【感想】読書狂の冒険は終わらない!

三上延, 倉田英之 / 集英社新書
(30件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
3
16
6
0
0
  • 本好きの方には良い本です

    この本は「ビブリア古書堂の事件手帖」の作者の三上延さんと「R.O.D」の作者の倉田英之さんの対談をまとめたものです
    いわゆる読書狂・ビブリオマニアの方が大好きな本について語るのだから
    興味がでないわけがない!!
    (ちなみにビブリオマニアという言葉はR.O.Dで知りました)

    ということで読んでみました

    この本で語られる本のほとんどは知りませんでした笑
    それでも本好きのお二人対話は面白いものでした
    というか良い意味で好き勝手語りすぎですが…

    こういう本を読むとひさびさに古本屋巡りをしたくなりますね
    そんな気分にさせてくれた1冊でした
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    投稿日:2016.09.11

  • マニア同士の会話は、楽しい。そして「本」はおもしろい。

    まえがきにも書いてあるのですが、この本は「王道のブックガイド」ではありません。
    本好き同士が、それぞれに読んできた本や気に入っている本について話し合っているものです。
    なので、話題にあがる本の中には多くの人が見向きもしないような、絶対に売れないような本もあります。
    しかし、それがおもしろい。
    名作やベストセラーなんかは自ずと目に入ってくるので何となく知っているものですが、そういったマニアックな本というものはこのような機会でもないと知ることができません。
    素直に「本の世界って深いなぁ……」と感嘆することしきり。
    またそれらの本について話し合う様が楽しそうで、こちらまで楽しい気持ちになってくる。
    自分が知らない作家や本についての話でも、読んでいて楽しい気持ちになってしまうので、本好き同士の話しというのはスゴいものだなぁと思います。

    電子書籍の書店レビューに書くことではないのかも知れませんが、この本を読んでいると、
    「やっぱり電子書籍じゃなくて、紙の本を買おうかなぁ」
    という気持ちになってきます。
    電子書籍には電子書籍の良さがあって、私はいろいろ思案した挙げ句電子書籍に移行したのですが、お二人の話を聞いているとやはり紙には紙の良さがあって、
    古本には古本の良さがあって、
    そして町の本屋さんには町の本屋さんの良さがあるのだと思わされます。

    この本を読んで、私は自分が気がついていなかった「本のおもしろさ」というものを知りました。
    「本」が好きな人なら、読んで損はない本だと思います。
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    投稿日:2016.03.15

  • 読書好きならこの著書は読んでいて楽しい

    ●この本の良い点
    ・読書家のラノベ作家対談という企画が面白い
    ・著者達の読書経験に触れて、読書欲をさらにかきたてられる

    ●この本の悪い点(人によって悪い点ではないかもしれない)
    ・対談本なので単純な良書紹介のような本ではない
    ・読書体験の話自体に興味がないなら読んでいて退屈かもしれない

    ●総評
    「本を読むこと自体が好きだ」「あの作家さんはどんな本を読んできて、あの作品を書いたんだろう」という気持ちがあるならこの本は面白い。ただ、他人の読書体験に興味がないなら、この本は読んでいて退屈させるかもしれない。それならこの本を買うより自分な好きな本を買ったほうがお得だと思う。
    続きを読む

    投稿日:2017.08.08

ブクログレビュー

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  • mato

    mato

    読書好きな2人の対談。
    本好きの熱量に圧倒されました。

    出だしからスティーブンキングの話だったのが嬉しい。
    私の読書体験のきっかけといってもいいのがスティーブンキング作品なので、とても懐かしい気持ちで読むことができました。

    自分は高校生になってから読書が好きになったので、三上さんと倉田さんの幼少期時代の話も面白かった。
    こんな2人でも挫折本があるんだ!と驚いたり、読む以外にも本には魅力があると気付けたり、本好きだったら読んでほしい。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.31

  • dai-4

    dai-4

    作家以前に読書家であるお二人の対談。かなりマニアックな部分も多いけど、やっぱり本についての語り合い、面白いす。ただ相槌を打つだけにはなりそうだけど、自分も居合わせたいと思える。幸せな時間だろうな、ってのがひしひしと伝わってくる良書。続きを読む

    投稿日:2022.07.04

  • おしろ

    おしろ

    よくある「本好きならこれを読め」「ミステリー入門!」というような本ではなく、本が好きな二人が好きな作家、作品について延々と語り合う本。
    題材にされる本は知らない物が殆どだったが、お二人が「あーあれ面白いよね」「実はあの作家ね」とどんどん話しが膨らませていくのでとても興味をそそられる。

    「飲み屋で隣席の男二人が話していて、聞き耳立てたら結構面白かった」
    あとがきにこう書かれていたが、隣席でこんなに面白い話が繰り広げられていて、それを聞ける状況が羨ましすぎる。
    ぜひ第二段もやってほしい。
    続きを読む

    投稿日:2020.12.05

  • 大吉堂

    大吉堂

    ビブリオマニアのふたりによる本談義。ブックガイドというよりも好きな人が楽しく話しているのを、へえなるほど、うんうんわかると端で聞いている感じ。
    でも書誌情報はもう少し欲しかった。
    またこのふたりなのに、ラノベの話がほとんどなかったのも残念。続きを読む

    投稿日:2020.03.22

  • いりあ

    いりあ

    「ビブリア古書堂の事件手帖」の三上延氏と「R.O.D」の倉田英之氏による対談。本好きの本好きによる本好きのための対談です。本書をブックガイドとして紹介している場合もありますが、読んでいる人に一切お構いなしに好きな事を話しているだけです。これを読んで、この本を読んでみたいと共感する人は立派な読書狂だと思います。しかし、この企画面白いので、どこかのホールで実際にお客さんを入れてやってくれないかな。あと、これだけ取り上げてるんだから、本書の帯にも「キング絶賛」って入れましょうよ。続きを読む

    投稿日:2019.06.29

  • nyonboo48

    nyonboo48

    『ビブリア』の三上さんの舞台裏での姿が見れて興味深い。古典SF、モダンホラー小説、乱歩、横溝など、未読の読みたい本がたくさん。本好きの対談は面白いなあ。倉田さんの本も読んだことがないので今度読んでみたい。続きを読む

    投稿日:2019.01.13

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