【感想】自由を着る

光野桃 / KADOKAWA
(1件のレビュー)

総合評価:

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  • 安定の自意識過剰

    Frauで連載していた頃からだから30年くらいこの人の書いたものを読んできたけれど、当初から肩に力の入った構えた姿勢はいっそ「これこそがこの人のスタイル」と言いたくなるくらい全く変わらない。40歳を前にして頭と気分を慣らしていく、だの若くない女の顔を作る、だの言っていたのが、今度は60歳。

    全編通して「力が抜けた」「軽くなった」とちりばめられているけれど、私にはむしろその意識してる様が力が入った重いありように見えて仕方がない。だって私、○○を気にしなくなって、とか○○をやめて、とか、考えたことすらないんだもの。

    30年前に「そんなこと気にする?」と思ったようなことに、相も変わらずこだわり続け、そこから解放されたという形でねちっこく意識し続けている。本人も自覚してるみたいだけど自意識過剰だって。
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    投稿日:2019.03.03

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