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堀田純司 / 角川oneテーマ21 (8件のレビュー)
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総合評価:
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reinou
このレビューはネタバレを含みます
大人が「大人として振る舞ってる」と思えない今。そして、その「大人」とは、公に帰属意識のある人?のよう。また、クリエーターの懸命な努力の結果すら、無名・匿名の人間にこきおろされる、すなわち、物語は綺麗ごとで収まらないから物語足りうるにも関わらず、ある種の綺麗事が現実を侵食?。自己承認欲求が充足しない社会だからこそ人はそれを求める。このような枠組みを提示する本書。宮城理子、咲坂莉緒ら現代を切り取ってきたクリエーターとの対談から今を活写する。なお、時代感は当時のベストセラーで看取、とは首肯。
投稿日:2017.01.23
ドラソル
主に音楽・漫画などのサブカルチャーの世界でメジャーを目指す人たちのインタビュー集。 歌詞の引用が多いのはさておき、単に「いまどきの若者」とくくれない彼らの個性や価値観が知れたのは良かった。
投稿日:2016.01.23
みちこ
現代の若者の価値観の理解ができる本という印象。一言でまとめると、「気持ちを鼓舞させるような強いメッセージではなく、等身大をありのまま受け入れる価値観が現代の若者に受け入れられている」。また、タイトルから期待するような「メジャーを生みだす」ための具体的な手法には触れられていない。メジャーを生み出してきたクリエイターたちの心構えや大切にしてきた思いなどを知ることはできる。
投稿日:2015.05.07
nogu-t
漫画家やバンドマン、いまクリエイターとして活動している人たちへのインタビュー集。どんなことを考えて作ってる、という話にはフォーカス。タイトルからいまメジャーがどんな風に可能か?メジャーであることとは?…といった話を期待してただけに、そこは肩すかし感があったけど、話の中身は面白かった。続きを読む
投稿日:2015.02.08
bitters
2014年12月初版 堀田純司 著 == 時代を象徴するクリエイターたちと「メジャーであること」「メジャーコンテンツ」「今の若者にウケるということ」について重ねられた対談集。 「世界を改革するより、…自分たちは長生きしよう」 「ひねくれようもないくらい満たされている今の若者」 「第一に、自分たちを肯定してくれるもの。その次に攻撃できる相手を、いまの若者たちは探している」 社会を覆う共通の夢や敵がいなくなり、壁によって相対的に立ちあらわれていた「アイデンティティ」を形成しづらい世の中で、どうやって「ジブン」も描くのか。物語を描くクリエイターたちが日々の生みの苦しみから出た言葉は生々しくてとってもよかったです。続きを読む
投稿日:2015.01.26
あよはた
著者の堀田さんからいただきました。 タイトルにもある『メジャー』を、いま生み出してる生み出そうとしている人たちへのインタビューをベースに、現代と一昔前(それこそバブル時代や戦前など)との感覚の違いを…明確にしていく一冊です。 インタビュイーの話がメインのときもあれば、そのインタビュイーの一言をベースに事象を広げて丁寧に解説していき、ひさびさに新書を読んだのですが、こんな中身の濃い新書はいままでで何度もない感じに感じました。 個人的には「承認欲求」と「正解のない時代」というテーマなのかなと感じました。続きを読む
投稿日:2015.01.22
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