【感想】ミクとネオ 上

話がどんどん超次元的流れになったけど、何だか許せる！不思議。
後日談も、色々幸せそうでよかったよかった。

上下巻で、全体的にコメディ色高め。
所々あるシリアスがガツンときました。
上巻は、私個人の意見ですがかなり気持ち悪く感じました。
下巻は独特の雰囲気におされ、思わず涙してしまいました。

かなり酷評が…あるみたいです。が、私はとても良い作品だと感じました。
好みが分かれるようなものなんでしょうね。
ドロドロ重たいのは無理！でもちょっとシリアスも見たいなぁという人にオススメします。

この著者の作品はこれしか読んだことないから言えるのかもしれません。続きを読む

上巻はあまり入り込めなかったけど、下巻のオチのシーンからずんずん入ってきた。
もうちょっとネオがミクにひかれる様子を丹念に描いてほしかった。
阿仁谷さんらしい登場人物達は好き

衝撃の結末にやられました。ちょっと感動してうるっとしたんですが、結局は「オチ」なんですよね～そうきたか。
ネオとバンビの「涅槃へようこそ」という挨拶の意味が、ここにきてやっとわかりました。
下巻はミス…テリアスな謎が次々に種明かしされて、シリアス部分がかなり多くなっています。画面もいっそう暗く、過去と現在、あの世とこの世の思いが渾然一体となっていて、迫力あります。
かなり切ないです。でも、切ない中にも明るい真実もあったりして。大どんでん返しっていうんですよね、こういうの。

一転した後、また一転、という見せ方に、まんまとのせられてしまいました。
子供とか事故とか扱ったかなりベタな話なのに、その見せ方が平凡じゃないところが阿仁谷流なんですよね。お涙頂戴にしないで、もっと新しい感覚で描いているかんじ。
来世も俗世も一緒くたなところが新鮮でよかったです。

そんなあふれ出るブラックコメディの才能が、後日談でも発揮されています。ミクとネオの話は本当にここから先がまだまだあるのね～と妄想爆発。欲まみれな二人は一生成仏できそうにないです。
ドレッドやめて、ほんまもんの893みたいになったバンビがステキ…実玖がとてもかわいい。温度差に爆笑しました！続きを読む

お久しぶりなユイジさんBL。
やはり良い^^

良いハピエンでした。色々突っ込みどころはあるのに、完全に良いハピエンでした。そこがすごい。

しかし、ユイジさんの描くオカマちゃんが大好きすぎて。今回の…は見た目アレだが、どこまでも正しい。オカマちゃんなのに男気を感じます。
最後の坊主にぐはっとなりました。あれは反則やで…続きを読む