【感想】カラット探偵事務所の事件簿 2

乾くるみ / PHP文芸文庫
(54件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
3
11
29
4
0
  • 謎解きの面白さは1巻に軍配

    「謎解き」専門のため、閑古鳥が鳴き続ける探偵事務所「カラット探偵事務所」を舞台とした第2弾です。
    正直、各話の謎解きレベルとしては、1巻の方が好きでした。
    特に最初の2話が「え、そのオチなの?」といった感触だったため、序盤でちょっとテンションが落ちたのも事実。
    でも途中から「日常系ならこれもありだな~」と感想が方向転換しました。
    そして、なによりラスト二行でまた「え、えええええっ!?」と。
    (1巻のラストがすこーんと綺麗に決まっていたので、正直2巻が刊行されたこと自体に驚いたわけですが。)
    最後のオチだけに限って言えば、驚愕具合は1巻を越えました。
    とにもかくにも、主役二人に幸あれ、です。
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    投稿日:2014.04.06

ブクログレビュー

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  • リトル

    リトル

    1よりは2の方が分かりやすい事件が多くて良かった。
    キャラとか会話とかは好きじゃないけど、ついつい気になって読んでしまう。

    投稿日:2024.03.16

  • keki

    keki

    読みたい時にさっと読める作品でした。古谷さんと井上さんの微妙な関係性も最後の2行に現れているのでしょうか?読解力が不足してて申し訳ありません!何やらカラットの3も何処かで見たような!二人の関係性も気になるので見かけたら購入しておこう。続きを読む

    投稿日:2024.01.13

  • ネコライフ

    ネコライフ

    このレビューはネタバレを含みます

    今回も安定の細かさでした。

    最終話の、File 12「つきまとう男」について、第一巻の内容踏まえて、ネタバレします。

    容疑者2人に尾行に関して…
    ・p.297の井上の視点で ”黄色のパーカーを着た男が、青いドレスの女性と二人で外に出てきた"
    ・p.309・p.310の古谷の視点で "カレンともう一人のホステスが…" "…一緒にエレベーターで下まで降りた"

    …ん?ホステスの数合わないじゃん、と気づき、読み返してしまった。こういうところがトリックになるのは、よくあることなので、今回は平凡なのかな~、と思っていたら、エピローグでニヤついてしまいました。「そっちね!」という感じでした。

    ・p.323の "謎を突きつけて、それが解けない間は依頼人と探偵と言う関係性で(追加料金なく)繋がっていられる" は、p.282でカレンが井上不在のときに、事務所に訪ねて来て "居心地が良い" "ときどきお邪魔したい" というのは、古谷狙いだったのかと納得
    ・p.324の "他にも小さな目的…(中略)…古谷の携帯番号およびメールアドレスを知ること" は、p.293・p.294で、古谷が携帯を持っていないことに対して、"呆然と見つめる" "失望の表情を隠そうとしない" 等、やけに大袈裟な表現するな、と思っていたら、そういうことだったのね、と納得

    そして、井上(笑)のついた嘘と心理
    p.282でカレンが井上不在の時に訪ねてきたことに対して、"しかも俺がいない間に" "胸中の苛立ち" と嫉妬心を持ち、p.324で「古谷が妻子持ち」と嘘をついて復讐、トドメを刺している(笑)

    p.324・p.325
    「そもそも古谷が悪いのだ。たとえ男の側にその気がないのが明らかだったとしても、独身の男女をあんな狭い部屋で二人きりにさせて、もし間違いがあったらどうする気だったんだ」
    →これは、井上をカレンの部屋に先に行かせたことのように見えるけど、実は、カラット探偵事務所の古谷と井上のことなのか。第一巻を読んだ人なら分かる(笑)

    「あのときは嘘だったけど、今では嘘じゃなくなってるからね」
    →えっ、その後、古谷は妻子持ちになる!?相手は井上?今後の展開が気になる!第三巻も読みます!!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.12.15

  • あまぐも

    あまぐも

    +++
    “あなたの頭を悩ます謎を、カラッと解決いたします”―閑古鳥の啼く「謎解き専門」の探偵事務所に持ち込まれた七つの事件を、探偵・古谷が鮮やかに解決!密室状態の事務所から盗まれたあるものを見つけ出す「昇降機の密室」、駐車場の追突事件の真相を暴く「車は急に…」、急死した父親が残した秘伝のたれのレシピを探す「一子相伝の味」など、ミステリの名手による連作短篇集。待望のシリーズ第二弾
    +++

    地元の名士を親に持つ、高校の同級生・古谷が始めたカラット探偵事務所の唯一の社員の「俺」(井上)が、名探偵の助手の役目のひとつとして、扱った数少ない事件の詳細を、小説の形にして(古谷しか見ないが)書き留めたもの、という趣向である。相変わらずほとんど暇で、時間をつぶすのが苦痛なほどなのだが、たまたま舞い込んだ依頼は、ちょっと変わったものが多い。謎解き専門の探偵事務所、と謳っているので当然と言えば当然なのだが。古谷の着眼点や、解き明かしていく経緯は、充分愉しめるし、一話完結なので、どこから読んでも差しさわりはないのだが、ラストの一行まで愉しむには、やはり一冊目から読まなければならないだろう。次は、既成事実として物語が始まるのか、それとも、そこに辿り着くまでの経緯が明かされるのか、愉しみなシリーズである。
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    投稿日:2021.01.03

  • no_identify

    no_identify

    このレビューはネタバレを含みます

    読んでからかなりたってから書いているので、一言だけ。最後のそれだけでまぁこの巻は意味があった、ということじゃないだろうか。

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    投稿日:2017.12.07

  • shihoshi417

    shihoshi417

    最後の最後で「ふひゃ~!!!」って一人でにまにましてしまった。。。
    続きは書かないのだろうか??
    それまでの流れが見たい。。。

    投稿日:2016.05.17

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