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芝村裕吏 / ハヤカワ文庫JA (5件のレビュー)
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総合評価:
たんとん
想像以上
全3冊読み終わってからの感想です。 1巻目はゲーム内の話。今回は現実世の話とゲーム内の話ですが、時間軸的にゲーム内は1巻から大分経っているような・・・ 今回の主人公は日本国首相、黒野。そして公設秘書は…AI。そう、公設秘書は黒野に恋してます(笑)恋するAIはここにも。 黒野はGENZとも、ワサビとも知り合いです、1巻のその後のGENZの話が出てきますが、会うことはありません。残念。 なぜセルフ・クラフトゲームが日本の運命を握っているのかが判ります。ゲーム内での偶然の産物による生命の進化。時間は現実世界よりも早くに進んでいる。 そして世界は破滅へと向かって行き・・・黒野はセルフ・クラフトへの移住を決意します。 ゲームは異世界へと変化していき、独自の進化を遂げていきます。 セルフ・クラフトゲームでは、軽戦士カトーが眠りから覚め、自分の信念の戦いを始めます。やがて彼は伝説となります。 そして結末は3巻で。 続きを読む
投稿日:2017.04.15
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るこ
SF。ファンタジー。ゲームと政治。 メチャクチャな展開なのは確かだが、もしかすると傑作かも。 こんな未来も全然あり得ると思うし、この程度の技術は早く実現してほしい。
投稿日:2022.12.13
茶山
このレビューはネタバレを含みます
「1」にくらべて文体がこなれていて、読みやすくなってました。ナイス! ・あらすじ(ネタバレ) リアルワールドでは、現役の首相であった、GENZ、ワサビのゲーム仲間カトーがこの巻の主役。 GENZがいた頃より大分世代が経ったにもかかわらず、ワールド内の社会構造は、奴隷制が当然のごとく定着している。さらに、カトーの懸念は、GENZのように意識データをセルフ・クラフト内に持ち込んで永遠に生きられるとすれば、権力者の権力の固定化を招き、結果として独裁政治を敷きやすくなるのではないかということ。それはなんだかよろしくない、ということで自らの信じる民主主義の布教活動を行うことにするカトー氏。 ちなみに、独裁者は妙な布を被った男。 一方で、リアル世界では、セルフ・クラフト内に意識データを移せば、もはやリアルは不要という極端な思想が一部(アメリカ)に蔓延。日本からのサイバー攻撃でアメリカ大統領のAI妻が死んだということで、報復のために日本へ核攻撃をするアメリカ。そこから核の報復合戦の連鎖が始まり、全世界全面核戦争へと発展。リアルワールド終焉。 優秀な公設秘書がいれば、セルフクラフト内でもAIに民主主義を広めることができるんじゃないかとカトーは思うのであった。 実際は、半妖マイドンの功績で民主主義が根付くようになる。おしまい。
投稿日:2017.02.04
palebluedot
まさかこんな急展開エンドを迎えるとは…! 凡百のバーチャリアリティゲーム物とは次元が違う。 なろうで小説読んでる暇があったらこっちを読むべし。
投稿日:2016.10.19
mui-mui
政治家が真剣にゲームについて議論してるってのも世も末ですが、終盤のこの展開は予想できなかった。ゲームと政治、関係なさそうだけど、ゲームだって人が集まれば政治が必要になるんだよね。
投稿日:2016.09.26
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