【感想】乙女の絵画案内

和田彩花 / PHP新書
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
4
7
1
0
0
  • 真っ当に真っすぐな絵画の入門書。

    「女性アイドルによる、女性アイコンを巡る、魅惑的な旅の書。」
    帯のコピーが最高に良いと思うんです。絵にもアイドルにも興味ない女が、書店で見かけて気になって、電子書籍になっているのを思わすポチるぐらい。

    想像よりずっと、真っ当に真っすぐな絵画の入門書。現役アイドルで、趣味は美術館巡りで、大学で美術史を専攻で、という二重三重の色眼鏡が却って、絵画の解釈的に正しく思える不思議。ほら、光の3原色も上手い具合で重なると、色を失う訳ですし。

    ルブランだから描けるアントワネットの美しさとか、黒田清輝の『湖畔』を「この絵の舞台は、京都のようにだれが見ても日本とわかる場所ではいけなかった」とか。現代の女性アイコンによる、クレヴァーで柔らかな感性に一時、浸れます。
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    投稿日:2014.07.15

ブクログレビュー

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  • ドラソル

    ドラソル

    元アンジェルムの和田彩花が語る美術について。

    自信になぞらえてか、乙女が出てくる絵を紹介してるが、普通に美術史として勉強になった。

    投稿日:2019.07.08

  • 橘

    面白かったです。
    著者のことはあまり存じ上げないのですが、絵画についてわかりやすく、でも熱量高く語っていて素敵です。
    「かわいい」という視点で絵画を見ることはなかったのですが、こういう見方でいいんだ!と思えました。
    載っている絵画も有名なものばかりで、好きなものも多く、眼福です。
    著者は美術史を学ばれているそうで、もっと彼女の文章を読んでみたくなりました。
    今年は美術館もたくさん行きたいです。
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    投稿日:2019.04.22

  • bagel

    bagel

    中学生の時に初めてこの本を読んだ。 絵ってどう楽しんだら良いか分からなかったけど、こんな風に自由にストーリーを想像して楽しんでもいいんだ!と美術鑑賞が一気に好きになった。 絵画とあやちょの魅力が詰まった本。今でも時々読み返しています。続きを読む

    投稿日:2019.02.12

  • うまばく

    うまばく

     本っ当に遠慮なく、絵から勝手な妄想を繰り広げていて「こうやって絵は楽しんでいいんだ!」とわからせてもらった。この画家に私を描いてもらったら・・・ウフフ・・・とかすごい楽しんでいる。それでいてかなり鋭い。
     一番すげーなーと思ったのは、パリという街に印象派の猛者が集ったように、日本もアニメとアイドルで「ここ!」という地になればいい、という意見。そこを結びつけるかー!と衝撃だった。
    続きを読む

    投稿日:2015.01.02

  • masabochi

    masabochi

    タイトルが気になって手に取った一冊である。
    実のところ著者は、スマイレージの1人であった。全然知らなくて恐縮であるが、内容は極めて面白く読みやすくできている内容である。
    著者は、アイドルでありながら、美術を学んでいるということで、本書の内容は、着眼点もしっかりしていて、感心してしまう。
    美術を知らない。興味はあるがよくわからない。そういった人が美術に対してわかりやすく解説しているのが本書である。
    続きを読む

    投稿日:2014.07.27

  • hori201407

    hori201407

    私にとっての「絵画入門」となった。
    一人の女の子の目線から「かわいい」「きれい」「好き」が伝わってくるのがとてもよい。未知の世界を知る手始めの本には、知識よりも感動があったほうがやっぱりいい。書いている本人の和田さんには、きっとオタクと言えるような知識の量があるのだと思うけど、それを主張しすぎずに、「この絵はこんなイメージ」→「よくみるとここがすごい」→「実はこの絵は…」という流れで初心者の心をつかんでくれた。
    また絵画とは関係なく、「勉強して知識が増えていくことが楽しい」といえる、その気持ちを嫌味なく伝えられる、和田さんがとても素敵。赤毛のアンみたいな。読んでいて気持ちよかったです。
    20140719
    続きを読む

    投稿日:2014.07.20

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