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秋田麻早子 / 朝日出版社 (127件のレビュー)
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総合評価:
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somekan
わかりやすい表現で絵画ど素人の自分にはちょうどよかった。ただ、本文の紙が上質紙だったこともあり、サンプルの絵画の細かい陰影が見えず、解説がわかりにくいところもあった。次の増刷ではコートかマット系にして…ほい。用紙を変えても販売価格に影響しないと思う。続きを読む
投稿日:2024.02.26
あず
寸分の狂いもなく「美」を追求した画家達の着眼点が紹介されており、名画が名画たる所以が分かる。 確か東大王の誰かが紹介していたはず。絵画の見方に関する本は数多あるが、この本の指南はシンプルかつ実践的で、…目から鱗の内容。 ほとんど全ページに名画の事例が収録されていてとても分かりやすい。 そして表紙や紙の質感も良いので、読むだけで「ちょっと良い時間」を過ごしている気になれる。例えば日曜日にお酒を飲みながら、名画と睨めっことか。 読後に絵を見るとついつい「フォーカルポイント」を探してしまう。。 絵画鑑賞の入口にぴったりの一冊。続きを読む
投稿日:2024.02.19
koyayukai
このレビューはネタバレを含みます
内容が盛りだくさんでなかなか理解することが難しい. ポイントは書いてあるが、絵画を見てすぐに全ての見方がわかるわけではない. まずはフォーカルポイント、経路とバランス?がみれたらいいのかなぁ。(もし違っていたら教えてください) この本を読んだから終わりではなく、色々な絵画を見ていかなければならないと思った. 1.絵の主役(フォーカルポイント)の探し方について 顔、色、大きさ、位置、明暗の落差、リーディングライン(重要な箇所に向けて目を誘導する線;身振り手振り、グラデーション、大→小、視線)がある.フォーカルポイントは2つの場合もあり、それらをバランス良くする工夫が必要となり技術的には難しい.絵の主役を知ると物語の進行がわかってくる. 絵の主役が探そうとすると確かに主役の視線や脇役の身振り手振りなどが見えてきてこの絵が何をしている絵なのかがなんとなく見えてきた. 2.絵を見る順路を示した経路の見方 四隅をさけ一周する周回路、両サイドにストッパーを置くジグザク経路、大事なものから放たれる放射型の経路がある.そのほかにも入口と出口(全てにあるわけではない)で視線誘導される工夫がされているものもある. 正直絵を隅々見て欲しいという作者の気持ちに気付かされた.今まで雰囲気ばかり気にしてなんとなくで見ていたのだ.しかし経路を良く見るとこんなところにこんな配慮やこんなものがあるのかと驚かされるばかりだった. 3.バランスの見方について 名画は線的にも量的にもバランスが取れている.線のバランスを見るには構造線(柱となる線)を見つけること.構造線には縦横斜めカーブなどがありそれによってイメージが異なる.量的なバランスについては見かけ上の重さ、主役に対する脇役などのバランスの取り方について記述されている. この章がなかなか難しい.バランスが取れているのかよくわからない.言われればそうかなぁと思うのだが(それさえもわからないこともあるが)他の絵画で応用ができない.人は知らず知らずのうちに安心できるものを名画として見ているのかなぁと思った. 4.絵の具と色について まず絵の具について書かれており、絵の具は物質によってできておりイメージにもその材料の価値が反映されている.色の働きを種類、鮮やかさ、明るさについても言及している. 色のイメージが現在においても残っている.例えば金色は現在においても高級なイメージである.昔の画家は絵の具を作るところから始まっておりその能力もおそらく絵の価値に影響していただろう. この本を読んで絵画を隅々見ることが増えた.そして好きな画家ができた.どうしてこの画家や絵画が好きなのかまでまだ自分の中に落とし込めていない.少しずつ学んでいきたいと思う. 美術館に行く方はぜひ読んでほしい.絵画の楽しさをより感じることができるだろう.
投稿日:2024.01.31
kuRo06
絵画の歴史的な解説とかではなく、 その絵画がどうしていい絵なのか、理屈の面から理解するための見方を実践しながら教えてくれる本になっている。 絵画の主役やバランス、色使い、構図など、章ごとにテーマをわ…けて、具体的に絵を見ながら教えてくれるので、とても理解しやすかった。 絵画を見るときに歴史的な価値やその画家の背景などの知識でも見方は変わるだろうけれど、 この本ではそういう知識がなくても、絵画をきちんと(?)見る方法を教えてくれるので、 美術館へ行って実際に自分の目で絵を見たくなった。 きっと、今まで見えていなかったことに気づけるようになっていると思わせてくれるいい本だった。続きを読む
投稿日:2024.01.26
marikooooon
「へー!」や「ほー!」が止まらない。絵画ってこういう見方をするんだ…。とても学び深く、メモしておきたいことだらけで、なんならこの本を持って美術館に行くべきなんじゃないか?と思わされるほど。 6章…のタイトル、"だから、名画は名画なんです。"の言葉が好き。この言葉に全てが詰め込まれている。この世に名を残す巨匠たちは、意識的または無意識的(無意識っていうのが、また良い。)にバランス・色・構図を緻密に計算して描いている。だから、我々の視線を離さない。すごい…。絵具の発明や改革、宗教。様々な時代背景とともに絵画もどんどん多彩に、個性的になっていく。おもしろい…。 絵を見る視点を考える。"なんかいい"のなんかをロジカルに見る。さすれば、自分の言葉で"何がいい"かを表現できるんだ。 【一言感想】 読了後、もれなく美術館行きたいー!ってなると思う。続きを読む
投稿日:2023.11.17
しみず
あーーいい本 というか、もうずっとこんな本を探してたんじゃないか! 著者の方の説明の仕方も、親しみやすくて物腰が低い感じがずっと話を聞いていたくなるような文体 何回か読み直したいなあ
投稿日:2023.11.05
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