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吉宗鋼紀, 内田弘樹, CARNELIAN / ファミ通文庫 (3件のレビュー)
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総合評価:
金建
同志中尉がこんなに愛おしくなるなんて・・・
海王星作戦に伴う西側勢力との邂逅、リィズとの再会、そして明かされるアイリスディーナの目的と、本作中で最も大激動を迎えるのが第3巻である。 リィズの存在は以降最終巻まで物語を掻き乱し続けるが、その活躍ぶ…りは到底言葉で語り尽くせるものではないので、是非とも読んでもらいたい。 そして、何よりも大激動しているのが我らが同志中尉グレーテル・イェッケルンの立ち位置である。第2巻まではシルヴィア以上にヘイトを集める存在であった同志中尉であるが、本巻以降は彼女なりの苦悩や理想が描かれるようになり、愛おしく思えてくるのである。理想と現実の乖離に気付きながらも、党の言いなりになることでしか理想を実現出来ないと信じ込もうとしていた彼女は、果たしてアイリスディーナやテオドールの敵なのだろうか。彼女が自らの足で一歩を踏み出すとき、テオドールたちとの新たな関係が始まり、物語も大きく進む事になる。 戦闘描写については東独式ドクトリン「光線級吶喊」と西欧式ドクトリン「機動防御」の差が描かれる。 寡兵による浸透戦術と物量にものを言わせたエアランドバトルの相性が良いわけもなく、物量の差は経済力の差を誇示して貧者の心を苛み、敵のまっただ中に浸透すれば砲撃を阻害し、ますます対立を深めていくことになる。 互いに足を引っ張り合う連合軍が、激戦の中で結束していく様子もまた見所である。続きを読む
投稿日:2016.06.20
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かりおん
死んだはずの妹の襲来. 妹は秘密警察の手先になってしまったのか? 疑心渦巻く中,中隊に国連軍共同作戦への参加の命令が下る. カティア ↓好き テオドール ↓好き アイリスフィール みたいな連鎖が出…来ましたね. 今回の作戦で更に東ドイツ最強の666中隊の名が売れたわけで 更に政治的に利用しようという輩が増えそうな予感.続きを読む
投稿日:2013.05.09
I.C.E.9
このレビューはネタバレを含みます
補充衛士として部隊に現れたのは死んだと思われていたテオドールの妹だった、喜びを覚えたのも束の間、スパイとして彼女に疑いの目を向けざるを得ない状況に立ち向かうテオドールだが、不安な状況を抱えたまま東西共同の大作戦が動きだす。 人間関係、ストーリーに大きな影響を与えるだろう新キャラリィズの登場により部隊も賑やかに。 クライマックスの戦闘シーンの展開も熱かった。
投稿日:2012.07.31
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