【感想】残業税

小前亮 / 光文社文庫
(23件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
9
9
3
0
  • 残業税

    何かそれぞれの人物像が伝わって来ない。
    もっと心が見えるヒューマンドラマかと
    おもいましたが、あり得ない話で空振り
    でした、

    投稿日:2018.01.01

ブクログレビュー

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  • mokamoca

    mokamoca

    労基署と税務署がタッグを組み、サービス残業という労働法違反と脱税を暴き出す。
    長時間労働を防ぐため奮闘するが、相手方の企業もなかなか簡単には尻尾を掴ませない。
    様々な葛藤と事件の中、仲間に助けられながらも自らの仕事に突き進む。
    実際にはない残業税なるものだけど、リアル過ぎる内容に、現実もそうだったか?と考えてしまう。

    2022.7.18
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    投稿日:2022.07.18

  • omj

    omj

    このレビューはネタバレを含みます

    リベンジ告発という怪しげな用語は寺内の創作だが、そういう事例はたまにある。つまり、勤務態度や能力に問題があって解雇された社員が逆恨みして、労基法違反や時間外労働税法違反で古巣を告発するのである。残業税の導入以降、労働改革が進んで正社員の解雇が増えている。

    「自信をもつっていうのは、必要なんですけどね。スポーツはとくに。でも、うまくいかなあことを他人のせいにしちゃ、ダメです。そういう選手は伸びない」

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    投稿日:2022.07.11

  • ニセ人事課長

    ニセ人事課長

    どなたかの「残業税マルザの憂鬱」のレビューを読み、面白そうだったのでシリーズ最初の巻を買ってみた。

    過重労働を減らすために超勤手当に税金を課すとはなかなか考えたな。なんて思いながら読み始めたけれど、肝心の残業税に突っ込みどころも多く、その設定に従って進む話がなんだかなぁ。
    主人公の二人は人間的な魅力に乏しくて共感できず、お話もよくある話であまり面白くもなかった。
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    投稿日:2022.06.24

  • よむよむ

    よむよむ

    残業すればするほど取られる税金が増える時間外労働税が導入された世界。
    冷静な残業税調査官と熱い労働基準監督官コンビが脱税に立ち向かう。
    凸凹だけど、仕事に真っ直ぐなコンビのやり取りや残業税という設定が面白かった。
    残業について改めて考えるきっかけになった。
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    投稿日:2022.06.16

  • taiaka45

    taiaka45

    残業すればするほど税金が持っていかれる残業税。
    サービス残業は脱税にあたり、働かせる側も働く側も罪になる。
    国民のオーバーワークを防ぐことを目的としてブラック企業には威力を発揮するという。
    もしもこんな法律が出来たら……。

    残業税の脱税にまつわる5話からなる話。
    脱税すれば、雇用者も労働者も両成敗となるが、マインドコントロールされて、会社を守るろうとする社員。
    法律の網の目をくぐり抜けて働かせる雇用者。
    残業税は、働く人の心身の健康を守るために作られた。
    ブラック企業の話もよく聞くので、かなり突飛な発想ではあるけれど、今の日本には、コレ系の法律が必要なのかも知れない。

    つねに体育系で熱く突っ走る労働基準監督官と冷静沈着な税務署の残業税調査官の凸凹コンビの活躍が良かった。

    それにしても残業税とは‥よく思いついたものだ。
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    投稿日:2022.05.31

  • shifu0523

    shifu0523

    このレビューはネタバレを含みます

    【収録作品】マルザの日常/脱税のトライアングル/誇り高き復讐者/メテオの衝撃/逆襲のクリスマス・イブ

     残業税という言葉のインパクトに惹かれて読む。
     それがなくても、ブラック企業のやり甲斐搾取の話は普通に通じる。
     矢島の誠実に仕事をする姿勢は好もしい。だからこそ、「けじめをつける」とかで、離婚しながらも矢島を応援する元妻の姿勢にはもやもやする。そこまで夫を理解しているのなら、親より夫だろう、と思うのだが。

     だいたい、身内を摘発したことを「情がない」という人たちは、身内を庇えば「依怙贔屓」だと言うだろう。
     あれを摘発してこれを摘発しないというのは不公平なわけで、その線引きをするのが、法治主義においては「法律」、というだけなのに。
     恣意的に「お友だち」ならOKとする社会は嫌だ。

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    投稿日:2022.05.27

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