【感想】42.195kmの科学 マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」

NHKスペシャル取材班 / 角川oneテーマ21
(32件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
2
9
16
0
2
  • トップランナーのボディすごい

    走るのに役立つかなーと思って購入したけれど、内容は主に世界のトップランナーの肉体すごーいって話。
    面白かったけど求めてるものとはちょっと違ったかな。
    高地トレーニングについての話とかもあったけど一般人は高地トレーニングしないし。
    純粋にスポーツ科学とか好きな人には良い本だと思います。

    世界一の市民ランナー目指す人に是非。
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    投稿日:2013.12.19

ブクログレビュー

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  • Kumi Takubo

    Kumi Takubo

    2013年に発行された本。それから既に10年が経っているので、その内容は古くはなっているがまだまだマラソンに関しての科学的研究は終わることはない。出版当時の世界記録は2時間3分台だったが、今は2時間0分台になり、約3分短縮されている。本書では、ある教授が2025年までに2時間を切るのではないかと予測している。
    2022年9月25日のベルリンマラソンでキプチョゲ選手が2時間1分9秒を出している。そして、2023年10月シカゴマラソンでケニアのケルビン・キプタム選手が2時間35秒の世界新記録を出した。
    こうしてみると、その予測は当たりそうな感じである。しかし、キプタム選手は残念ながら交通事故で亡くなってしまった。
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    投稿日:2024.04.03

  • アブたび

    アブたび

     久しぶりに読みました。ランニングレベル的には、中級者以上、マラソン競技の科学的なアプローチを知る読みものとしても面白いです。

     今までわかっていたつもりだったことも、レベルの向上とともに、体験的に理解できました。専門書以外で、フルマラソンを科学的に分析してくれる本は少ないので、新書でわかりやすく読めます。副題の「つま先着地vsかかと着地」は、あくまでランニングエコノミーの一部なので、そこを見誤ると細部の技術論に陥ってしまいますので、注意が必要ですね。

     いわゆるランニングハウトゥー本ではないので、東アフリカ選手の強さの秘訣から、自分のレベルに合わせた、最大酸素摂取量、乳酸性作業閾値、ランニングエコノミーを高めるかを考える必要があります。

     走り方のヒントを掴むことと、世界レベルのマラソン観戦も、楽しくなる一冊です。
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    投稿日:2024.02.18

  • たるしん

    たるしん

    つま先着地が速い理由やアフリカ勢が強い理由は分かった。けど、結局、調べたデータを日本人にどう当てはめて、こうしていくべきというのがないのが残念。

    つま先のほうがいい。
    しかし、日本人は慣れてないから怪我しやすい。
    アフリカ人は子供の頃から裸足で生活してるからつま先着地になれてる。
    だから、つま先着地をしても大丈夫。
    って書いてあるだけ。

    血液採取や心肺機能を色々調べたのに、調べた結果が書いてあるだけで、結局この本のテーマは何やったんやろうか。

    調査してることは興味深いけど、本の内容とタイトルが一致してないから、ズバッとこなかったかな。
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    投稿日:2022.09.02

  • 臥煙

    臥煙

    つま先着地かかかと着地か。ほかマラソンに関する科学的な視点からの研究成果。人類はマラソン2時間超えを達成できるか?

    非公式記録では2時間超えを達成。本書の予測2030年頃より速く公式にも達成されるか

    ケニア、エチオピアなど東アフリカのランナーがマラソン界の上位を独占する今日。その秘密に迫る内容。

    市民ランナーとしては、ランニングエコノミー、身体の部分も大事だが、無駄のないフォーム等はまだまだ改善余地がありそう。

    少し古い本だが、役に立ちます。
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    投稿日:2021.09.13

  • lisainu

    lisainu

    このレビューはネタバレを含みます

    NHKスペシャルの取材を、ベースにマラソン世界記録保持者の身体的特徴を科学的に分析するとともに、彼らの育った環境なども含め、多角的に考察した本。
    1km3分弱のスピードで42km走り続けられるようなトップランナーは、そもそも一般人とは体の造りが違うとは思っていたが、最大摂取酸素量が大きいとか乳酸がたまりにくい傾向にあるらしい。
    とはいえ、マラソンの身体的な過酷さは半端なく、完走後に血尿が出ることも。世界記録保持者たちが、心理面、体の調子を含め"すべてがパーフェクトでなければ勝てない"と言うのも頷ける。

    スポーツの記録は技術の進歩もあってどんどん進化していると思っていたが、マラソンにおける東アフリカ勢の強さは、幼少期から高地で素足で歩き回らなければならないような環境ゆえに、体も作られ、その貧困から抜け出すために必死で練習するといった背景もあるとのこと。
    やはり、スポーツも経済的な要素が強く絡んでいるからこその進化であることに、ちょっと複雑な気持ちになった。

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    投稿日:2021.08.09

  • 道標

    道標

    2012年時点での最速選手を取材したマラソンの新書。
    市民ランナーとして読んだ場合、速い理由が「遺伝」だけじゃあ納得できんわな。かといって、今更環境どうこうを変えることもできやしない。その行き着いた先が、「つま先着地」優位…になるんだろうか。
    「2025年には二時間きりが現れる」。非公式とは言え、2019年夏、キプチョゲが達成。さて、壁の意識が取り除かれるのだろうか。
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    投稿日:2019.10.20

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