【感想】ロマンスの演じかた

砂原糖子, 麻々原絵里依 / 幻冬舎ルチル文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • 白薔薇お七

    白薔薇お七

    このレビューはネタバレを含みます

    旧作の再文庫化。
    いろいろ加筆修正されているようだけど、イマイチ設定に乗れず。
    幼馴染みものは大好物ですが、安アパートの隣人同士にしたいんだったら、今ならせめて大学生にしないと。
    間違ったとはいえ、高校生がアルコール飲んで酔った勢いで……にもちょっと。
    美形の守銭奴で別れさせ屋設定の受も、現時点では何のために金に細かいのか、守銭奴になる必然性がまったく感じられないし。
    で、肝心の受にまったく可愛げがないのも、読んでて辛い。
    たぶん冒頭の小学生エピソードで攻に惚れて、密かに攻への恋心を募らせてるんだろうけど(そして部屋に男を連れ込んでる、と見せかけて連れ込んでない)、それにしてももうちょっと見える形でデレようよ、読者まったく面白くないから!て云いたくなってしまうのでした。

    これから面白くなりますように。



    そして読み終わり。
    こんなに素直じゃなくてなかなかデレてくれない面倒くさい受のこと、攻ぐらいしか寄り添えないんじゃないかなーと思った。
    両思いになってめでたしめでたし。
    ただ書き下ろしの受視線の後日談でちらり見せるデレが破壊的な可愛さなので、そこに攻がやられたんだなーとも思った。
    この初々しさは高校生カップルならではと思うので、大学生設定じゃなくてよかった。
    しかし受、もうちょっとなんとかならなかったんだろうか。そこが残念。

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    投稿日:2015.11.24

  • komopy

    komopy

    2003年にアイスノベルズから発行された作品を、加筆修正&書き下ろし付きで文庫化。初読みです。
    男らしいけど鈍い敷と超ツンデレの有佐との、高校生同士幼馴染みラブでした。

    一人でアパート暮らしをする敷の隣にわざわざ引っ越してきて、別れさせ屋のような仕事で小金稼ぎをして、幼馴染みの怒りを買うようなマネをする有佐です。
    有佐の恋心はとてもわかりにくかったですね~
    敷は裏表無くて直情的な性格だから、有佐のやることなすこと真に受けて不機嫌になってしまうけど、多分敷じゃなくても誰でも怒りますよね…
    こういう素直じゃない受、本心が見えにくい受は砂原センセの作品にはありがちですが、その中でも最強ツンデレでした。
    でも、だからこそキスやHの時にだけ見せる素顔にきゅんとさせられました。
    めちゃくちゃうれしそうです…
    …まあ、お子ちゃまの敷にはわからないレベルだろうな…
    あのペアチケット、元カノと行ったらダメですよね。ほんとに敷は鈍いです。

    でも、敷の方もそんなモヤモヤとした怒りの正体がわからないまま有佐を押し倒したりする時、とっても熱くなってて激しい求め方するんですよね~
    それは自覚のない嫉妬、そして独占欲なのよ、と教えてあげたくなりました。
    お節介な気持ちにさせられまくりwww

    回想シーンのかわいい二人に萌えました。イラストもかわいいです。
    書き下ろしは本編より糖分やや多めな仕上がりで、素直じゃない有佐の敷への想いがはっきりと伝わってきて安心しました。
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    投稿日:2015.06.13

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