【感想】バレンタイン学園殺人日記

安河内哲也 / 中経出版
(1件のレビュー)

総合評価:

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  • 英語多読の手始めに!

    『霊感少女リサ』や『ミラクルアイドルメグ』に続く英文多読ラノベの第四弾。内容はオカルトチックで悪魔、霊、殺人、恋が適度に散りばめられている。物語の舞台はバレンタイン学園。その高校に赴任してきた新米英語教師とアメリカ帰りの転校生が事件に巻き込まれ、真相を解明してゆくというもの。

    物語としてみた場合、その強引さや希薄さ、ありえない展開に突っ込みどころ満載だが、一冊を読み切るという充足感を得るための五千字という限られた字数で小説としての深みまで要求するのは酷というものだろう。そもそもが英語学習の一環として、気楽に読めて英語力の向上につながることを目的にしているわけだから…。個人的には少女漫画っぽいイラストに最後まで馴染めなかったと告白しておく。

    対象を中高生に設定しているため懐かしの受験用熟語などが多数散見されるのは微笑ましい限り。辞書厨に配慮して同じページ内に単語の意味を載せたり、全訳をまとめて後ろの頁に掲載したりとさまざまな工夫がなされているのは相変わらず。ホームページからmp3の音声ファイルもダウンロードできるなど、リスニングにも利用できるよう配慮されている。

    この手の物語に抵抗がないならば、内容、値段ともにコストパファーマンスは高いといえる。
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    投稿日:2013.10.25

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