【感想】スクール人魚 1

吉富昭仁 / チャンピオンRED
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
1
6
2
0
0
  • グロくないがエグい

    深夜の学校で人魚を呼び出し、その肉を食べると恋が叶うという伝説。都市伝説なんかでありそうな話ですが、その人魚というのがスク水を着た女の子の姿(表紙がまさにそれ)をしています。
    それを女の子たちがバットやバールでぶん殴って包丁で肉を削いで食べるというホラーですが、そこまでグロい描写は無いし、端正な絵柄のおかげもあってスプラッタが苦手な僕でも大丈夫でした。
    人魚の正体についてはここには書きませんが、なかなかショッキングな設定です。なんというスパイラル。
    一番怖いのは、謀略をめぐらして友達同士で傷つけ合う、「狩る側」の女の子たちなんですが…。
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    投稿日:2014.01.30

  • 不思議な内容で面白い

    新感覚のホラーですかね。
    スクール水着好きな人はとりあえず買っておいてください。
    内容的には、舞台となる学校は同じなのですが、
    主人公が毎回変わる短編集のような感じです。
    一話ずつ完結してて、読みやすいです。
    ただ、「人魚の肉を食べる」というストーリー展開は毎回同じなので、
    後半はちょっと飽きてくるかな。
    2巻目以降は新展開を期待します。
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    投稿日:2014.02.01

ブクログレビュー

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  • 杉浦印字

    杉浦印字

    設定こそ変化球だけどきっちり能力を限定してその範囲内で意外な解決に導く正統派。Jホラー調の演出も楽しい(楽しい?)。

    投稿日:2016.06.19

  • 『黒犬』の優樹

    『黒犬』の優樹

    怖いです、リアルに
    理性でなく、感情から純然たる恐怖が湧き上がってくるホラー漫画を久しぶりに読みました
    残酷なシーンが苦手な人や、人を好きになる行為は清廉で美しい、と信じきれている人は読まない方が懸命。私も、その手の耐性はまぁまぁ身に付けているつもりだったが、これを読んで、ただの「つもり」だったのを自覚した。気持ち悪くはならなかったが、ブルリと指先が大きく震えて、危うく、コミックスを落としかけた
    ただ、この『スクール人魚』はある意味っつーか、一面だけは、恋愛の真理に密接しているなぁ、と思った
    人間が持ち得る欲望の中で一番に、暴走した時に面倒なのは、好きってヤツなのかも
    両想いを実現させるためなら、手段を選ばなくなるのか、選べなくなるのか、いずれにしても狂気に押し負かされた恋愛感情は、理性なんて瞬く間に瓦解させる
    薄皮剥いだ向こう側にある、綺麗も汚いも超越したエゴが、この漫画には詰まってた
    しっかし、2巻、ビビらずに読めるかな
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    投稿日:2013.06.06

  • gohangaumai

    gohangaumai

    初見はだいぶ前のチャンピオン誌上でした。
    スクール水着の女の子がいっぱい学校の壁にめり込んでいるという衝撃的な絵に魅了されたのですが、タイトルも作者名も忘れてしまい、単行本がないかずっと探していました
    まさか6年間も単行本化されなかったとは思いませんでした。
    続きを読む

    投稿日:2013.05.27

  • Waxasu

    Waxasu

    都市伝説を巡るホラーだが、絵柄とスク水要素が、グロさを中和しているような印象であった。
    人魚の正体についても、次巻以降引きたれられることを期待する。

    投稿日:2013.05.10

  • まんさう

    まんさう

    このレビューはネタバレを含みます

    深夜の学校を泳ぎまわる、スクール水着姿の「人魚」の肉を食べると恋が叶うという都市伝説。
    それが記された手帳を手に入れた少女達のホラー・オムニバス。

    あっさりとした絵柄のせいか、思っていたよりグロくもエロくも怖くもない。
    人魚よりもむしろ、他人を蹴落とし自分の欲望を叶えんとする歪んだ少女達の方が恐ろしい。

    読み進めるほどに新たな設定や謎が明かされていき、マンネリになりそうな絵と話をうまく締めている。

    個人的には、アラサー女子のスク水姿を見れたので満足。
    妙齢の女性が着るスク水の良さを語りたいのを我慢しつつ、次巻に期待。

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    投稿日:2013.05.04

  • どっこいしょ

    どっこいしょ

     吉富先生新刊ということで購入。スク水とホラーが合わさったらどうなるか。この不思議な取り合わせは意外と合ってるんじゃないかと思いました。

     少女の欲望を叶える命。基本は2話完結型でそれぞれの回で少女が叶えたい恋に向かってスクール水着を着た女性の幽霊を殺していくというある種狂気に似たストーリーでした。ホラーとエロスは隣り合わせですがスクール水着を全面で主張してくるのはなんだかシュールリアリズムを連想させました。また人間はいざとなったらなりふり構わず我を通す生き物であるのが随所随所で出ます。1~3話のように純粋なホラーもいいですが、4・5話のようなそれもアリなのかと思わせてくれるオチがこれから増えていくと面白くなりそうです。

     人魚の謎。1話毎追加されていく人魚の設定は少しばかりサスペンス要素も入っています。なぜこの学校でこのような現象が起きるのか、人魚になったあとの自我は、第8話で見せた攻撃性などまだまだ隠された設定は数多くあります。少女たちの間で受け継がれていくノートがさらに人魚を生むこのシステムは最終的にどうなるか気になりますね。

     この作品ではホラーの終わりとして夜明けで描かれますが、その夜明けはホラーよろしく後味悪いものも多いです。しかし、これからもっと人魚に関わる少女たちが描かれると思うと楽しみでしょうがないです。あと吉富先生のロリ体型はケツとふとももが良いよね!
    続きを読む

    投稿日:2013.04.25

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