【感想】「P≠NP」問題 現代数学の超難問

野崎昭弘 / ブルーバックス
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.1
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  • 入門書+α

    あまり過大な期待を抱かずに読みましょう。ブルーバックスのリーマン予想についての作品が高レベルだったので、こちらの本にも期待しましたが、詳細な中身に踏み込む前に終わってしまった感を受けます。ただチューリング機械に関する踏み込んだ記述は初めて読んだので感嘆しました。
    学問的な雰囲気は味わえたので星5つ。
    ちなみに僕はP=NPの方を信じたいなあ…。
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    投稿日:2015.10.27

ブクログレビュー

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  • おぬま

    おぬま

    長らく積読としていた新書。タイトルから読まなければと思い買った記憶。
    タイトル通り、P≠NP問題を解説してくれる新書で、そのためにコンピュータとは何か、といった前提から入ってくる。私はその構成が読みやすく、入り込みやすいと感じたが、他の人の感想を見ると評判が悪いようだ。
    また、本題に入るあたりも、「急に話題が変わったように感じる」という意見が多い。私は大学でじっくりコンピュータサイエンスを学んでいるからか、何も違和感は感じなかった。逆に大学レベルの学問を一般に伝えるのは難しいのだと感じることができた。

    個人的には復習も兼ねて、非常に理解できたが…
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    投稿日:2022.12.21

  • ヤマスカ

    ヤマスカ

    リーマン予想についてのブルーバックを読んだので、勢いで前から気になっていたP≠NP予想についてwikipediaよりも詳しく、と言う事で。

    計算機の基礎からアルゴリズムを掠って本題へ。
    脇道にそれて各種の蘊蓄を撒くタイプの本は好きだけれど、著者の愚痴とかだとちょっと残念。
    「良くある誤解」部分はもうちょっと評価されても良かったのでは、と言うかそういう部分のウェイトが高いともっと理解が進むのかも知れない。

    しかし、なぜ最新の研究者じゃないのだろう……。
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    投稿日:2018.10.23

  • よはん

    よはん

    PとNPがどういう類の問題なのかがよくわかった。ページ数も少なめなので気楽に読める。ただし、まったく前提知識のない人が読んでも理解できないだろうとは思う。

    投稿日:2018.08.04

  • kemtarou

    kemtarou

    前半が本題とは直接関係のない初歩的知識の説明に費やされ、イライラ感が募る頃、ようやく本題に入るが解説がいきなりぶっ飛んだ内容で理解しにくい。チューリングマシンが登場して具体例で理解させようとする試みはまだるこく、もっと問題の本質での難しさについて紐解く解説が欲しかった。期待感とは裏腹の消化不良を感じさせる後味が残念である。続きを読む

    投稿日:2018.05.11

  • taamori

    taamori

    筆者はあの「ゲーデル・エッシャー・バッハ」の訳者。アキレスと亀の会話などアクロバチックな訳はいまだに語り草でるが、もともとはこうした未解決の数学問題に取り組む人である。本書は啓蒙書として優れているがどこか特定の人を批判する意図が随所にみられて読んでいてちょっと不快にさせる。わかる人にはわかるので堂々と書いて構わないのに、と思う。でも、かねてからの疑問が一つ氷解したので+★。続きを読む

    投稿日:2016.12.11

  • 講談社ブルーバックス

    講談社ブルーバックス

    ある問題が多項式時間(P)で解けるとは、そして非決定性多項式時間(NP)で解けるとはどういうことか。ミレニアム問題「P≠NP」に迫ります。

    投稿日:2015.12.25

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