【感想】悪夢の商店街

木下半太 / 幻冬舎文庫
(57件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
5
18
21
5
0
  • 欺し欺され

    木下作品お得意の終わりの予想がつかないドタバタサスペンスコメディ!
    謎の男「魔法使い」とその男の狙いを中心に物語は進みます。
    いつものごとく一気読みですが、設定に若干無理があるような気がするのは私だけ
    まあ、堅いことは考えずにとにかく楽しみましょう!
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    投稿日:2017.02.17

ブクログレビュー

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  • じゅう

    じゅう

    「木下半太」の悪夢シリーズ第六弾『悪夢の商店街』を読みました。

    『悪夢のドライブ』、『奈落のエレベーター』、『悪夢のギャンブルマンション』に続き「木下半太」作品です。

    -----story-------------
    美人結婚詐欺師の「世良公子」が凄腕詐欺師に命じられたのは、さびれた商店街の豆腐屋の息子と結婚すること。
    詐欺師は億単位の金しか狙わない。
    ということは、こんな街に大金が隠されている!?
    「公子」は大金を横取りしようとするが、味方は五歳の甥「象」だけ。
    そこに、ヤクザ「石嶺」と女子高生ペテン師「桜」が参戦し、果てしない騙し合いが繰り広げられる。
    痛快サスペンス。
    -----------------------

    『悪夢のドライブ』と同じで大阪が舞台なんだなぁ… と思って、読み進んでいると、『悪夢のドライブ』に登場したペテン師を目指す少女「桜」と門田組の若頭「石嶺」が再び登場して、大阪下町のキララ九条商店街で騙し合いのドタバタ詐欺勝負を繰り広げます。

    狙われているのは、ベトナム戦争時に米軍が開発した、アジア民族だけが発症する新型インフルエンザのワクチン、、、

    20年前にベトナムでワクチンを入手し、その後、キララ九条商店商店街に暮らす「工藤」、ベトナムで「工藤」に裏切られた「魔術師」、「魔術師」に脅されて詐欺に加担することになった結婚詐欺師の「公子」、そこに「桜」や「石嶺」が絡んで、レベルの高い騙し合い、裏切り合いの連続で、どんどん先が読みたくなり、一気に読める魅力のある作品でした。


    孤児院世良学園で辛い生活を送っていた、少女時代の「麒麟」と「公子」の暗い過去も絡めてあり、これまでの作品に比べ、感情移入しやすいストーリーになっていたと思いますね。


    そして、エンディングでは、

    豆腐屋に隠されていると思われたワクチンが、ある食品(嗜好品?)にカモフラージュされて喫茶店に隠されていたり、

    「工藤」と思われていた人物が別人だったり、

    「公子」の詐欺師としての才能は、遺伝だということがわかったり、

    という意外性があったり、

    「世良学園のばばあ(園長)」や「麒麟」と「象」の親子、「公子」や「カンちゃん」のカップル等がハッピーな状態でエンディングを迎えるのところも良かったですね。
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    投稿日:2022.06.13

  • mar0210

    mar0210

    このレビューはネタバレを含みます

    結婚詐欺師とヤクザと女子高生ペテン師がアジア人だけに感染するインフルエンザウイルスを探す。
    大して分厚くもない文庫本によくこれだけ詰め込んだな。
    タイトルだけ見たらホラーかと思ったのでびっくりはしたが読みやすくて良かった。

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    投稿日:2022.05.12

  • kento2198

    kento2198

    このレビューはネタバレを含みます

    象のキャラが面白いし、そこから母性に目覚める主人公も良い。施設の園長のキャラがよい!!コミカルでもあり、サスペンス要素もあって楽しめると思う。

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    投稿日:2019.08.24

  • ドーナツ

    ドーナツ

    読んでるときは凄く面白い。読み終わると疑問点が残っているような…もう1回読んでみようかな。工藤さんはやりますなー

    投稿日:2019.01.23

  • sarubobo-papa

    sarubobo-papa

    悪夢シリーズ 第6弾

    大阪の下町商店街が極悪詐欺師集団に狙われる。

    プロローグ 一九九〇年一〇月 ベトナム
    第一章 二〇一〇年九月 大阪
    第二章 一九九〇年一二月 大阪
    第三章 二〇一〇年 大阪
    第四章 一九九〇年一〇月 ベトナム
    第五章 二〇一〇年九月 大阪
    エピローグ その1
    エピローグ その2

    武闘派暴力団・門田組組長の孫を結婚詐欺にひっかけ、失敗してとらえられた世良公子は、ドバイに売り飛ばされる前に、凄腕詐欺師・魔法使いことハリーに身柄を渡され、豆腐屋の息子と結婚することを要求される。

    孤児で育った公子には、同じく希凜という姉妹のような存在がいたが、その希凛は薬物中毒更生施設に入れられ、その一人息子・象はハリーに人質にされたため、やむなくミッションに取り掛かる。

    そこへ金の匂いを嗅ぎつけた門田組の若頭・石嶺と、少女ペテン師の桜が、公子に接近し、三つ巴に。

    街の豆腐屋にどんなお宝が隠されているのか?


    いつも通りの痛快な展開。
    終わりはもっとドラマティックを期待しちゃいましたが、シリーズモノだから故の期待か。
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    投稿日:2018.11.17

  • 3つの木の本棚

    3つの木の本棚

    本棚を整理して見つけた文庫本。派手なカバーが目についた。

    なんか悲惨な人々の話が軽妙に始まり、痛快で心温まるエンディングへとぐいぐい突っ走る。

    2017/11/29 読み始める。12/11 読み終わる。

    悪夢の商店街 (幻冬舎文庫)
    ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

    内容と著者は → [more]

    内容 : ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
    美人結婚詐欺師の世良公子が凄腕詐欺師に命じられたのは、さびれた商店街の豆腐屋の息子と結婚すること。
    詐欺師は億単位の金しか狙わない。ということは、こんな街に大金が隠されている!?
    公子は大金を横取りしようとするが、味方は五歳の甥だけ。
    そこに、ヤクザと女子高生ペテン師が参戦し、果てしない騙し合いが繰り広げられる。
    痛快サスペンス。

    著者 : 木下 半太
    1974年大阪府出身。劇団「ニコルソンズ」を主宰し、全公演の脚本・演出も手がける
     
     
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    投稿日:2018.11.11

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