【感想】言語学講義 ──その起源と未来

加藤重広 / ちくま新書
(5件のレビュー)

総合評価:

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  • 言語学の最新の研究状況

    言語学を始めとする文系の学問は、理系に比べて進歩が遅いというイメージをお持ちの方がおられるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
    多くの研究者の努力で、ゆっくりとではありますが着実に研究は進んでいます。
    言語学のこれまでの研究内容を踏まえて、現在そして未来の言語学の課題を述べた本です。
    記述も読みやすく、お薦めします。
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    投稿日:2019.05.02

ブクログレビュー

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  • gakudaiprof

    gakudaiprof

    言語学についての概説かと思っていたら全く違い、ほとんどが国語の話題であった。教科書や知識の整理では使えないが、一般向けの読み物としてはこうした書き方しかないのであろう。

    投稿日:2020.12.23

  • 人生≒本×Snow Man

    人生≒本×Snow Man

    チョムスキーとソシュールでない言語学。それがまず私には衝撃だった。カジュアルな書き口で言語学のこれまでと今を描き、課題を残す。

    投稿日:2020.12.15

  • mtkwsk

    mtkwsk

    当代の碩学、加藤先生による言語学随筆か四方山話かというところでしょうか、ご本人も概要書ではないと書いておられます。
    特に後半は概念説明もあったりなかったりなので門外漢の自分が読むとそういうものかとしか言えないわけで、できればもう少しだけ、例えば生成文法って大雑把に言うとこう言うこと、詳しくはこっちの入門書を見てねと言うのを期待したいところです。
    言語学を専攻した三回生くらいが読むといいのかな、個別には講義で聞いたあれこれが俯瞰できる感じですね。
    楽しく読みましたが、せめて概要書の推薦は欲しかったかしらね。
    続きを読む

    投稿日:2020.10.17

  • aoi-book

    aoi-book

    タイトルの通り言語学の全体感を掴むのにある程度貢献してくれるが、生成文法をはじめ理論言語学に関する言及が少なかった。2019年に書かれた書籍としてはやや新鮮味に欠けるというのが率直な印象。最終章で語られる複雑系についても、あくまで言語の変容を解き明かそうとするものと思った。ただ各章でつかわれる用例は日本語をサンプルとしたものが多く、特に社会言語学に関する考察などは親近感を持って読むことができて楽しかった。続きを読む

    投稿日:2020.05.10

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