【感想】ザ・ゴール2

エリヤフ・ゴールドラット, 稲垣公夫, 三本木亮 / ダイヤモンド社
(146件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
42
55
34
5
0
  • 空想してから寝てください。

    「ザ・ゴール」から10年後のユニコ社。
    そこには多角事業グループの統括する副社長のアレックスがいた。
    ところが、会社の業績不振を理由に事業グループの売却を通告されてしまう。
    しかし、傘下の事業グループ会社には、10年前に一緒に戦った戦友ともいえるべき部下たちがいた。
    前作は「思考プロセス」を生産管理に実践したが、今回は彼らと共にマーケティングへと応用することで話が展開していく。

    前作は400ページを超えるボリュームだったが、今作は200ページちょっと、ボリュームダウン。展開も早く、すらっと読めるが、途中本作の「思考プロセス」であるさまざまなツリー構造を用いながら、問題を論理的に解析していくあたりは、じっくり読むべきである。
    巻末に、ストーリー中に出てきた「思考プロセス」の説明があり、親切である。
    また、ストーリー最後に出てくる3つの必要条件、日本の会社もかくありたいものです。

    さて、次は同じエリヤフ・ゴールドラット氏の著書「クリティカルチェーン」を読みます。
    続きを読む

    投稿日:2014.05.22

ブクログレビュー

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  • sota

    sota

    ー これまでの話をまとめてみましょう。『現在から将来にわたって、お金を儲ける』、『現在から将来にわたって、従業員に対して安心で満足できる環境を与える』、『現在から将来にわたって、市場を満足させる』。この三つについては、みなさん異論はなかったと思います。『現在から将来にわたって、お金を儲ける』は企業を所有する側の考え方です。二番目の『現在から将来にわたって、従業員に対して安心で満足できる環境を与える 』は 従業員を代表する組合側の考え方です。三つ目の『現在から将来にわたって、市場を満足させる』ですが、これは最近の経営手法で特に強く唱えられていることです。我々企業の経営者は、この三つすべてを実現しなければいけません ー

    UDE (Undesirable Effects)を解消するツリーが重要なんだけど、究極的には因果関係を徹底的に考察して、それを解消する思考のプロセスをしっかり考えようね、って話。

    これを本気で必死でやるかどうかが重要なんだろうなぁ。
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    投稿日:2023.03.31

  • pinkfish

    pinkfish

    TOC 制約条件理論 を用いる問題解決の話。
    今回は思考プロセスがテーマ。取締役の昼と夜の顔が違うことが面白い。

    投稿日:2022.11.16

  • takkuwa

    takkuwa

    このレビューはネタバレを含みます

    UDEと現状問題構造ツリー、「従業員が自分の仕事に満足していなかったり、自分の会社を誇りに思うことができなければ、会社が損失を出すのは時間の問題」、利益確保と従業員満足と市場満足

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.05.22

  • kfznhmst

    kfznhmst

    ザゴールの続編。ザゴールでは制約理論がテーマだったが、2は「思考プロセス」という、より一般的なものがテーマ。

    より一般的ということで、会社経営だけでなく家庭の問題に取り組む場面なども登場するのだが、いまいち作り話っぽくて腹落ちしない。

    出来としてはザゴールに及ばない。
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    投稿日:2022.04.05

  • isseiabe

    isseiabe

    これは購入したまま、読まずに20年間放置していた様だ。
    前作とはスコープが異なるため、少し現実感というところで難しいのだろうとは思うが、考え方としては大いに参考になる。
    しかし、20年前にはおそらく一般的ではなかったと思われる、今につながるもの(例えば、サブスク、CSR、ESGなど)が垣間見えるのが興味ふかい。続きを読む

    投稿日:2021.08.26

  • NAOT

    NAOT

    ・「ザ・ゴール2」からの続きでストーリー展開で進んでいく。
    ・なかなか要点を掴むのが難しいが、最後の解説部分に集約されており、その後2周目に向かうと、内容が入ってきやすい。

    投稿日:2021.07.01

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