
総合評価
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- hiroshirakawa"powered by"
医師であり睡眠学者である筆者が推奨する質の良い睡眠のすすめ。私、明晰夢を見られるのですが、それは人類の20%未満だとか。
5投稿日: 2025.06.14 - スイミンマン"powered by"
睡眠は、あらゆる問題を解決に導く“最強の処方箋”である。 本書は、ただ「よく寝ましょう」と説く健康本ではない。夢を見る理由、カフェインが眠気を妨げる仕組み、レム睡眠とノンレム睡眠の働きなど、睡眠にまつわるあらゆる現象について、科学的根拠とともに丁寧に解き明かしてくれる一冊である。 第1章では、睡眠の効果を「心身の健康を保つ最高の薬」と位置づけ、そこから各章でリズム、記憶、感情、年齢との関係などを段階的に掘り下げていく構成になっている。特に第2章の概日リズムとアデノシンの関係、カフェインがどう作用するのかの説明は非常にわかりやすく、実生活への応用もしやすい。カフェインの効果が10時間ほど続くという記述は、夜の眠れなさの正体を教えてくれたように思う。 また、レム睡眠とノンレム睡眠の役割を「情報の整理と統合」として描き、記憶の定着だけでなく、ひらめきや問題解決にもつながっているという話には唸らされた。睡眠は単なる休息ではなく、起きている間に得た情報を“活かす”ためのプロセスなのだ。 特筆すべきは、思春期の子どもと睡眠の関係を扱った第5章である。前頭葉の成熟が遅いこと、思春期の概日リズムが大人とは異なることなど、科学的な視点から「夜更かし」「朝起きられない」現象の背景を読み解いている。思春期の子に合理性を求めても無理があるという指摘には、親や教育者が読むべき示唆が含まれている。 また、内容とは直接関係ないが、昼寝を「予防的仮眠」と呼ぶか「パワーナップ」と呼ぶかで受け止められ方が変わるという話も印象に残った。ネーミングひとつで人の反応が変わるというのは、仕事でもよく実感するところである。 読み終えて強く感じたのは、睡眠は「足りているかどうか」よりも、「活かせているかどうか」が問われる時代に来ているということだ。本書はその気づきを与えてくれる、まさに“人生を変える教科書”である。
0投稿日: 2025.04.23 - ない"powered by"
事実と知識に脅かされないため8時間寝ようとは思うが6時間睡眠すら贅沢品な現実どうしたらいいんだろう 事実に縋る私を洗脳するのに満足な論文の数だったけどこうもボロクソに言われてるとかなしー
0投稿日: 2025.03.29 - ななみ"powered by"
今まで読んだ本の中で自分用のメモを取ることが一番多かった本でした。 睡眠で、病気を防げる、子どもの本などでもよく見るEQを高められる、精神も安定する、創造性も高められる、、、 どんな健康法よりも睡眠って、大事なんだ!って、気がつくことができました。 今まで、睡眠時間を削って、やりたいことをやってましたが、睡眠時間を一番大切にして、時間をやり繰りしていこうと思います。
1投稿日: 2024.12.28 - ねこ"powered by"
昨日読んだ「発達障害と間違われる子どもたち」でも、睡眠の大切さが説かれていたので、こちらも読んでみた。 まさに睡眠は万能薬。記憶力アップ、寿命が延びる、心が癒される…眠りの効果の数々。 もう、これは寝るしかない!って気分になる。 じゃあ、どんな環境でどの位寝ればいいのかということも具体的に示されていてわかりやすい。 推奨されている8時間睡眠が高いハードルに思えてしまうこと自体、世の中おかしくなっちゃったのでは?と思う。 子どもはもちろん、大人もしっかり寝なくちゃ。 家族みんなで実践しよう。
44投稿日: 2024.11.14 - ぐっちょん"powered by"
