【感想】パパのいうことを聞きなさい!7

松智洋, なかじまゆか / 集英社スーパーダッシュ文庫
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
4
4
3
0
0
  • 慌ただしかったあの頃…

    今回は1巻で語れなかったそれぞれの苦労や心情などが描かれたショートストーリーの短編集となってます。ポイントは、いつもと違った視点から見られること。そして、物語自体はほぼ進まないので、人によっては微妙かもしれません。感想としては、少し物足りない感じがしましたが、良かったと思います続きを読む

    投稿日:2014.07.26

  • 多少疑問の残る短篇集

    私も過去の話を補足する短編とは知りませんでした
    話としては十分なクオリティーで懐かしさを感じつつ
    楽しめましたが、確かにそれほど重要な補足はなかったように
    思います。一巻から読み直しているだけのような感覚がありました。

    それでも安定期に入った6巻までの現在より波乱に満ちた
    初期の話はやっぱり面白く、ジーンと来る内容で
    この物語のキモはやはり6畳のアパートで暮らしていた
    あの時間帯なのだと再認識しました。

    そうは言っても過去話よりその後が読みたいというのが本音ですので
    次巻に期待したいと思います。引き伸ばしと言われかねない
    内容は程々にしたほうが得策かと思います。
    続きを読む

    投稿日:2014.07.26

  • けなげ

    小鳥遊家の少女三人が、親に死に別れて、祐太のアパートで暮らし始めた頃を振り返る、短編集。三人の少女が、とってもけなげです。特に、美羽。自分は子供だけれども、笑うことはできる。葬式のとき泣いている自分をお姉ちゃんは抱きしめて、歯を食いしばっていた。だから、今は自分が泣いてはいけない泣いていいのはお姉ちゃんだ。こんな文を読んで、ほろりとこない人はいないんじゃないでしょうか。毒気のないホームコメディでありながら、読まされてしまうすごさ。作者の才気を感じるシリーズです。続きを読む

    投稿日:2014.07.26

  • 補完回想集

    あとがきの通り、1巻辺りの補完回想集です。6巻の続きを期待すると、半年ほど遡ることになるわけで、少し面食らいます。とはいえ5巻で登場してきたキャラクタの補完もあり、最初読み飛ばしたのかなと思っていた部分が実は端折られていたと分かり、一安心という所もありますので、本編の流れとしても押さえておきたい短編集です。続きを読む

    投稿日:2014.07.26

  • せっかくの短編集なのに・・・

    短編集と知らずに購入した為、6巻の続きが読めると思っていた私は結構ショックでしたそんな人間のレビューとしてお読み下さい短編としてですが一冊丸々一巻時の瀬川・小鳥遊一家のお話であったのは残念です今まで瀬川・小鳥遊一家がずっと御話のメインだった訳ですし、彼らの状況や心境は、そこで十分語れていたんではないかと今回のお話で、あの時こんな事が!とか、そんな事考えてたの!とかそう云う事もなかったと思いますそんな考えな為、一巻をもう一度読まされた様な感覚になりました
    正直短編なら、路上観察の三人組、よし子さん、合唱部のみんなの御話とかが読みたかったです実際とある人が登場した時は、おぉ~、と個人的に盛り上がったので早く続き出るといいな
    続きを読む

    投稿日:2014.07.26

  • 設定に矛盾が・・・

    今回は1巻の話の裏話で読む分には問題無しでした。

    が、設定に矛盾が発生しました。

    それは携帯電話を美羽や空ちゃんが持っていることについてです。2巻の冒頭を読む限りでは池袋に帰ってきてから買ったようにしか思えないのですが、この話では普通に持っている描写が存在し、物語に矛盾が生じています。

    一見たいしたことのない矛盾のようにも思えますが読んでいて違和感ばかり生じてきたので今回の評価は低めに付けさせていただきました。

    内容がすごくいいだけにとても残念です。
    続きを読む

    投稿日:2014.07.26

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  • reinou

    reinou

    このレビューはネタバレを含みます

    時間軸を遡行し、八王子アパート生活編を祐太、空、美羽、ひならの目線で描く短編集。家族になっていこうとする中、狭いアパートだったことがかえって絆を強くし、さらに息がかかるほど近い関わりを経た経験こそが、辛い境遇を乗り越え成長していく糧となりえたことを描いていく。祐太家の多層的な心情が描かれる良い補完集でした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.01.23

  • 中山バスター

    中山バスター

    ドタバタアットホームラノベの第7弾。
    今回は1巻の話を補完する短編集。

    完全に勢いがなくなったかんじがします。
    もともと1巻が高いクオリティで、そこを他の目線で盛り上げようとしたのだと思いますが、笑いなし、感動なしで読んでいて退屈でした。
    1巻のすぐ後にでたのなら美談としてよかったかもしれませんが、このタイミングで出るということはあのころをもう一度という出版社の意図が若干見え隠れしてしまいます。
    もともとストーリーが好きで買い始めた作品なんでこういう風に思ってしまったんで見切りをつけなくてはいけないかもしれませんね。
    続きを読む

    投稿日:2012.05.08

  • omoto20110601

    omoto20110601

    このレビューはネタバレを含みます

    回顧録の短編集でした。一気に読破している私にとっては不要のもの。ところで、老犬「ジュウベエ」の動きは、希望だろうと思います。でも、近い動きをする犬は、いそうだね。日本に一匹くらいは。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2011.06.04

  • min2fly

    min2fly

    2011 5/30読了。WonderGooで購入。
    小鳥遊家の面々がまだ6畳間で4人暮らししていた頃のエピソードを、家族それぞれの視点で描いた短編集。
    やっぱこの頃の話の方が、6畳1間で思春期真っ盛りの小中学生少女を含む4人が暮らすことの無理さ加減とか、貧窮っぷりの激しさとか、『パパのいうことを~』1巻の印象強さがあるよなあ、と思う一方で、こんな生活絶対にすぐに破綻しそう感もありありと出ていて、2巻で池袋に戻ることになるのは当然といえば当然ともあらためて思ったり。
    今の自分よりもずっと少ない収入で家族3人養うことになったら、とか考えるとその不可能っぷりにたじろぐもの。
    続きを読む

    投稿日:2011.05.30

  • かとり〜ぬ

    かとり〜ぬ

    今巻は時系列を少し前に戻して、小鳥遊家三姉妹が八王子の六畳一間で生活していた頃を、それぞれの視点で描いた回顧録的な短編集となっています。

    それゆえか、北原栞の出番はナシです(^^;

    投稿日:2011.05.26

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