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さいとうちほ, モーリス・ルブラン / 月刊flowers (8件のレビュー)
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総合評価:
みなぞう
4
人の心の数だけ、ルパンがいる。
お孫さんの影響か(?)、日本ではなかなか有名人のルパン。 こちらは、おじいちゃんのほうのルパンのお話です。 続き物ではなく、一話完結のお話が3つ収録されています。 ・プリンセスの結婚(原作では「ル…パンの結婚」) ・伯爵夫人の黒真珠 ・王妃の首飾り どれも原作の中の短編です。 さいとう先生の描くルパンは美しい青年です。青年なので年相応に青いです。 今のところ色っぽさは抑えめな気がします。 調度品やドレス、建物の書き込みはやや硬質ですが細やかで、100年以上前の華やかでひんやりとしたフランスの雰囲気が楽しめます。 アルセーヌ・ルパンのマンガというと、『アバンチュリエ』をご存じの方も多いと思います。 どちらのルパンも素敵です。当然の事ながらそれぞれテイストが違います。演出の妙ですね。 同じ題材でも描く人によってこんなに違うものなのか、漫画家って実は演出家でもあるんだなあということに今更気づきました。続きを読む
投稿日:2014.10.05
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海と青硝子
怪盗ルパンが、さいとうちほ先生によって華麗に登場! 短編集から、ロマンティックな第1話、怪盗の腕前を鮮やかに魅せる第2話、ルパンのルーツと歴史的首飾りが 絡む第3話が選ばれています。
投稿日:2023.01.29
doremi
素敵素敵素敵!! 人魚の姫の次に好きなお話かも。 ”プリンセスの結婚” は、 さいとうちほさんもあとがきで 書いてらっしゃるけど、 本当にロマンチックで奥ゆかしくて、 素晴らしい。 時代設定とかお衣装…とか、 ちょっと解釈とか読む角度を変えただけで、 こんなにもトキメクものかと。続きを読む
投稿日:2015.10.06
うらこ
このレビューはネタバレを含みます
ルパンは読んだことがないので、こういうものなのかって想いながら読みました。 最初の「プリンセスの結婚」って、勝手に吹聴した結婚する噂で外堀から埋めていくあたり、どうかと思いましたけど、不美人のアンジェリックがとってもいい人だったんで、救われました。だから、ルパンも彼女のその後を追って寄付したんでしょうね。 「伯爵夫人の黒真珠」は、老婦人の唯一の財産である黒真珠を盗もうとしたら、先を越されて真珠はないし、殺人はされてるしって状況でしたけど、結果はどうであれ、唯一の財産を奪うってのはどうかってのが気になっちゃいました。 最後の「王妃の首飾り」が一番好きな話で、謎解きにやってきた青年=犯人なわけですけど、それが分かると、自分で自分のしていた謎を解いただけなんで、すごくもなんともないかなぁ。ただ、あのトリックを少年時代に思いついたのはすごいと思いますけど。
投稿日:2014.12.02
なごみまくり
ルパン好きとしては読んでみなくてはと思いつつ、初電子書籍で読みました。 だいぶルパンが若い感じでイケメンさんですね。想いきり少女マンガ全開でちょっとイメージと違いますが面白かったです。オタクなアンジェ…リックの気持ちはすごい分かるw続きを読む
投稿日:2014.09.21
mieron
華やかでロマンティックなルパンもの。さいとうちほの描く世界は麗しいです。 「不美人」のアンジェリック。外見はたしかに不美人なんだけど、流されるままではない姿はカッコいい。
投稿日:2014.08.05
【静】
ルパンって義賊のイメージが有ったけど、実際原作ではどうなんだろ?「第1話:プリンセスの結婚」ではアンジェリックが聡明な人だったからいいものの、一歩間違ったら酷く傷つけるような手口だし、「第2話:伯爵夫…人の黒真珠」では、破産して決して裕福ではない老婦人のたった一つの財産を狙うし、殺人を犯さないというだけで、ちょっとなぁ~。でも「第3話:王妃の首飾り」は納得かも。やっぱりルパンはカッコイイし、次のカリオストロにわくわくだー!続きを読む
投稿日:2014.04.23
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