【感想】習近平の闘い 中国共産党の転換期

富坂聰 / 角川新書
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
0
2
1
0
0
  • 中国は変わっているみたい

    経済危機が叫ばれている中国で、習近平氏の政治によって、どうやら中国が変わっているらしいことが理解できます。今後の中国の行方に、益々興味がもてそうです。

    投稿日:2015.11.27

ブクログレビュー

"powered by"

  • lacuo

    lacuo

    図書館で借りた。

    中国共産党は転換期を迎えている。
    中国でビジネスする場合、官僚の賄賂はあたりまえの慣習として行われてきた。
    それが今、変わるかもしれない。

    習近平はそれを中国の左傾化によって食い止めた。
    習近平は左傾化の象徴である毛沢東と改革開放の象徴である鄧小平を使い分けながら、まず大衆の支持を取り付けたこと。
    毛沢東が好んだ、官僚主義との闘いを演出し、ポピュリズムを通して大衆動員を行った。

    何年か前、オレは、習近平とニアミスした。
    その日は朝から、やたらと白バイにパトカーが街中に溢れていて、「ナニ、コレ?」って思ってたら、すぐ近くまで習近平が視察で来てたという・・・・。
    住民は誰も知らされていないのだが、異常なまでの厳戒態勢だった。
    オレがいる場所から、わずか半径400mくらいの位置に、習金平が滞在していた。
    続きを読む

    投稿日:2015.11.03

  • ruitanEx

    ruitanEx

    自国で推し進める反腐敗キャンペーンの裏に見え隠れする、習近平の考えを考察してる。

    周永康、令計画、徐才厚3人の捕り物劇は、どうしても中国の内情に明るくないので内容や前後関係が難しかった。
    官僚の腐敗にメスを入れると同時に、格差や国内環境問題などへの対処を平行して行っていくことの難しさがよく描かれていた。

    中央集権的で一党独裁なので上が決めればすぐ変わる、反日は政権へのガス抜き、といった単純な構造ではないんだというのを知れた。
    人民が党に対して自省を促す、統制を受けてるマスコミが出来る範囲の汚職を見つけることで使命感を燃やす、と言うのは考えたことのない見方だった。
    続きを読む

    投稿日:2015.10.17

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。