【感想】数学物語

矢野健太郎 / 角川ソフィア文庫
(38件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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1
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  • 中学生くらいの人が読むと良さそう?

    数学に関しての歴史を語りながら、数学についての解説が書かれてある本。
    歴史的に見て、どのように数学が発見されてきたかの解説は非常に面白い。
    インドで発見された数字が、アラビア数字と言われているのは何故か?とか、有名なピタゴラスの定理とはとか。
    著名な人がどのように数学を研究、発見してきたかが語られる所は読み物として単純に面白い。
    その延長で、それぞれの解説が書かれてある。
    なぜ、人は数学が嫌いになるのか?という所を、歴史と実際の解説、問題などで優しく解説しているので中学生くらいの子供がいれば読ませると良いのではないか?というのが読んだ上での感想である。
    実際、漢字で書けばよいようなものがひらがな表記になっている点から見ても、そのように感じる。
    大人が読んでも歴史的な部分は楽しいし、数学が苦手な子供が居る場合は、一粒で2度美味しい感じがする本です。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.04

  • 数学が苦手な人でも楽しめます

    数式が苦手だという方でも、引き込まれること間違いないです。

    投稿日:2013.11.29

  • 数学のはじまり

    どのようにして「数学」というものが発展してきたか、
    楽しく読む事ができます。

    投稿日:2013.09.26

  • 歴史

    数学の歴史も長いもので、メソポタミアから始まって、ギリシャで成熟し、アラビアが東方数学と西方数学を結合し、そこから西欧に逆輸入され、一種の伝説とも思える西欧の近代化と近代アカデミーの輝きが生まれたわけですが、その時代時代に運命に導かれた天才が様々な不遇や、困難に向かい合いながら仕事を成し遂げたという点では、一般の歴史と同じなんだなあと感じました。丁寧な筆致で描かれており、子供にも読めます。子供時代に出合う本というのは本当に大事です。灯台は明かりを灯して、船を導くためにあります。それは、船乗りとは違って目立たない仕事ですが、非常に重大な意味を持っています。私たち市民は真に教育を受け、受けさせる権利があるのだ、と、思ってみたりもします。良書です。続きを読む

    投稿日:2017.09.10

ブクログレビュー

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  • ポテトフライ・カーリー

    ポテトフライ・カーリー

    なぜか実家にあった謎の古びた本
    誰も興味なさそうなタイトルなのになぜ?

    初版はなんと1961年。
    歴史を感じます。

    数学とはいうものの、とてもわかりやすく書かれているのと、ページ数もそんなにないので、苦手な人でも読みやすいと思う。

    「負の数字×負の数字=正の数」の解説もあるが、あれをわかりやすく説明するのは、男女間の友情くらい永遠の課題なのかもしれない。

    あと、アラビア数字がインド発祥ってのは目からウロコだった。
    世の中間違いだらけだわ。

    全体的に中学1年くらいかな?
    あれ?球の体積とか表面積っていつ習うんだっけか?

    有意義な読書タイムをありがとうございました
    この読後感を噛み締めつつ

    最近、中学入試の図形問題を解くYouTubeにハマってるんだが、三角関数とか三平方とか使わず、小学生の範囲で問題を解くってのが面白いのよね。
    解説動画で補助線引かれた時のあの感動がたまらない。
    続きを読む

    投稿日:2023.04.12

  • D-Rinn

    D-Rinn

    このレビューはネタバレを含みます

    数学への愛とその愛情を少しでも共有したいという優しさがあふれる作品でした。

    各世代の大数学者たちの逸話が散りばめなれて、ほっこりする。アルキメデスのエウレーカはヘロン王の王冠の鑑定方法を熟考していたのかとか、ニュートンのネコ偏愛大天才が子ネコのために新しい通り道を作ってあげようとするとかは愛情は人を盲目にさせるねとか。人間味を感じてしまう。

    各用語の丁寧な解説がありがたい。メジャーな定理の証明は懐かしさを感じながら頭の体操といった感じ。数学アレルギーを緩和させてくれる処方箋ですね。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.12.19

  • ふえるわかめ

    ふえるわかめ

    古代から始まって、ケーニヒスベルクの橋の問題まで。
    口あたりのやさしい内容、文体だった。
    負の数の計算、例えば、負の数同士の掛け算などはもう少し納得のいくものが欲しかった。

    投稿日:2022.12.05

  • Norio Sasada

    Norio Sasada

     図書館で予約している本が切れたので、だいぶ以前にダウンロードしていた電子書籍のコンテンツを読むことにしました。
     矢野健太郎氏と言えば高名な数学者ですが、私の中では「高校参考書の著者」としての印象が強いですね。お世話になったのは、もう40年以上前になりますが。
     本書は、その矢野教授による数学の初心者を対象にした軽い読み物です。1936年に書かれた著作とのことで、今読むとかなり「時代」を感じるところもありますね。
    続きを読む

    投稿日:2021.09.07

  • あ

    殆どが偉人による中学高校で習う数学的発見についてエピソードを交えて述べられているが、最後の一筆書きの項は初耳で面白かった。

    投稿日:2021.03.24

  • adyuyukoko99

    adyuyukoko99

    当たり前に数を数えたり人間はできるけれども、果たして動物は数を数えられるのだろうか。
    そんないつも気にしないようなネタが詰まっている本です。
    薄いのでサラッと読めますが、読み終わった後の満足感はたっぷり味わえます。続きを読む

    投稿日:2020.12.17

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