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黒木あるじ / 角川ホラー文庫 (6件のレビュー)
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総合評価:
上海かんすけ
一気に読み進めました
それなりに面白いです。怖い話もあります。ただ、リアリティーに欠けるお話もあり、興ざめな所もあるので-★2です。 興ざめの理由は、特定の内容で近い業界の話を知っているため「無いな、それは・・・・・」と…感想を持ったからです。もっとも、怪談とはその様なものかもしれません。続きを読む
投稿日:2016.12.08
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真夏日和
『たたりば』がヤバかった!! 憤怒のかおをしたお爺さんの幽霊が坂の上に立っていてこっちを睨んでいる。最近同じ目をしたひとを見る。怒った人々。 あちらの世界は『いきさき』によると「ゴメン、ジゴクダッタ。…ゴメン、ジゴクダッタ」らしいのであちらからの干渉はヤバいことしかない。 世界は祟り場になったんじゃないかって、作者が書いている。ほんまにそう思う。古い実話怪談も古くないと思うのはこんなときだ。現在進行形でどこかしら何かしら繋がっている。ヤバさしかない。 続きを読む
投稿日:2023.10.29
しんた
いやぁ怖い怖い。収められた100の話。そのどれも印象に残っていて実に怖い(恐ろしい、とは少し違う)。 1ページだけのサクッと読める短い話から連作風のもの、ユーモア溢れるまでバラエティー豊かで楽しめる。
投稿日:2023.07.08
蚕
実話怪談ですので、誰かが実際に体験した恐い話が百話綴られています。黒木さんの作品は、読者を「恐がらせよう」としていない感じがとても好き。実際に恐い話なんだから、体験者がそれを「どのように」体験したのか…を正確に書く。それだけという印象です。私は黒木さんの実話怪談を自分の部屋のベッドで寝ころんで読んでいたら、ベッドの下から明らかに『人間の足』で、ドンと蹴られたという経験があります。百物語は一気に読んじゃいけませんね。この世のものではないものを呼んでしまうみたいです。続きを読む
投稿日:2017.05.16
まいつき
自衛隊関係の怪談がなかなか興味深い。まだまだ出てくるはずだし、集まっているはずです。当然、書けない語れないものも。 「ころりさま」がとても哀しく、そしてとても怖い。時代と言ってしまえばそうだけど、個…人の負担を考えると一概には、批判否定はできないなぁ。 「揚羽」の乾燥した恨み。時間たって風化しているとはいえ、復讐心の怖さ。復讐のための熟年離婚っていうのは、こういう怖さだなと思います。 怪異に気づかれるというのは、やはり怖いですね。代表的なのが「ゴンドラの獣」。コンタクトできないから、他人事と面白がっているのに、それが覆される驚愕。 心霊スポットめぐりは、するもんじゃないです。 したことないけど。続きを読む
投稿日:2017.05.01
negatebu14
初めて読む作家さんですけれども…うーん、自分はあんまり怪談とかいうのにピンと来ないタチでして、「へー…実際にそういうことが起きるんダァ…」みたいな、どこか他人事めいた感覚で読み終えてしまったのですけれ…ども…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー まあ、でも割と良い暇つぶしにはなったのかな? 登場する怪談話にSNSやらLINEやらが出てきて大分最近の話なんだなぁ…みたいな感慨を覚えました。SNSなどが新聞などにまで躍り出てきて、世の中は電脳社会一色となりつつありますけれども(!)、昔から通じる怪談話の一つや二つ、こんな社会においても発見されるものなんですねぇ…そんなことを思ったのでした。おしまい…。 ヽ(・ω・)/ズコー続きを読む
投稿日:2017.03.12
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