【感想】3年以内に成功する男、消える男

松尾知枝 / フォレスト出版
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.1
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ブクログレビュー

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  • yasz

    yasz

    帯に写っている綺麗なお姉さんに惹かれなかったと言えばウソになってしまいますが、この本のタイトルである、3年以内に成功する男とそうでない男、に惹かれました。

    この本では、両者の見極めについて書かれています。その極意を、500社3000人の合コンおよび、その後の個別デートという、実体験をもとに語られている点が特徴的です。彼女の気になった男性について、長年にわたる調査で得た極意を、数時間で知ることができるなんて、イイ時代になったものです。

    この本の中には、いわゆる成功者とされている人達の間で共通してみられるルール、考え方、行動パターンが記されています。私も、女性を探すという意味では使えないかもしれませんが、人間性をさらに磨くツールとして、自分にも取り入れていきたいと思いました。

    参考になった点は色々ありますが、今までに類書で読んできたことではありますが、1)日付付の目標を設定留守、2)後で後悔しないように、やってみて修正してゴールに到達する、3)得た教訓は、言語化する、4)やはり早朝は大事、といったところでしょうか。

    以下は気になったポイントです。

    ・成功者ほど、恋愛とビジネスは一緒だね、と言います。合コンの場で女性の感情を揺さぶる=ビジネスセンスに長けた人という図式が成り立つ(p4,5)

    ・今までの成功法則本と違うのは、これから将来成功していく男性に照準を絞っている、成功者がその地位を築く前に何をしていたか(p6)

    ・ハッタリの人は、いつか、そのうち、という口癖で逃げ道をつくる、ハッタリで終わらない人は、「いついつ始める」「x年後に達成する」と、行動に明確な日付をつける(p21)

    ・逆境を他人のせいにするのは、自分の人生を他人の手にゆだねていることを認めていることになる(p24)

    ・成功するオタク気質=継続力x「体系化、言語化のスキル」(p32)

    ・やる前から夢中になれる対象が転がっているのではなく、必死になって取り組み続けた結果の果実として、「好き」「楽しい」の感情が付随している(p34)

    ・成功思考とは、先行者利益をいかに勝ち取るか、あるいは、新価値を提供できるか、にある(p35)

    ・新しい発想を生み出すために必要なことは、目の前に当たり前に転がっている常識を疑ってみること(p40)

    ・実行しながら軌道修正する、そのほうが早くゴールに到達できる、最初から完璧に仕上げた企画書を提出するのではなく、修正があることを初めから想定して、6・7割レベルの出来で一度見せる(p48)

    ・成功者が本当に恐れていること、失敗だと思っていることは、結局「なにも実行しないこと」(p61)

    ・ギリギリまで追い詰められたら、人間嫌でも勉強する(p65)

    ・失敗には2種類ある、良い失敗は、果敢なトライアルの結果としての失敗、悪い失敗は、回避可能であったヒューマンエラーによるもの(p75)

    ・あんなに活躍しているのに、もう辞めちゃうの、まだ残ってほしい、と言われるうちに辞めるのが花(p81)

    ・相手にどう見られているかより、自分に意識をフォーカスしていくと、どんな舞台でも緊張感がほぐれる(p92)

    ・優秀な男性は、誰にも邪魔されずにすむ朝の時間をフル活用する、早朝の時間は、本当は大切だとわかっているけれど、つい後回しにしてしまいがちな「自分自身との約束」を果たすのに最適(p98)

    ・人脈が増えた分だけ、相手に「享受できるメリット」をこちらも保持していなければ、それは人脈ではない(p116)

    ・自分と同等か、さらに成功している人と付き合うのがポイント(これは秘密)(p118)

    ・成功者は、プライドを捨てて恥をかくための一番効果的な方法として、美人を口説いているのかもしれない(p136)

    ・成功している人の英語で凄く下手、稼ぐことが目的であり、そのための補助ツールが語学と認識している(p143)

    ・成功していく男性の多くは、決して「話し上手」だったからではなく、女性の話を心地よく聞き、相手の会話の引き出す「話させ上手」(p148)

    ・話させ上手のルール、1)話してのツボを見つけて掘り下げる、2)質問されたら質問返しをする、3)話し手である空いてを主役に(p152)

    ・人は、自分の話を、「よくある一般的なこと」で片づけてほしくないと思っている(p155)

    ・人たらしの極意、1)相手の行動、言動を具体的に褒める、2)身を乗り出して質問する、3)堂々と言い切る、4)感謝を見える化(プチギフト)、5)相手のわずかな変化を見つけて話題にする(p170)

