ザ・ゴール2

エリヤフ・ゴールドラット, 稲垣公夫, 三本木亮 / ダイヤモンド社
(141件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
39
55
32
5
0
  • 空想してから寝てください。

    「ザ・ゴール」から10年後のユニコ社。
    そこには多角事業グループの統括する副社長のアレックスがいた。
    ところが、会社の業績不振を理由に事業グループの売却を通告されてしまう。
    しかし、傘下の事業グループ会社には、10年前に一緒に戦った戦友ともいえるべき部下たちがいた。
    前作は「思考プロセス」を生産管理に実践したが、今回は彼らと共にマーケティングへと応用することで話が展開していく。

    前作は400ページを超えるボリュームだったが、今作は200ページちょっと、ボリュームダウン。展開も早く、すらっと読めるが、途中本作の「思考プロセス」であるさまざまなツリー構造を用いながら、問題を論理的に解析していくあたりは、じっくり読むべきである。
    巻末に、ストーリー中に出てきた「思考プロセス」の説明があり、親切である。
    また、ストーリー最後に出てくる3つの必要条件、日本の会社もかくありたいものです。

    さて、次は同じエリヤフ・ゴールドラット氏の著書「クリティカルチェーン」を読みます。
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    投稿日:2014.05.22

ブクログレビュー

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  • khs5001e2503

    khs5001e2503

    ザ・ゴールの登場人物が出てくるが続編というより、ロジックツリーを用いて問題解決をしていくビジネス書だと感じた。
    なかなかロジックツリーを作るのに時間がかかるが、根気よく考え続ける様子は素晴らしい組織だと感じた。
    なかなか面白いシリーズだと思う。
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    投稿日:2021.03.14

  • skmt_hs

    skmt_hs

    普通に小説として面白い。こんなに思考プロセスがうまくいくとは思えないが、メソッドを抽出して実践してみたい。

    投稿日:2021.01.05

  • 楽描人カエルン

    楽描人カエルン

     原題は「幸運ではない」となっており、問題解決にTOC理論の根幹である方法論が役立つことを物語仕立てでわかりやすく示したものである。

     現状ツリー…UDE(Undesiable Effect、好ましくない事象)をリストアップして因果関係を書き出したもの
     未来現実ツリー…DE(Desirable Effects、好ましい事象)にするためにたくさんあるUDEの裏返しを関連付けていくもの
     前提条件ツリー…目標を達成するために必要な中間目標をはっきりさせるためのツリー
     移行ツリー…現状からあるべきに向かって変えていくための手順を示すもの

    3分でわかる「ザ・ゴール2」の要約まとめ! | 元外資系コンサルのガラクタ箱
    https://mhisaeda.com/archives/394
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    投稿日:2020.07.26

  • HITORIGOTO

    HITORIGOTO

    正直読みにくかった。。
    自分の本を読む力が足りないのかもと落ち込みましたが、
    実際会社で本の中で使ってた手法を実践すると、内容が腹に落ちてきました。
    一回読んで返してしまいましたが、デスクに置いておくといいかもしれません。続きを読む

    投稿日:2020.01.31

  • もおりい

    もおりい

    問題解決の方法について、『ザ・ゴール1』に引き続き、物語形式でストリーが展開していく。
    問題点を紙に書き出し「見える化」。それに対する解決策を検討していくという手法。それ自体は間違っていないのだろうと思うけれど、中盤以降、どうも会議室の中での議論、言葉遊び感が出てきて、中だるみ感が否めなかったので、★△1つ。
    考え方として、問題点を見える化し、それに対する相関を掴み対処していくという方法については、そうした方がいいのだろうと思う。
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    投稿日:2019.12.21

  • senooken

    senooken

    # 書評☆4 ザ・ゴール 2 | トヨタ式「5回のなぜ」よりも強力な「現状問題構造ツリー」

    ## 概要
    - 書名: ザ・ゴール 2
    - 副題: 思考プロセス
    - 著者: エリヤフ・ゴールドラット
    - 出版日: 2002-02-21
    - 読了日: 2019-10-04 Fri
    - 評価: ☆4
    - パーマリンク: https://senooken.jp/blog/2019/11/22/

    ## 評価
    前作の「[ザ・ゴール](https://senooken.jp/blog/2019/10/21/)」が面白かったので,そのままの流れで続編の本著を読んだ。

    本作は前作の10年後を舞台にしている。主人公のアレックス・ロゴは工場長から多角化事業グループ担当の副社長にに昇進しており,本作はこの多角化事業グループ所属の子会社売却3か月前という状況から話が始まる。
    以前の部下だったボブとステーシー,新しく登場したピートが運営する3社の利益を劇的に改善し,売却の防止,または売却後もうまく主導権をもって運営できるようにすることを目標に,話が始まる。

    前作で工場長から昇進して,他の工場のマネジメントなどに取り組むという途中で話が終わっていた。個人的には,この後をどううまくやるのかが気になっていたのだが,そこはすっとばされてしまっていて,残念だった。

