【感想】淋しいのはアンタだけじゃない(2)

吉本浩二 / ビッグスペリオール
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.7
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  • 待望の2巻!!

    2巻は耳鳴りについての描写に多くのページを割いているように感じました。

    ちなみに全聾である私も、耳鳴りは幼少の頃から結構あります。
    まあ私の場合、耳から入ってくる情報を最初からあきらめている(苦笑)ので、時たま耳鳴りが出ても「あ、また鳴っているな」と思う程度ですが、中途失聴者にとっては「目を開けても閉じても常にまぶしい光が入ってきて落ち着けない」のと同じような苦しみなのだろうと思います。

    そして当巻最後のコマに、このマンガ連載1回目のページを読んでいる佐村河内守氏の後ろ姿が・・・。本人の反応がどうだったかちょっと気になって仕方ありません。佐村河内守氏サイドと作者サイド両方がハッピーになる展開になったら良いなと願わずにいられません。
    続きを読む

    投稿日:2017.03.19

ブクログレビュー

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  • マヌルネコ

    マヌルネコ

    全体を通じて佐村河内さんとのやり取りのインパクトが強いけど、検査体験や中途難聴の医師への取材など読みごたえがあります。
    でもやっぱり佐村河内夫妻とのやり取りが読んでいてドキドキするというか、こちらにも何か鋭く問われているような心持になってヒリヒリします。続きを読む

    投稿日:2018.04.02

  • yunumata

    yunumata

    グラグラ揺さぶられてしまう。森達也の映画を観ているからだけれど、この作品だって作者の恣意的な描き方でいくつもの真実を切り落とされているはずなのに、なのにこんなにも書き手が迷っている様子を生々しく描いてゆく姿には、受け手までもが理性と感情が食い違う感覚を覚える。聴覚障害のこと、佐村河内のことはもちろんだけど、それ以上にいまここにある「真実」と呼んでいる何か、の魔法を解こうとしてくるかのような挑戦作。なのに作者がイッパイイッパイみたいな感じになっているのもすごい……ある意味すごい。何なんだこれは! 3巻が来ないと安心して夜も眠れないよ!!/ある意味、ものすごく、森達也の逆をやろうとしているんだよね。続きを読む

    投稿日:2017.03.17

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