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大石圭 / 角川ホラー文庫 (10件のレビュー)
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総合評価:
まるちゃん
2
力作
人にいえないような内面を書きまくる作者が、ほぼ「暴力」に特化した異色の一作。期待せずに読み始めたのだがよい作品だった。 作者が格闘技に精通しているとは思えないけど、闘いのシーンもそれなりにきちんと描写…されている(編集者のサポートの賜か?)。今後もっとこういう方面の作品も手がけて欲しいもの。 続きを読む
投稿日:2013.11.27
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David Bowie
もう10年以上前の小説を読み返した。大石圭の作品はほぼ全て読んだが、この小説は異色のアンダーグラウンドの格闘技を舞台にした作品。グロさはあるものの、久しぶりに読んでも十分に楽しめた。
投稿日:2022.06.23
mumumoja
このレビューはネタバレを含みます
アンダーグラウンドな世界、ルール無用のリング。 そこにあるのは、もはや「試合」ではなく「暴力」。 そんな世界で戦う「ファイター」やそれを取り巻く人々の話し。 「女奴隷」からですが、こう、本当にありそうな「裏の世界」というものの魅力を書こうとしているのかな、という感じです。 そこが「ホラー」要素かと。 もしかしたら隣人がそうかもね、的な。 でもあんまり怖くなかったです。 殺害描写などはやっぱり素敵ですし 本としてもさらーっと読めるのですけれど。
投稿日:2012.05.16
こま
河出書房でハードカバー出してた頃の大石圭が好きな私としては、エログロ薄めで好きな話。 大石さんはタイトルのつけ方が、とにかくセンスないと思う。そこも含めて好きな作家さんの一人ですが。 主人公やまわり…の人の描写はおなじみ。 死亡フラグ?と思ったらその通りだったり。 王道な展開で話は進むので、びっくり!っていうのはないかも。 ラムアのエピソードがちょっとせつない。 映画化したらおもしろいかも、無理かな。続きを読む
投稿日:2011.05.11
hiro46
大石圭らしくない、エログロ成分薄めの話だった。とはいえ、おもしろかった。ただ、翠ちゃんのくだりはいらないんじゃ無いかと思う。
投稿日:2011.04.18
xmayumix
アンダーグランドファイトの世界を舞台に、戦う男の物語。 大石圭らしい1作といえると思う。 つまり、美しく残酷。そして、クール。 主人公は、網膜剥離が原因でボクシング界を去った男なのだけど、彼…の生い立ちが淡々と語られることが、むしろ切ない。ああいう環境で育ったことへの憎悪がないことが、彼を戦うことへの希求につながっているのだろうけれど、その矛盾に目を閉ざし、自分のなかで折り合いをつけている。たぶん、これが大石圭の持ち味なのだろうけれど、このある種の淡白さは人を選ぶように感じた。 主人公の姉の話が、耐えがたいほどに苦い。 だからこそ、むしろこの先の彼の戦いを見てみたいと願ってしまう。続きを読む
投稿日:2010.06.23
まな
アンダーグラウンドの世界で戦う格闘家の話。 もっとドロドロしてる話かと思ってたので意外でした。 DVを受けてたお姉さんの話がどうなるんだろうと 読んでたんだけどそういう結末か~とちょっと残念。 処刑と…言うからには成敗の方向かと勝手に思い込んでました。 まぁラストも予想通りな感じだったので★3つで。続きを読む
投稿日:2010.04.14
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