これは、読んだ方がいい。 睡眠の大切さって、みんなわかってる。自分も。 でも、わかってるつもり止まりだった。 と思った。 この本、図書館で、結構待ちました。 2ヶ月くらい。なかなかの人気っぷり。 2017年の作品で、全米、全英で大反響。 睡眠のことが、大切さが、死ぬほどわかります。 この手の海外のビジネス書は、まぁ〜〜〜データが多い。これでもかってほどのエビデンス祭りだ。説得力をあげたい気持ちは、よくわかるし、効果は確かに「ある」。 でも、やっぱり、疲れると言うか閉口。 もぅお腹いっぱいって、データ、データ、データ。%が何回出てくることか笑。 でもですね〜、読んだ方がいいわ〜。 そんなデータから、ちょっと「ネタバレ」 備忘録として。 カフェインは、やっぱり睡眠の大敵。クモの巣作りへの影響が、各種ドラッグより大きい。めちゃくちゃ変なクモの巣を張る図。なるほど。 カフェイン…ちょっと怖い。クモと人は違うけども…。 深い眠りが大切だと思っていたけれども、「レム睡眠」が超重要だと言う。ホモサピエンスは、他のどの生物よりレム睡眠が多い。 レム睡眠とは、睡眠の段階の1つで、急速眼球運動(rapid eye movement:REM)を特徴とする睡眠です。 これが、記憶を相当「整理」しているらしい。 長期記憶へデータ保管とか。 アルコールを飲むと、レム睡眠が大幅に減る。そのため記憶に留める能力が下がる。長期記憶に移行するまでの期間は、少なくとも3日以上。 12日間、寝ないと人は死ぬらしい。 寝ないと、エネルギーを摂っても消費されるし、免疫低下が尋常じゃない。 エジソンは、昼寝を多用。昼寝の際に、メモ用紙を準備して寝てたとか。レム睡眠時にアイデアが浮かぶという。 ダイエットしてる人にも情報。 5時間半睡眠のチームは、落ちた体重の70%が筋肉。8時間半のグループは、落ちた体重の50%以上が脂肪。そして、睡眠不足だと食べちゃうらしい。 子供が欲しい人も寝た方がいい。 睡眠不足は、ガンのリスクも上げる。 インフルにもなりやすい。 夢は、心の傷薬。 睡眠薬は、深い睡眠は得られるが、レム睡眠は得られない。ので、根本的な解決にはならないようだ。レム睡眠不足は、精神をむしばむ。 などなど。 とにかく、とにかく、寝なきゃなのです。 巻末に、健やかな眠りのための12のアドバイスがある。 1.いつも同じ時間に寝て、同じ時間に起きる 2.寝る前に運動しない→2、3時間前には終わらせる 3.カフェインとニコチンは摂らない→抜けるまでに8時間。なので、特に午後2時頃までがベスト。 4.寝る前にアルコールを摂取しない 5.夜の遅い時間に大量の飲食をしない 6.可能なら、睡眠を妨げるような薬を飲まない 7.午後3時を過ぎたら昼寝をしない 8.寝る前にリラックスすら 9.寝る前にお風呂につかる→他の本では90分前 10.寝室は暗くする、寝室を涼しくする、デジタル機器を持ち込まない。→18.3℃がベスト! 11.日中に太陽の光を浴びる→特に朝 12.眠れないままずっと布団にの中にいない→寝つけないときは、リラックス活動をした方が良い。 おわりに、から引用(全文)(なかなか良い) たった100年の間で、人類は生きるために必要な「十分な睡眠」を捨ててしまった。睡眠は、340万年にもおよぶ進化の末に完成したシステムであり、きわめて機能的に人類の命を守ってきた。その完璧なシステムを捨てた現代人は、健康、寿命、安全、生産性、そして子どもたちの教育で、大きな代償を払うことになった。 睡眠不足は沈黙の疫病だ。世界の先進国でこの病気が蔓延しているという事実は、21世紀の公衆衛生が直面する最大の難問だ。睡眠不足がもたらす早すぎる死や健康被害を避けたいのなら、抜本的な意識改革が必要だ。個人も、文化も、職場も、社会も、睡眠に対する態度を大きく変えなければならない。 一晩ぐっすり眠ることは人間の生まれながらの権利であり、その権利をとり戻すときがついにやって来たと私は信じている。眠ることは恥ではなく、怠惰の証でもない。睡眠は自然の万能薬だ。健康、幸せ、活力を人類にもたらしてくれる。本来の睡眠をとり戻した私たちは、日中の「本当に目覚めている」という感覚を思い出すこともできるだろう。そして、真に生きているという充実感も味わえるようになるはずだ。 まずは、 たくさん寝よう (7時間から9時間) てゆうか 寝ないとアカン そうそう、 スマートウォッチの睡眠スコアの謎が解けた。 深い眠りが多過ぎてもスコアが上がらない。 なぜ? 深い眠りが長い方がいいじゃんと思っていたが…… レム睡眠、ノンレム睡眠のバランスが大切。 なるほどなぁ。