    ・成功する人ほど、問題を複雑化せず、身近なところにヒントを見出す力を持っている。文具やカバンにこだわりがある、そして好き嫌いの好みが明確(p179、181、186)

    ・成功途上にあるときが、実は一番騙されやすい(p193)

    ・足元をすくわれないための4つの防衛策、1)顔写真をださない、2)外見を地味、3)目立つ場所にあまり行かない、4)裕福なそぶりを隠す(p195)

    ・1週間の運動量(毎週)の目安は、20代:180分、40代:160分、そのために運動する日を強制的に決める(p203、204)

    ・成功している人は、忙しくても遊びの予定を必ず入れている(p208)

    ・時間の作り方は、何か月か先の白紙の手帳に、遊びの予定を先に入れてしまう(p211)

    ・成功していく人は、仕事も、人付き合いも、お金の使い方も、すべて「己の欲望」に忠実(p223)

    ・未来の糧になるポイント、1)お金、語学、ノウハウ、といったツールを所有することを盲目的に過信しない、2)成功の価値を決めるのは、あなた自身、徹底的に自分の心に忠実的であること(p225)

    2015年5月17日作成
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    投稿日:2015.05.17

  • lock84

    lock84

    正直、今まで読んだ本の中でもかなり良い著書だと思った。女性目線で語られているのも男性としては貴重だった。自己啓発だけでなく、恋愛面でも活かせそうな一冊で2倍お得な感じ!

    投稿日:2015.03.07

  • tkajimoto

    tkajimoto

    ①成功する男の思考法は?
    ・夢を語る(ハッタリの人は「いつか」「そのうち」と言う)
    ・逆境を人のせいにしない
    ・目の前のことに一生懸命
    ・変わっている癖が強い
    ・手帳マニアはいない

    ②仕事術は?
    見切り発車
    ・本当の失敗は実行しないこと
    ・勉強は先延ばし
    ・朝活、朝型
    ・人の将来にレッテルを張る
    ・人脈のダンジャリ
    ・美しい女性を口説く

    ③3年後に消えないための人付き合いの方法は?
    ・聞き上手、気遣い
    ・相手の行動、言動を具体的にほめる
    ・身を乗り出して、相手に質問
    ・肯定の予定のレッテル
    ・プチギフト
    ・相手のわずかな変化を話題に
    ・相手の自己重要観を持たせるワード

    ④結果を出す具体的な方法は?
    ・文具と靴にこだわる
    ・地味にふるまう
    ・健康・運動に金をかける
    ・遊びの予定も意識的に入れる
    ・借金してでも使う
    ・無駄な貯金はしない

    ⑤気づき
    ・恋愛とビジネスは一緒
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    投稿日:2014.07.14

  • たか

    たか

    自分の考えを、これまでに実際に出会った男性のエピソードを語る中に巧みに織り交ぜて論を展開していく本書。

    嫌味っぽく取られないような工夫が上手いなぁと感じる一冊。
    気づけば著者の強いメッセージ性のある意見にスッと移り変わっているが、ムリがなくとても読みやすい文章になっている。

    ただ、具体例として取り上げられている男性は、一人の人間ではなく複数名いる、という認識を忘れずに読み進めることが大切なのではないかと思う。
    読み進めるうちにだんだんとその視点が薄れてしまいがちになると思うので。

    外向型・内向型のそれぞれ良い部分が列挙されている感があるので、読んだ後に一人の人間が全てを取り入れていくことはなかなか難しいのではないかと…。

    自分の根本の性格について客観的に理解した上で、どの部分をまずは取り入れていくことにするのかを明確にするというスタンスが大切なのだろう。
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    投稿日:2013.11.22

  • くまお

    くまお

    このレビューはネタバレを含みます

    コンビニエンスストアで題名に惹かれて購入です。
    ふーん。女性から見てできる男ってこんなふうに見えるのかなあ?とつらつら考えながら読みました。
    「走りながら考える」は 、私の座右の銘ですね。
    文章が軽快なんですぐに読めてしまいます。

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    投稿日:2013.05.26

  • eigotoomotya

    eigotoomotya

     ケース別で語ってらっしゃる事に矛盾を招きかねない部分もあるが、やはり『ケース別』というのがポイントなのかもと思わせます。
     本の中で挙げられるマイナスイメージのある四文字熟語にどれだけ対応出来るかという事なのか?と感じてしまう。
     そして著茶対しては分析力より、一人の男性のマイナスポイントとプラスポイントを見つけられる才能長けていると感じた。
     (まぁ、元CAなので他にも素敵なところがたくさんあるのだと思う。)
    続きを読む

    投稿日:2013.03.26

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