【感想】ボーイフレンド演じます

アレクシス・ホール, 金井真弓 / 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション
(10件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • バブちゃん

    バブちゃん

    呪い(を呪いと思えないひとの、呪い)との付き合い方と、理解、やはり愛は理解なんだ、と 赦しとはちがう受け入れと、寛容と、肯定 めちゃくちゃ笑って泣いて、素晴らしい風と朝日の読後でした。良すぎた。続編の邦訳たのしみ

    この、物語…というか、ひととなりの掘り下げ、描写の、ある種鬼のような細かさは本当に読み応えがあって、深く共感と同時に耳が(耳からじゃないけど)痛い思い…笑 
    多面性と、思いやり…というより思い込み?そう、そう…だから人との付き合いって、…!(200hell)とうんうん頷いてしまうところが本当に多くて、だから難しくもあり、深くもあるんだな、して、この頑なさが本当に己を見ているようでつらくもあり愛らしくいじらしくもあり。だから私はダメなんだよな〜笑、というレベルにやっとなってきたけど、ものすごく傷ついていた・それで良かった・良かったというよりもその事実しかなかった、という肯定をもらえてとても個人的に、すっきりした。それぞれが、そういう時じゃなかったんだよな、ということに…ものすごくつらいことは結果的に、本当に自分を守ることになったのだということに。良かった。それに改めて気付いて、それを自分でそれでよいのだと思えて本当に。出会えて良かった〜この本に!
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    投稿日:2023.04.12

  • ブラリー

    ブラリー

    海外のBLはどんな感じかしらと、読み始めた作品。
    NY市立図書館が選ぶ2020年ベストブックにも選ばれている。
    思った以上にピュアなラブストーリー♥️
    ただ、イギリスの社会ネタや芸能ネタが多い上に、セリフが回りくどいため(ウィットに富んでいるということ?)教養が足りない自分を実感。
    丹地陽子さんのイラストがイメージピッタリでした。
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    投稿日:2022.12.12

  • maria

    maria

    私の人生を変えた本。この本に出会えて本当によかった。星5つじゃ全然足りない。
    一生大事にする。Alexis Hallと、このMCに出会えたことを心から感謝します。
    そしてHallの本は今後全部買って読む。

    翻訳もよいが、原著がさらに良い。
    というか、原著がベストです。当たり前ですが。
    翻訳だとあまりよく意味がわからない部分がたくさんある。

    翻訳担当者の方はキャリアもある方なので、やっぱり翻訳の限界なのかな。
    英語独特の音韻とか、ジョークとか、造語もめちゃくちゃ面白くて、終始声を出して笑った。
    日本語で読んだ時と英語で読んだ時のキャラクターの印象がまったく違ったので、言語によって認識が大きく規定されるってことをあらためて確認。

    ヘテロじゃないカップルのromcomがもっともっと日本に紹介されて欲しい。切実に。
    欧米(アジア圏はよくわからない、すみません)ではこんなにたくさんの素晴らしい本があるのに…。

    ただ、私の英語力ではHallの本を読み終わるのにかなり時間がかかる。
    日本語の3倍から4倍はかかるかな…。
    その分、読み終わった時の感動はひとしおです。
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    投稿日:2022.10.28

  • hosinotuki

    hosinotuki

    間違いなく恋愛小説だが、友情や家族愛についてかなり深く切り込んでいる。
    お互いの利益のためのフェイクの恋人が本当の恋人になるまでの出来事がユーモアたっぷりに描かれていて非常に面白かった。

    投稿日:2022.05.21

  • 秋乃

    秋乃

    往年のロックスターを父に持つルークは、上司から自堕落な生活を改めるよう命じられ、生真面目な弁護士オリヴァーと「まともな恋人同士」を演じることに。ゲイという以外共通点がないはずの二人だったが…。英国が舞台のM/Mラブコメ。
    正反対の二人がお互いの抱える痛みに触れ、ジタバタしながら不器用に心を通わせていく様子はコミカルだがじんわり心温まる。ルークの恋路を応援する個性派揃いの友人たちも楽しい。けっこう分厚いのに読み終わるのが惜しくなった作品。
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    投稿日:2021.11.17

  • uiayano

    uiayano

    め、めちゃくちゃ面白かった〜!
    主人公のひねくれっぷりがハンパなくて、それが恋愛の障害にもなるけれど、そんなひねくれも読み進めるほどにキュートに思えてくる。お互いに恋心は高まってるのになかなか距離を縮められないのがギュンギュンにときめく!
    しかし後半は、主人公たちの抱える自尊感情の問題に突入し、LGBTQ+の受けるマイクロアグレッションの描写もリアルに刺さったりと、なかなかクリティカル。
    小ネタが多くて英語で読めたら&英国文化にもっと詳しかったら倍面白いんだろうな、と思ったけど、日本語訳でもハマる面白さです。
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    投稿日:2021.09.28

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