【感想】オオカミパパに溺愛されています【単行本版】

コミカライズです！
もふもふが堪りませんのよ、もふもふですよ！！
オメガバースですが、溺愛、家族愛に溢れほんわかしながらも、原作通りにエチも最の高なのですわっ。
ちーちゃん、可愛いすぎかぁ！！

リトルオオカミかわいい。モッフモフ。
子育て系BLに近いが、エロも想像より濃厚で驚いた。そこが良い
原作読みたくなったなあ、コミカライズ綺麗に纏まっていて好感触。

▼あらすじ
オメガであることが原因で保育士を辞め、家事代行サービス会社に勤める千明。
年末、急遽子持ちのアルファ宅に派遣された千明を迎えたのは七歳、六歳、二歳の子どもたちと、ハイブリッドアルファの大神…だった。
灰褐色の毛に覆われた巨躯にいかめしい態度はオオカミそのもの。
取りつく島もない大神を気遣いつつ住み込みをスタートさせたものの、当日夜から千明の体に甘苦しい異変が…。
それは翌日になっても続き、抑制剤も効かず――!?

＊＊＊

ストーリーの完全度：やや高い
トーン：あまあま・せつない
エロ度：非常に高い
萌え度：普通
総合評価：★4.0

かわい恋先生の小説「オオカミパパに溺愛されています」のコミカライズ版。
小説が原作の一冊完結型の漫画って無理矢理一冊にまとめてる感が強い作品が多い印象があるのですが、こちらはページ量が多いだけあってストーリーの方は割と上手くまとめられている方なんじゃないかな？と思います。絵も可愛らしくて良かったですし、漫画のレベルも高いと思います。
まぁ、小説の方は未読なので比較は出来ないのですが…;^_^A

ただ、それでもやっぱり最初の展開の早さは少し気になったかな。
あと、評価が良い作品なのでこんな事を言うのは非常に申し訳ないのですが、この作品を読んだ時の私の気分がエロの気分じゃなかったんですよね…(T-T)
表紙の雰囲気から勝手に子育てがメインのほのぼの癒し系ストーリーを想像していたので、思いのほかエロてんこ盛り！って感じの内容で面食らってしまったというか…。
それも可愛いらしい絵柄に似つかわしくないくらい一回一回のエロシーンが超濃いんですよ。普段は慎ましい受けがベッドの中では人が変わったように淫乱になるのもΩだから仕方ないとはいえちょっと度を越してるように感じてしまいましたし、途中から何かあざといなって感じてしまって…。(でも攻めの耳をはむはむしてる描写は可愛かった)

別にあざとい受けが苦手って訳ではないんですけど、今回はそういう気分じゃなかったのでギャップ萌えできず…。
例えるなら素麺が食べたかったのに出されたのは脂こってりの豚骨ラーメンでした、みたいな。これはこれで食べられるし美味しくない訳じゃないけど、求めていたものとは違うし、せめて醤油ラーメンが良かったなぁ…みたいな(^^;)

あと、チビちゃん達が凄く可愛くて癒されたので、尚更エロよりも子育てにフォーカスを当ててほしかったな、と思いましたね。
原作はどうなのか分かりませんが少なくとも漫画版はヤッてばかりいる印象で、子供達がいる家でこれは…と少々モヤッとしてしまいましたし、家事代行サービスとは…？って感じてしまったので…。

とはいえエロが全然刺さらなかったという訳では決してなく、獣感あふれる描写や攻めの変態ちっくな言葉責めなど良いな、と感じる点もそれなりにありました。
残念ながら私が求めていたものとは少し違いましたが、エロエロな作品が好きな方には全力でお勧め出来ますし、絵も綺麗なので獣人オメガバースが好きなら読んで損はないと思います。(^^)v続きを読む