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グロービス, 星野優 / PHP研究所 (20件のレビュー)
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kkc06173
とっつき易い。NPVの出し方から、EとDの違いを噛み砕いて説明。 最後には、CFOの役割まで繋げて書いている。
投稿日:2019.12.01
narumi
会社の価値は「どれだけのCashを生むか」×「期待する利率」、で決まる。 同じ内容の研修を受けた時はまったく頭に入ってこなかった内容が、この本を読んだら理解できた。語りかけるような文章で頭にも入ってき…やすかった。 続きを読む
投稿日:2018.10.03
a0019447
ファイナンスの基礎について、だいじなことがまとめられた良著。 グロービスの講義を、活かして、よく質問される本質的なQ&Aについても記載されていてよい。 〈メモ〉 流動資産から買い掛け金を除いたワーキン…グキャピタルはリターンを生んでいないとファイナンスでは考える。 一方で固定資産はリターンを生んでいると考える。それがないとリースしなければいけないため。一方で機会損失や買い掛け金支払いのためなどにも一程度のワーキングキャピタルは必要。 業種によって戦略的にワーキングキャピタルを蓄えておくべきか、在庫なので最小化すべきなのかは異なる。 ワーキングキャピタルは流動資産から流動負債を引いて求める CFOの役割は投資家に資金の使い方を説明し、経営陣に資金源やコストを説明するという架け橋の説明が非常にわかりやすかった。続きを読む
投稿日:2016.02.14
のりゆきisg
ファイナンスとは、企業の現在価値を把握するための考え方、現在価値をもっとも高めるための財務管理の理論である、ということらしい。実務的にはCFO(財務最高責任者)のもとで経理担当が頭を使うのだろう。この…本はファイナンスの入り口として、あるいはファイナンス理論の抽象化のために読むのがよさそう。続きを読む
投稿日:2015.09.09
ponmako
ファイナンスの教科書代わり。かなりわかりやすく書かれているので、WACCとか企業価値とかそのあたりの基礎知識を知るにはよい本。
投稿日:2015.07.12
nishitomo0810
ファイナンス基礎を振り返るために久々に読書。 さすがにクラスほどの学びを思い起こすことはできなかったが、それでもファイナンスってこんなこと学んだなぁ、ということは星野さんの分かりやすい解説で網羅的に振…り返られる。 【書いてあること】 「キャッシュの重要性」「DCF、NPV、IRR」「WC」「IR」「残存価値」「Debt、Equity比率」 【書いてないこと】 「WACC、CAPM」の詳細な記述 ※以下、健忘録 ・何にでも値段をつけて、相互比較できるようにするのがファイナンス。 ・価格は自分なりのロジックで、「これからどれだけキャッシュを生むか」で決める。 ・キャッシュは嘘をつかない。会計方法の選択肢・変更に影響を受けることなく客観的な評価が下せる。 ・同じ額のキャッシュが生まれても、「いつの時点での」キャッシュかによってその算定価値も変わってくる。事業からキャッシュが生み出されるのが遠い未来ならば大きく割引き、近い将来であれば小さく割引く。これを合計したものが「事業の現在価値」になる。 ・定価や簿価ではだめか?定価は仕入れ値にマージンがついているから、もうちょっと安くしたくなるというのが普通。簿価は20年前に購入した土地をその値段で売られるのはどうか?を考えたら、やっぱりちょっと割に合わないと思うのではないか? ・NPV(正味現在価値)とは、PVから初期費用(投資額)を差し引いたもの。 ・将来のキャッシュは必ず割り引く。割引率は「リスクの大きさ」で決まる。 ・「リスクの大きさ(期待収益率)」は、「お金を預けているために、そのお金を動かせない不自由さ(リスクフリーレート)」と「もらえるリターンのぶれやすさ(マーケットリスクプレミアム)」を足し合わせたもの。 ・ハードルレート=リスクフリーレート+マーケットリスクプレミアム+不確実性プレミアム(特定企業に仕入れ原料を依存している、属人的な仕事、新手のネットビジネスetc.) ・マーケットリスクプレミアムの設定は、まず業界平均を参考にする。 ・NPV=0の割引率がIRR。つまり、PV-投資額=0のときのPVの割引き率のこと。 ・投資には2種類ある。 Debt:銀行や債券市場から借りる。決められた期間・利子をつけて返済の義務がある。Equityよりも優先で元本支払いの義務がある。 Equity:機関・個人投資家、ファンドから借りる。返済の義務はないが、配当や株の売却で売却益(キャピタルゲイン)を得ることで儲ける。 ・投資家が納得するハードルレートで計算した事業価値も、時と共に変化する可能性が高い。なので、キャッシュフロー計算は、「予測可能期間」+「それ以降の価値(残存価値)」で計算することになる。 ・残存価値の計算 1.そのまま続けると仮定したときのキャッシュフローを算出 2.事業継続を前提に、それを売却したときの金額(これは将来のその時点で分かることであり、事業を売却する側が価値を計算するので、現時点では読めない) 3.清算すると仮定した時、すべてを売却したときの金額 ※Cの方が、現実をシビアにみた考え方で、価値算定は低めになる。 ・WCとは、流動資産から買掛金を引いたもの。流動資産は資金が資産に姿を変えたものの、利益にまだ結びついていないためリターンを生んでいないと言える。では、現預金(やすぐに換金できる有価証券)は極力少ない方が良いのか?、というとそうでもない。現預金が少なすぎると、現金なら20%割引の設備が購入できるという突発的な機会を逃したり、急激な経済状況の悪化に対応できずに倒産する危機に瀕することもあり得るため。つまり、WCは、会社運営のために大切な「スタンバイ要因」で適切に管理される必要がある。 ・デットとエクイティの比率 ①キャッシュフローの安定性(安定ならデットのが良い) ②金額の大きさ ③事業のライフサイクルの想定のしにくさ ④収益のブレ度合い などを見極めて、どちらから投資を受けるかを検討するのが財務担当者の重要な仕事。 ・経営者からみたデットのメリデメ →エクイティコストに比べたら、コストが低い。 →金利や元本の支払タイミングが決まっている。 ・株主からみたデットのメリデメ →同じ利益レベルならば、発行株式が少ない方が、一株当たりの利益が高くなる。 →資金繰りによる(金利や元本支払いに追われる)倒産リスクが高まる。 ・より少ないエクイティでより大きな事業展開をすることが「レバレッジが効いている=一株当たりの利益率が高くなる」ということ。 ・格付けが高ければ良い経営をしているわけではない。単に、債務を返済する能力がどのくらいあるか、で評価されているので、WCになる現預金がたくさんあると高く評価される傾向にある。 ・ROE,ROA ROXはReturn Onのことで、「Xからみた利益率」(リターン/X) Eはエクイティで、ROEの言いたいことは、この株を買ってくれれば、この程度の利益が出るよ!ということを表している。つまり、新株発行の時に注目される値。また、ROEはエクイティ比率を下げれば、利益が下がっていても高いROEを上げることが可能なので、デットの値の変化にも着目する必要がある。 Aはアセットで、ROAの言いたいことは、調達してきた資金で買った資産でこの程度の利益を上げてますよ!ということを表している。 ・会社はだれのものか?「リスクを負担したすべての人のもの」 会社更生法の低順では、①従業員への給与支払い、②商業債務であるサプライヤーへの支払、③債権者への金利支払い/元本返済、④株主への資産配分と株主が一番のリスクを負担している。続きを読む
投稿日:2015.06.18
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