【感想】アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方

マイケル・アブラショフ, 吉越浩一郎 / 知的生きかた文庫
(40件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
10
13
10
4
0

ブクログレビュー

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  • midoridensya

    midoridensya

    部下が自ら考え積極的に動くことで最強のチームができる。そのためには、部下をよく知り、事情を踏まえ、尊敬し、そのうえでワシントン・ポストのトップに載っても記載される意思決定をし、組織の最重要課題に照らして意味のない(時に有害な)規則は臆せずに変え、成果をあげつつ楽しみを取り入れて、部下がチームに誇りを抱けるようにするべきであるとのこと。少しだけ著者の自慢が鼻につき気味なのと、再現性があるのかどうかわからない手法が自信満々に紹介されていたため、星3つ。続きを読む

    投稿日:2024.02.12

  • 斉藤哲也

    斉藤哲也

    これから部下を持つ人より、既に部下を持った経験がある人にとって、より響く内容。
    組織のマネージャーたる者、どうあるべきかが具体的な実践例やエピソードと共に語られていて、人材育成につまづいた経験がある方なら、大いに頷ける内容ばかりだと思う。
    軍隊のマネジメント本は前にも読んで驚いたが、こちらの本もステレオタイプの先入観をぶち壊してくれる良書。判断の一つひとつが部下や自身の命に関わる現場のマネジメントは、かつての日本軍のような硬直した組織とは真逆である。

    エピソード集なので、考え方を整理してまとめている訳ではないが、誰が、いつ、何をやるか(あるいはやらないか)、その心得が満載。

    ケン・ブランチャードの一分間マネージャシリーズが好きな方にはピッタリです。
    続きを読む

    投稿日:2023.04.08

  • 東洋軒

    東洋軒

    いわゆる、エピソードを交えながら経験を語る「持論」本。ある意味、自伝を切り取ったものである。自慢気な語り口調は、やや鼻につくが、なるほどと思う部分も多い。再読の際には、ゴシック体の部分を読んでいけば充分であるが、たぶんその必要はないであろう。続きを読む

    投稿日:2022.09.18

  • 亞綺羅

    亞綺羅

    借りたもの。
    軍艦という閉鎖された空間――閉鎖された“組織”の究極形とも言える――から見る、組織運営の自己啓発本。
    閉塞感から来る無気力や諦念を払しょくする方法……というより、そういった組織を変えるためにトップはどの様に風穴を開けてゆくべきか、心構えや方法論を説き、実際に艦内での変化と合わせて書いている。物語、読み物としても面白い。続きを読む

    投稿日:2022.02.25

  • ぷらちな

    ぷらちな

    感想
    情景がリアル。後書きにもあるがリーダーの基本が
    しっかり詰まっています。
    そして、リーダーの背負うリスクや臨場感が
    海軍だからこそ?伝わってくる。
    リーダーになったらまた読みたい。

    評価
    ポイントはわかりやすくまとめてある。
    時代に左右されない姿勢のようなものが書かれている。
    特殊な環境や、業界やレベルに合わせた
    マネジメント、組織づくりまではいかないかもしれないが、
    要諦は理解できると。


    ◆部下を引き出す工夫
     ・君が艦長だ(全員がリーダー)
     ・部下の方がよく知っていると言う(信頼と権限)
     ・アイディアを褒める(改善・創造の重視)
     ・部下の成長と幸せを願う

    ◆仕事を任せる(指示)
     ・目標を明確にし、時間と設備を与え、適切な訓練を受けたか確認して、指示を出す

    ◆意思決定の唯一基準
     ・明日の朝刊で記事になって、誇りに思うか、恥じるかどうか
     ・自分の意思に反しても、議論で負ける、決定されたことで有れば、もっとも成果を上げる行動を考えて実行する

    ◆深くチームを理解する
     ・部下の能力を把握してアイデアに耳を傾けて実装させる
     ・マネジメント自身の批評を公にさせる
     ・派閥や覇権争いをさせない、チームの成功に唯一のチャンスがあるとする。負け組は居ない
     ・悪い知らせをよくするには、事前に信頼関係を作っておくこと
     ・できるチームに仕事が回るのは、優れていること、責任があることだと、認め感謝する

    ◆上下関係の壁を壊す
     ・トップは自ら現場の声を拾いにいくことで、リアルな課題が見える
     ・自分が正しいと思うことを、何を差し置いても判断して実行する姿を見せる

    ◆失敗しない人は挑戦しない人
    ・自発性を持たせるのは、責任の状態(権限委譲)

    ◆上司に従いたくない時には、間に合わなくなるまで部下は仕事をしない

    ◆いつものやり方をすてる
    ・日頃から自分たちの本分を忘れてはならない
    ・部下がどれだけ成果を出せるかは、上司の準備に掛かってる
    ・改革にはしつこさと根回しが必要
    ・自分のために働くとは、自分の会社を案内できること
    ・成果を上げるためには、どれだけ部下を信頼するか
    ・他人の成功は素直に認めて、誰かを蹴落とすのではなく全員を引き上げる術を考える

    ◆頭を使って遊べる人
    ・人を否定するのではない、場に問いを投げて全員を当事者にする

    ◆最強のチームワーク
    ・あなたなら、私が何を考えて感じているかわかるだろう。(後は任せた)と言えるチーム
    ・指導者の真価は、自分が去ってから1年後である。(仕組みをもたらす)
    ・新しくすることは、嫉妬や敵意の多くをもたらすことを理解すること。

    ◆あとがき
    3つのポイント
    ・オープンでフェアな職場の環境
    ・一人一人が責任をもち、常識力、分析力、判断力を駆使する(日本では情意:義理人情浪花節を信じてしまう)
    ・万全の準備として、体力、能力、意欲を備える
    続きを読む

    投稿日:2020.10.11

  • 亮



    元アメリカ海軍大佐。機能不全に陥っていた軍艦ベンフォルドの艦長として、同艦を海軍No.1と呼ばれるまでに大変革を成す。
    と、まぁ素晴らしい経歴をお持ちの著者によって記された一冊であるが。
    頷ける内容であることは間違い無いのだが、この手の本はどうも穿った見方をしてしまうのは自分だけだろうか。
    いや、どれも企業に置き換えても実践できる素晴らしい方法だとは思う。が、とは言えさ...と素直に咀嚼できないのは何故だろう。
    続きを読む

    投稿日:2020.09.28

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