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支倉凍砂, 文倉十 / 電撃文庫 (12件のレビュー)
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総合評価:
tamtam3
満足感ある1冊でした。
狼と香辛料の世界をまた一味深くする、後日談としてこれ以上相応しいものは無いのではないかという物語。また1巻から読み返したくなりました。
投稿日:2021.07.29
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ももも
数年ぶりに続編を読んだ。毎日が繰り返しだと少しずつ幸せに慣れてしまう、とか、いつかは顔を見れなくなる日が来る、とか、自分が結婚してから見るとぐっとくる。
投稿日:2021.05.07
isutabi
【内容】いずれこのぬくぬくとしたしあわせも終わり自分だけが残されてしまう。そのことを意識したホロには妙な焦りが生じ。 【感想】このシリーズのサブタイトルの意味がわかる。ああ、なるほど、と。珍しくホロ…の一人称なのと。ロレンス亡き後のホロの切なさも。続きを読む
投稿日:2019.07.26
jube
ホロと出会って2年目の旅の回想、青い花を退治する話。ミューリとコルが宿屋で暮らしている頃の話。旅の途中の羊飼いの話。狼と香辛料の話は先に死ぬロレンスからホロへのプレゼントだったというようなオチ。相変わ…らず読了感優しいいい作品ですねぇ。続きを読む
投稿日:2018.08.25
hanemitsuru
短編4篇を集めた短編集。 いくらでも量産できそうな「旅の途中で見かけたこんな問題を、こうやって解決した(ついでにちょっとホロといちゃついた)話(実際、「小梅けいと画集 狼と香辛料~十年目の林檎酒~の巻…末にはそんな話が載っています)が2話、ミューリとコル坊の喧嘩と仲直りの話(これもいくらでも量産できそう)、そして、ホロ視点で進む幸せだが毎日同じ生活の繰り返しに不安を感じる話。 このうち、前3話は「そう言えばこんなこともあったねえ」と昔を振返る形にすれば、無限に量産できる(もっとも、そんな話ばかりだったら読者も飽き、シリーズの勢いも無くなってしまうだろうから、そんなことはしないだろうけれど)軽いもの。 ところが、最後の話が刺さりました。 ラノベとして面白いのはもちろんなのですが、それ以上に胸に刺さったのです。 ロレンスと湯屋で暮らすホロは、毎日幸せに暮らしている。でも、人よりはるかに長い時を生きる人ならざるものホロは、いずれ最愛のロレンスに先立たれてしまう。ホロの幸せはいずれやってくる未来の孤独という暗い井戸に蓋をした上に成り立っているもの。ホロはその幸せの思い出すら忘却のかなたに消えてしまうことを恐れ、「幸せに名前をつけたい」とぼんやり思っている…。 そんなホロに、ロレンスは日記をつけるよう提案します。稼いで羊皮紙をたくさんと眼鏡(犬は目が悪く、視力は0.3未満だそうです。狼も同じでしょう)を買ってやるから、「最後まで読んだら最初を忘れるくらい」たくさん書け、と。 そんな日記は、「スプリング・ログ=春のような、温泉のような本になる」だろう。日記のタイトルは…「狼と香辛料」にすればいいじゃない、と。 おお、なかなか驚愕のアイデアです。XVIII、XIX巻と続けてサブタイトルになった「Spring Log」を伏線として回収しちゃったとともに、なんとこのシリーズ自体、実はホロの日記だった、かも知れないというメタフィクションの視点を提供しちゃいました。 作者の発想はすごい。 でも、自分に刺さったのはそこではありませんでした。 幸せに名前をつけたい、というホロの気持ちです。 自分は、かなり長いことブログを書いています。ブクログももちろん、その他いろいろな手段で「ライフログ」を残すのに夢中になっています。手書きのメモ程度ですが、断続的に日誌(恥ずかしくて日記とは言えません)をつけることも続けています。 その気持ちを「幸せに名前をつけたい」からだ、とホロに分析されてしまいました。判で押したような同じ繰り返しの平日にも、小さな幸せが隠れています。そのままにしておけば忘れてしまうような家族との何気ない会話も、書き留めておいて、1年経ってみれば「そんなことがあったねえ」と懐かしく思えます。iPhoneの「写真」アプリも、1年前の今日はこんな日でした、って写真をまとめてくれます。手を動かすか、テクノロジーに頼るのかの違いはあれど、自分が幸せに名前をつけて残すことに夢中になっていたんだというちょっと恥ずかしいことに気がつかされてしまいました。 そう言えば自分は、自分のブログも、ブクログのレビューも、読み返すのが大好きです。ブログなんて読み返せば何時間でも読んでいる自信があります。もしかしたら作者もそうなのかもしれませんね。 あと、もっと重たい気付きとして… はっきり意識していたかどうかはともかくとして… 自分は今の生活を、幸せだと思っていたんだなあ、と。続きを読む
投稿日:2017.10.20
コノハ
このレビューはネタバレを含みます
短篇集。コル視点の「狼と甘い牙」、ホロ視点の「狼と香辛料の記憶」など多様ではあるが、シリーズ本編完結後の物語ということもあり、飽きが訪れるのは避けられない。 特に「狼と香辛料の記憶」では、平凡な日々の繰り返しが記憶に残らずに流れていってしまう不安がホロを襲う。彼女のような特殊な環境にあらずとも、じりじり追い詰められるだけの受け身生活を送っている自分にとって無関係のテーマではない。 こうした不安の中でまず考えるのは、やはり何かイベントの発生により生活に刺激を与えることだろう。作中のホロのように、ハンナの登場で夫と一悶着・・・とか、なるほど分からんでもない。自分から新しい世界にどんどん踏み込んでいくのは、こと若いうちは絶対に重要なことだと思う。 しかし、そうした手段とはちょっと違う方向で物語が収まっていくのがこの小説の魅力なのかもしれない。双方の静かに燃える愛情が素敵ですき。終わり方はちょっと陳腐だけど、それはそれで。
投稿日:2017.06.10
香夜
狼と香辛料 後日談2巻目が刊行されましたね。 相変わらずホロとロレンスの夫婦仲は良好だし、ニョッヒラ時代のミューリのことも少し描かれていて良かったです。
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