセンシャル版として2018年に出版されたもの。
    著者によれば、「リベラルアーツ」の起源はギリシア・ローマ時代にまで遡り、当時は、自由人(奴隷ではない人)が学ぶ必要のある自由7科(文法学、修辞学、論理学、算術、幾何学、天文学、音楽)を意味し、現在の大学で言えば教養課程に属する科目であったが、近年注目されている意味での「リベラルアーツ」とは、大学における基本科目という趣旨よりも、そのもともとの意味、すなわち「人の精神を自由にする幅広い基礎的学問・教養」という趣旨で、とりわけ、その横断的な共通性、つながりを重視する含みを持って用いられる言葉である。そして、リベラルアーツとしての教養とは、飾りやファッションではなく、社会に起こっているさまざまな問題について、世界で交わされているさまざまな論争について、どのような世界観や人生観を選ぶべきかについて、あるいはビジネス上の課題にいかに取り組むかについて、考えてゆくときの基盤となるパースペクティブやヴィジョン、すなわち、各自の「思想」を築くための「思想的道具」なのである。
    更に、本書で特徴的なのは、リベラルアーツを提示するのは書物だけではないとして、音楽や映画などの芸術についても積極的に触れ、推奨している点である。
    第1部の「なぜ、リベラルアーツを学ぶ必要があるのか?」、第2部の「リベラルアーツを身につけるための基本的な方法と戦略」に続く、第3部の「実践リベラルアーツ~何からどのように学ぶのか?」では、様々な著作、芸術作品が紹介されている。(エッセンシャル版では、この部分の記載が簡略化されている)
    類書に比較して、個人的な経験・思考が強く出た記述が多く、やや読み難さは感じるものの、基本的なスタンスは共感できるものであり、リベラルアーツを語った一冊として読む意味はあるものと思う。
    (2020年3月了)
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    投稿日:2020.03.28

  • RA101E

    RA101E

    著者がどんな立派な方か知らずに手にとりました。

    大量のレコードを「知」の源のように表現している部分が、印象的です。

    実際、聞き放題のサービスがいくらでもある時代に、
    モノとしてCDを大量所有して、データベースであるかのように語られても、伝わらない感じはします。

    いいたいことはわかるのですが、
    どこかで「今のひとたちは教養がない。わたしがやったようにやるべきだ」と言われているような気がして、あまりすんなり頭に入らない読後感です。
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    投稿日:2018.10.15

  • Shimasun

    Shimasun

    このレビューはネタバレを含みます

    元裁判官という経歴をお持ちの方のリベラルアーツ論。それぞれいろんなことを学んで、それに共通することを取り出す、いろんなパースペクティブを手に入れることが世界を広げる学び、それを手に入れるにはこういう本を読んでこう感じてくださいと書いてある本です。
    リベラルアーツが何なのか全く知らない人にはぴったりですが、ある程度知っている人はちょっと物足りないかも…

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    投稿日:2018.08.20

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