【感想】炎 流れる彼方

船戸与一 / 集英社文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

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  • 北米(合衆国)を舞台とした船戸氏には珍しい小説。一味違って面白い。

    20年以上前に読んだ本の再読。船戸氏の作品で北米を舞台にした物は少ないと思うが、『炎流れる彼方』は合衆国・カナダが舞台で、しかも前半はボクシングが話題、いきなり紛争地帯で始まらないところも珍しい。この意味では、他の作品と背景そのものを異にしている。それでも、最後は船戸ワールドらしく大部分が死んでしまうが、かってダイナマイト・クイーンと異名をとった女性活動家ヘレンが育てた子供達に希望が残される。ランディー・バトラー(旧黒人解放戦線の闘士)の過去・現在から未来に向かう橋を掛けろという言葉が印象的。今年亡くなった船戸氏に合掌!続きを読む

    投稿日:2015.08.14

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