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あかほりさとる, 天野由貴 / 講談社 (4件のレビュー)
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donguri3
演出過剰に思えた一般人アピール甚だしい薄ら寒いインタビュアーのノリも最後まで読むと合点がいく。 結局のところ、クラスにいる40人の中の35人へ向けてメッセージを放つことが、あかほりさとるがあかほりさと…るである所以なんだろう。 業界に詳しいインタビュアーや、インタビュアーを排して自らが理論的に書けばもっとできの良いものができるだろう。 でもそれは40人いるクラスの5人しか読まない代物でしかない。 売れなければ、いい作品じゃない。 そーゆーこと言っていいのはファンや評論家だけであって、仮にもエンタメ業界の人間を標榜するのならばそんな言葉は絶対に口にしてはならない。 それでもいい作品しか書きたくないというのならば文学畑にでもいけばいい。 ここまで言い切ってしまうプロフェッショナル、あかほりさとるにとって、そんな自己満足の本はありえないだろう。 一般人という通訳を介することで、たとえそれが新書であっても、いや新書だからこそ、クラスの35人に向けて、一般人に向けて発信しつづける。 だからといって業界がきらいなわけじゃない。業界を愛するが故に業界の外の人間に向かって発信しつづける。 新規開拓せずに内輪に向かって書き続けた結果、衰退していった純文学業界のようにしないためにも。続きを読む
投稿日:2011.03.15
bax
[ 内容 ] お金が好きだ。 お金に惑わされるのはもっと好きだ。 ライトノベルを生み出し、メディアミックスを仕掛け、累計二二〇〇万部を軽々と突破。 まさに「成金」となった男・あかほりさとる。 その栄光…と転落の軌跡。 そしてここに初めて明かされる、「売れるためのノウハウ」「売れ続けるための秘術秘技」「本当は教えたくない執筆テクニック」のすべて。 [ 目次 ] 第1章 「赤堀悟」から「あかほりさとる」へ―メディアミックスを作り上げた男 第2章 オタク成金 第3章 売れる作家になるために―あかほりさとるの作家論 第4章 生き残りたければ成金になれ―あかほりさとるが見るオタク業界の今後 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]続きを読む
投稿日:2010.06.05
くろしろう
初期のラノベでお世話になったあかほり氏の本。なまなましさが楽しそう。半分くらいは、結果的にですが、新しい取組み(メディアミックス)に挑んだ結果、大金をつかんだって話です。ただ、その過程でいろんな気付き…があったってところはいくらか参考になります。後、後半の作家としての姿勢については、結構納得しました。特に、「ラノベ」の本当の位置づけを踏まえると最近は随分様変わりしていること、それから結局いろんなひと(特に編集者)に支えられていることをしっかり認識・意識するべきことは、わかっていると思いがちだけど実際の行動につなげられるかどうか、怪しいな、なんて自己分析するのに足しになりました。続きを読む
投稿日:2009.11.09
みんちゅ
作家がオタク成金として生き延びるにはアイデアだけではなく読者の心を掴む登場人物としっかり練られたストーリーが大切なのだそうだ。 それがなければ、どんなヒット作を産み出そうが、すぐに飽きられてしまうのだ…。一般にオタクと呼ばれている人達の心を掴む秘訣を心得ている著者の話が面白かった。続きを読む
投稿日:2009.06.20
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