47投稿日: 2024.11.03 - つき"powered by"
睡眠がいかに大事か、 そしてその睡眠を守るために何が必要か? 睡眠に関する基礎知識がわかる本。 全世界の人が読んで、社会構造が変わればいいな。
4投稿日: 2024.09.07 - 高澤海"powered by"
①いつも同じ時間に寝て、同じ時間に起きる ┗8時間睡眠は確保 ②寝る前に運動してはいけない ┗2〜3時間前には運動を終わらせること ③カフェインとニコチンを摂取しない ⑤夜の遅い時間に大量の飲食をしない ┗軽食ならok ⑥午後3時を過ぎたら昼寝をしない ⑦寝る前にリラックスする ┗寝れない時は、布団から出る ⑧寝る前にお風呂に浸かる ⑨寝室を暗くする、寝室を涼しくする、電子機器を持ち込まない。 ┗・気温は摂氏18.3がベスト
1投稿日: 2024.05.25 - a0019447"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
睡眠について学ぶべく読書 メモ ・全てが睡眠によって最適化されている ・食事運動睡眠で1番大切なのは睡眠 ・レム睡眠ノンレム睡眠で記憶スペースの容量不足を解消する ・昼寝は有効。昼寝の習慣がある地域は人々が死ぬことを忘れた場所と呼ばれることも ・アルコールはレム睡眠の敵 ・高齢者こそ眠りを大事に。時間サイクルや運動などをうまく活用しよう ・眠りが記憶のスペースを作る。睡眠によって海馬の中が綺麗に掃除される。学習してから眠ることで新しい記憶が脳に定着する ・音を聞きながら眠った人はゆっくりした脳波が強くなり、翌朝の記憶力は40%上昇という結果も ・睡眠は運動能力も高める ・睡眠不足は心血管系に与えるダメージも大きくなる ・夢の中では記憶が溶け合う。眠りの中でお互いにかけ離れた記憶の要素を結びつけることができゆ
7投稿日: 2024.04.05 - もけもけ"powered by"
ちゃんと寝ようと思った。睡眠は思っていた以上にとんでもない効果を持っている。 一見難しいような科学的な証拠が、一般人にもわかりやすいような比喩をたくさん用いて説明されていてわかりやすかった。読みやすかった。 みんな、寝よう。寝たら平和になるよ。
0投稿日: 2024.04.03 - わえ(わえ)"powered by"
寝ることがいかに体やメンタルに良いかを教えてくれ、 睡眠不足がいかに良くないかも教えてくれる。 もともと寝るのが好きだったので嬉しかった笑
0投稿日: 2024.02.12 - カイリュウ"powered by"
実用書向けではないが 睡眠についての理解を深める点では良書 ・睡眠ステージ ・睡眠の役割 ・人間以外の動物の睡眠 などが知れる オーラリングなどで睡眠モニタリングしているなら抑えておいてもいい知識
0投稿日: 2023.12.21 - Hey Siryu"powered by"
睡眠がもたらす影響、そしてその対策がわかりやすく書かれている。それまで知らなかったことやこれからの生活に活かすことが出来そう。
0投稿日: 2023.12.15 - やえ"powered by"
睡眠と言う簡単で簡単ではない問題。ほんとに昔は眠れたのに歳をとると眠れなくなっている。 これほど大事なこととは思わなかった。国家問題だという。絶対に実践する。すでに午後にカフェインを取らなくなって、夜は長く眠れるようになった。嬉しい結果です。
0投稿日: 2023.10.09 - みみり"powered by"
