少年少女飛行倶楽部

加納朋子 / 文春文庫
(58件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
12
28
11
2
0
  • 感涙

    青春とはかけ離れた50代ですが、泣きましたわ。
    加納朋子ファンですから、あまり面白そうではないけど読んだ。そして泣きましたわ。
    面白い。

    子供に読ませよう。

    投稿日:2018.01.24

ブクログレビュー

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  • ロビーB

    ロビーB

    私たちは飛べる。きっと飛べる。必ず飛べる。
    空とぶ青春小説。
    中学1年生の海月(みづき)が幼馴染の樹絵里(じゅえり)に誘われて入部したのは「飛行クラブ」。
    メンバーは2年生の変人部長、斎藤神(じん)、通称カミサマ。
    彼を筆頭に、ワケありの変わり者部員たち。
    彼らは果たして、空に舞い上がれるか?



    加納朋子さんがあとがきで「底抜けに明るい、青春物語が書きたくなりました」と語っている通り、ただただ底抜けに明るい青春小説です。
    読んでいて、気持ちがいいほどに。

    ミステリを書いているときの加納朋子さんとは心なしか文体も変わっているようです。
    筆が弾んでいるような。

    飛行倶楽部って言っても、どうやって飛ぶんだかその方向性すら定まっておらず、ただただ迷走の日々。
    部活動の青春ストーリーって、ひとつの(具体的な)目標に向かって邁進するのが普通でしょ?
    「目指せ甲子園」とか「目指せ国立競技場」とか「目指せ花園」とかさ。
    でも、この物語の場合、どこに向かいたいんだかもまったく見えないという……。
    むしろ、このほうが正しい青春って気もしますけど。

    飛行倶楽部の面々はそれぞれに個性的で、それぞれに悩みを抱えていて、それぞれに青春を謳歌しています。
    いろんな形、いろんな色の花が咲き乱れる野原のように、飛行倶楽部は明るくて楽しい場所です。

    また、彼らの名前が変わっているんですよね。
    主人公のみづきは「海月」と書きます。そう、「くらげ」ですよね。彼女は友達たちには「くーちゃん」と呼ばれています。くらげのくーちゃん。
    そのみづきの幼馴染の樹絵里。彼女は「じゅえり」=「ジュエリー」です。

    で、樹絵里が飛行倶楽部に興味を持ち、みづきを引きずり込んだのは、そこに所属する先輩に恋をしたから。
    野球部にも籍を置くその先輩の名前は中村海星。
    読みは「かいせい」ですが、これは「ひとで」ですね。
    このかいせー君が非常にいいヤツなんですよ。
    いい人ではなくて「いいヤツ」。
    こんなヤツが友達だったらいいだろうなってなもんで。

    このかいせーのご近所に住んでいて、空を飛びたいという自分の欲求を叶えるためだけに飛行倶楽部を発足させたゴーイングマイウェイの部長が、中村神。ジン。
    通称、カミサマ部長。
    カミサマだけあって、本当に唯我独尊。
    みづきとほとんど夫婦漫才のようなやり取りをしながら……二人の関係が微妙に変化していくのが面白いです。
    カミサマに影響を与えるとは、くらげのくせにやるな、みづき。

    で、他にも野球がド下手なのに親の期待に応えるべく野球部に所属していた球児君や、人の悪口を言わせたら日本一の良子ちゃん、通称イライザ。
    それから、高所平気症(!)のるなるな。
    ちなみにるなるなは「朋」って書きます。
    月が二つで「るなるな」なんだって。どんな親だ。

    そんな珍名(若干一名を除く)集団が、巻き起こす大騒動。
    もちろん、今読んでも楽しかったけど、できたらこういう物語には中学生の頃に出会いたかったな。

    そしたら僕も。
    もしかしたら「飛びたいな」って思ってしまったかも。
    もしかしたら「飛行倶楽部」を作ってしまったかも。

    いやいや。ないとは言えませんよ。
    中学生ってそのくらい馬鹿だし、馬鹿なのと同じくらい可能性とパワーを持っていますもん。
    続きを読む

    投稿日:2020.09.30

  • コプ眠

    コプ眠

    しっかり者中学一年女子が飛行クラブとういう変なクラブに入ることになってしまい、周りの変人と関わりながら青春する話。とにかく個性的な面々と関わった主人公海月の心の叫びが面白すぎ。
    最後までスカッと読める。映画にできそう。小学生でも大丈夫な内容なので、青い鳥みたいなふりがな付文庫にならないかな。
    解説の金原瑞人の文も良かった。
    続きを読む

    投稿日:2020.08.27

  • かな

    かな

    登場人物が個性的で笑いながら読みました。
    こんなことあるー?って思う結末でしたがそれはそれで良し! 

    投稿日:2020.02.02

  • yueli

    yueli

    中学1年生の海月は友人のジュジュに巻き込まれ、カミサマ先輩が部長を務める飛行クラブに入部する。クラブの目標は飛ぶこと!個性派揃いのメンバーは空を飛ぶことができるのか。
    爽やかな青春小説。変人のカミサマに一喜一憂しつつも放っておけない恋心。最後の展開はさすがにとんでも過ぎるように思うが、甘酸っぱい初恋が眩しいのでよし。続きを読む

    投稿日:2019.07.25

  • Mu

    Mu

    わー、これはいい。すごくいい!
    青春だなあ。青春だよなあ。
    青春時代をこれほど郷愁を持って感じさせてくれるお話はそうはない。
    それぐらい傑作だと思う。

    もちろん自分の好きな部活モノということもある。
    変な連中が集まってひとつの目標に向かっていくさまはとてもステキだ。
    主人公のぼやきながらも結局やってしまう頼もしさも、さりげなく育っていく恋心も、なんて眩しいんだろう。
    そんな頑張っている青春の真っ直ぐさがとても好ましい。
    先生への主人公の啖呵と言うかマジギレも楽しかった。

    そしてクライマックスでのハプニングと、ラストの先輩とのさりげないやり取り。
    いや、完璧だな。
    うん、とても面白かった。

    それにしても主人公のお母さんの性格がとても好きだ^^
    続きを読む

    投稿日:2019.05.22

  • desico

    desico

    楽しかった!

    この小説も昔に「読みたい」登録して読んでいなかった。
    読んで良かった!
    セリフ回しのテンポもすごく楽しめた。
    めんどくさい面々が、ステキなチームに見えてきた。
    助演女優賞のお母さんも楽しかったしw

    読んでみたいと感じた、その時を大切に「読みたい」と感じた小説を読んでいこう。
    私は物語が好きだから。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.03

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