    本作では前作でTOCの手ほどきをしていたジョナは一切登場せず,彼の理論を学んだアレックスがあれこれ思考を張り巡らせて,問題の根本原因と解決策の特定・実行を繰り返すことがメインの話となっている。

    書籍冒頭で,娘のシャロンとの深夜までのパーティー参加可否の交渉の時点で,既に面白かった。具体的な思考ツールである対立解消図の事例で,うまくお互いの問題を描画し,お互いがうまくやれるための方法を探していた。

    その他,本書中盤で何回か登場する「現状問題構造ツリー」により,売却対象3社の問題分析,その他アレックスが所属するユニコ社全体の問題を洗い出して全ての根本原因を特定する仮定が描かれていた。

    具体的にはUDE (UnDesirable Effect: 望ましくない結果) を列挙し,それらを論理的に結びつけながら全体の根本原因を特定していた。

    頭をかなり使う作業で,実際にはこんなにうまくいくことばかりではないとは思いながら,問題解決の手法として悪くないと思った。

    この方法はトヨタ生産方式で使われる「なぜを5回繰り返す」に似ているが,本書の方法のほうが効果的に感じた。元々,5回のなぜにはその効果に疑問を持っていた。本書の解説で書かれている通り,5回のなぜでは直線的な因果関係しか解明できない。2以上の複数の要因が複雑に絡み合った問題の場合,その性質上特定することができない。それどころか,数ある要因のたった一つにしかたどり着けない。

    その点,本書の方法では考えられるUDE全てを上から下に平面的に下っていくため,全体の根本原因が明らかになる。その点,「5回のなぜ」に比べて強力な方法だと感じた。

    ## 引用
    > ### p. 14-21: 娘の深夜パーティーと対立解消図

    本書の冒頭で,本書で繰り返し登場する対立解消図を使った問題解決が展開されていた。ここで書かれているような,娘が深夜までパーティーに参加したいが,親は認めたくないという構図は日常でもよくあるだろう。こうした問題に対して,お互いの要求とその理由を書き出し,それを見比べながら,お互いの問題を解消するための方法を議論してお互いの誤解・誤認を解消して問題の解決に取り組んでいた。

    今回のように,お互いの問題点を描き出してそれを元に議論するというのはいい方法だと感じた。

    > ### p. 144-147: UDEと現状問題構造ツリー

    ここではピートが運営する会社がうまく成功したので,残りの2社も同じ思考プロセスで成功するということをアレックスがその他の副社長に説明するために,「現状問題構造ツリー」による問題解決の思考プロセスをデモンストレーションしている。15個もの好ましくない結果を列挙し,それらを新しい主張を導き出しながら論理的につなげて,最終的な根本原因を特定していた。

    本書中でも完成まで数時間以上はかかっており,かなり頭を使う作業になる。しかし,抱えている問題の根本原因や現状の問題の因果関係を整理する上で強力な手法のように感じた。

    > ### p. 178-181: マーケットのセグメント化

    費用を書けずに短期的に売上を上げる方法論として,市場のセグメント化の話が展開されていた。同じ製品であっても,マーケットによって違う価値観が存在しており,それを踏まえると製品本体だけでなく周辺サービスも含めると価格をいろいろ変えることが可能になる。

    しかし,この視点を逃すと,「新しい販売チャネル・製品は、既存の販売チャネル・製品の売上げ減につながる。」が発生する。ここから,「マーケティングとは、新しい策を打ち出すことではなく、マーケット・セグメンテーションのメリットを活かすことにある」という考えが導き出されていた。

    同じ製品に対して,違う価値観があるというのが面白かった。

    > ### p. 260-263: 顧客への提案

    ここまであれこれ問題を考えてₖ長柄出したソリューションを顧客に提案するところで,うまくいかない問題に遭遇した。この解決方法を秘書のドンが説明していた。これも対立解消図を使って説明していた。営業側が製品の利点をそのまま述べても,受けては疑いかかって聞くだけであまり効果はない。ポイントは,製品の説明から始めるのではなく,買い手側が抱える問題を指摘し,それを客の立場になって説明して客の信用を取り付けることだ。

    営業の心得的な内容だった。

    > ### p. 367: 解説

    本書で展開された問題解決の手法を一つ一つ取り出して,それぞれのポイントを解説していた。本書は小説仕立てで話が進んでおり,個別の手法についてはそこまできちんと説明があるわけではない。あとで振り返る際に,この解説がとても役に立つ。

    また,ここでトヨタの「5回のなぜ」と本書の「現状問題構造ツリー」の比較もあり,興味深かった。

    ## 結論
    前作の続きが気になって読んだ。10年後ということで,直後のマネジメントの話が読めなくて残念だった。

    ただし,今回は副題の「思考プロセス」にある通り,頭を使った具体的な方法論が展開されている。

    「対立解消図」のように,日常生活ですぐに取り入れられそうなものから,「現状問題構造ツリー」のように,時間はかかるがクリティカルな問題の特定に結びつくまで解説されていた。

    主人公のように,組織のマネジメント担当者にとっては重要な手法であり,一般人でも使える部分はあると思った。

    方法論として知っておいて損はない知識の得られる本だった。
    続きを読む

    投稿日:2019.10.05

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