【感想】「ハードクレーマー」最強撃退法　すごい！秒速で相手が黙る７つの「カウンターコミュニケーション」術

1mmもためにならなかった。時間を返して欲しい。
"クレーマー撃退"に関係のない、著者の非常にイタい内容の武勇伝()をいくつも読まされうんざりさせられた。
「ガソリンスタンドでタトゥーの入ったやんちゃ…そうな男に横入りされたので、ボクは勇敢に車を降りジッポをカチカチ鳴らしながら近づいていった。男は怖気付いて平謝り。ボクカッコイイ。」というくだり...。
これがクレーマーの対処法？
少数ながら高評価をつけている人間は、ガソリンスタンドで火をつける素振りをする異常行動がカッコイイと思う思考なのか？

また他の武勇伝()では、今度は著者が横入りした状況で、警備員に注意され逆上して咥えていたタバコを投げつけた。だそうで。まともじゃない。

そもそも著者はCMロケーションコーディネーター(？)という超特殊な業種。その特殊な業種で体験した話の本なのでこの本が参考になる対象の業種は狭い。
もし読み手が同じ業種であっても絶対にためにならないだろう。あえて著者のアドバイスを引用するなら、「深呼吸しろ。リラックスして対応しろ。」失笑である。

常識外れたクレーマーが書いた本、クレーマーの思考が知れる本、ということである意味価値のある本なのだろうか。
Kindle Unlimitedで無料だったのがせめての救い。

※ここまでくるとこの著者に興味が出て(怖いもの見たさで)Twitterを検索した。著者のアカウントがヒットしたがフォロワー70人。特に有意義な情報を発信しているわけでもなく、セクシーなおねぇさんの画像つきツイートにひたすらいいねしまくっているおじさんだった。ある意味納得。
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筆者の仕事を通じた事例を交え整理した内容。クレーム対応のみならず事前準備についてもカバーされている。