情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記

堀栄三 / 文春文庫
(68件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
27
30
5
1
0
  • 読み応えがあり、一気読みしました

    敵を知り己を知れば百戦殆うからずではなく、敵を見ず己を見ず、見たくなければ潰す。夢想ではね。最終章の、キューバ危機はニコンFM2で撮影のくだりは(^^;)

    投稿日:2021.10.10

ブクログレビュー

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  • まこ

    まこ

    相当面白い。自明と思っていた考え方を揺さぶられる。
    本書は、二次大戦中、日本陸軍の大本営で情報部に勤務し、戦後自衛隊の情報室長も務めた著者による、日本の弱い情報戦略に関する歴史ノンフィクションといえる。話の中心は、情報戦略の観点でなぜ日本が米国に敗戦したかの歴史的分析であるが、それだけではなく、情報を収集し審査する考え方、情報の活用法とその具体例、また歴史的分析に紐付く具体的な戦中のエピソードなど、単なる学問的な本とは一線を画す面白い話が読める。国防にせよ企業の知的財産権にせよ、自分の思う以上に情報をめぐる激しい戦いが行われている可能性が高い、と危機感を持たされる本であった。自分が著者と同じ立場にいたとしたら、どう情報を集め考えるか、一緒になって考えることもできる。また、戦争物を読まない人にとっては、どこかで聞いたこともあるかもしれないいろんな日本軍人のエピソードも聞けて、少しずつ顔が見えてくるのも面白い。続きを読む

    投稿日:2021.09.11

  • よーへい

    よーへい

    太平洋戦中は大本営情報参謀として米軍の作戦を次々と予測的中させて「マッカーサー参謀」の異名をとり、戦後は自衛隊情報室長を務めたプロが、その稀有な体験を回顧し、情報に疎い日本の組織の“構造的欠陥”を告発する。続きを読む

    投稿日:2021.05.07

  • matsunokaori

    matsunokaori

    名著中の名著。先人のや遺言として何度も噛み締めたい。

    クラウゼビィッツの制高点を飛行機という文明の技術で作ろうと米国は考えたとのこと。高いとは、どういうことか?物理的、精神的など意味を拡張できる。サイバー空間での高いとは?自分からは見えて、相手から見えない状態を作り出す。
    エビデンス、数字に基づく作戦立案の重要性。
    明確な戦略を描く。敵国に勝つ、一番になるだけでなく、その先の状態を明確に設定する。
    戦略の失敗は、戦術や戦闘では取り返せない。
    補給の重要性、システムとして、完全な最前線を構築する。
    相手の立場に立って、作戦立案する。
    技術や物量に、精神や人員の消耗で対抗しようとするのは、今も昔も変わらない。
    最新の技術革新に対して、臆病なのも変わらない。

    日本では、アメリカの側から見た書籍が多くないが、参考に読んでみたいと思う。日本では戦前、戦中の知識の断絶がある。さらには、中国に対峙する昨今、経済戦争や先端技術戦争はすでに始まっている。日本を盾にアメリカが戦おうとする冷徹な視点は、民間でも認識しておく必要があるだろう。
    続きを読む

    投稿日:2021.05.01

  • bentalaw

    bentalaw

    このレビューはネタバレを含みます

    大本営参謀及び自衛官として情報任務に従事した著者が、エピソードを交え、情報を軽視し続けた日本の問題点、情報収集・分析の心構えを説く。
    二線・三線の交差を求める(他の情報と関連があるか検証する)、数字的実証と現場の重要性(期待や感情による影響を可及的に排除する。そのために、作戦と情報を分離する。)、断片的で細かな情報を丹念に収集・整理・分析することの重要性(このような努力から「砂金」が見つかることがある。)といった示唆は民間においても役立つものと思われる。
    また、著者が駐在防衛官としてドイツに赴任する際の大島浩元武官からのアドバイス(信用を得る、相手の名前を覚え名前で呼ぶ、背筋を伸ばし堂々とする、パーティーでの挨拶と入念な準備)は外国企業と接する上でも妥当すると感じた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.01.11

  • asita-asatte-siasatte

    asita-asatte-siasatte

    日本軍の情報参謀では有名な人。
    こういうタイプの情報参謀があまり居なかったのです。
    特務機関はたくさんあってそれなりに活躍はしていたのですが、公開情報を分析したり予測したりするインテリジェンスオフィサーのような方です。続きを読む

    投稿日:2020.11.29

  • daijiokane

    daijiokane

    旧日本軍は最大の組織

    戦略 戦術 戦場

    経営方針

    職場や営業の活動

    マーケット

    戦場の考察はマーケティングリサーチ

    日本軍の暗号の非能率ぶり

    投稿日:2020.11.21

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