雑誌『VERY』でモデルさんの愛読書的に紹介されていたので、図書館で予約。子どもたちと寝落ちして、7時間以上毎日寝ているのを夫に咎められている毎日なので、専門家が「7〜9時間睡眠」を推しているのは個人的にありがたい! 子どもに関しては、「寝る子は育つ」というのもやっぱりそうなんだな。 動物の睡眠に関する章がおもしろかった。ヒトの睡眠に関しては、だいたい他の本とかネットでも得られてすでに知ってる知識が多かったけど、社会の構造を変えないと、という指摘には納得。私の会社も定時が決まってるし、残業する人はエライみたいな風潮がある。通勤時間も長い。それだと8時間睡眠は難しい。フルタイム勤務に戻ったら8時間睡眠はできないな…。 睡眠を「ムダな時間」と切り捨て、寝ることを悪だと豪語する夫の特性にぴったり当てはまることばかりだったのは新たな発見。ひたすら食べたがる。予防接種すると必ず体調を崩す。コーヒーばかり飲む。たいていイライラしている。自分で気づかないと直らないし、睡眠を削らないといけない状況もわかるけど、この本によると夫はきっと長生きしない…。 家事も育児も仕事も、そして睡眠も確保…どうやって確保するか、時間の使い方が次の課題だな…。
9投稿日: 2023.08.07 - がらがら"powered by"
胡散臭いタイトルとは裏腹に真面目な睡眠に関する本。 かなり長いけど、結論として「とにかく毎日8時間は寝ろ」って内容。 対策は「午後以降カフェイン取るな・酒飲むな・寝る前にスマホ触るな・寝室は18.3度にしろ、毎日同じ時間に寝起きしろ」と、まあよく聞くものばかりだった。
0投稿日: 2023.06.10 - 1899567番目の読書家"powered by"
きちんとした睡眠を取りたいと思い、著書を購入した。 睡眠に関する研究結果が、豊富に書かれていた。 睡眠に対して感じていたことが、研究によって明らかにされていたことに驚いた。 歳をとると睡眠の効果が減ってしまうことの 対処法はないか気になった。
0投稿日: 2023.06.08 - amazonrevier"powered by"
睡眠の大切さ、重要さがよく分かった。 ただどうやったら良質な睡眠をとることができるかについては最後に少しだけ書かれているだけだった。
0投稿日: 2023.06.04 - K4D"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
睡眠についてのメリット、デメリットを色んな視点から科学的なデータをもとに教えてくれる書籍である。 睡眠自体の仕組みから始まり、眠りの重要性と効果、そして現代での睡眠の向き合い方を提案してくれている点もポイントが高い。 一般的な夜間のブルーライトの影響だけでなく、目覚ましや睡眠薬の影響など知見を広げてくれた。 2023年5月現在の私は睡眠不足を溜め込み、まともな生活をしているとは思えない状況であるが、この書籍で書かれた過食、高血圧、感情のコントロールのできなさなどの睡眠不足の影響もありそうな症状が出ている状況なので、改めて睡眠の見直しを考えさせられた。 仕事仕事と言って、睡眠時間を削っていた過去の自分を殴りたい!そんな気分になるくらい睡眠の大事さが伝わったので、直ぐに睡眠を改善するための行動をとっていこうと思う。 私のようになる前の睡眠不足とわかっていないあなたも一度は読んでみて、自分自身は睡眠が足りてるかを確認してほしい。 誰もが一度は読んでほしい一冊でした。
1投稿日: 2023.05.26 - カズンズン"powered by"
守るべき1つのルール 『毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きる』 人間は習慣の生き物だから 毎回違うと体のリズムが崩れる 睡眠によって… ①記憶力が良くなる ②集中力が保持できる ③うつ病防止 ④食欲を減らし代謝を向上させる ⑤病気に強くなる
1投稿日: 2023.05.16 - kai0139"powered by"
すべての人が同じ睡眠パターンを持っているわけではない。早寝早起きの「朝型」に分類される人と、その反対である「夜型」の人、その中間に属する人がいる。 睡眠は記憶力や運動スキルを向上させるうえでも、ダイエットをするうえでも重要である。 夢と睡眠は、メンタルヘルスを整え、問題解決力や創造力をもたらしてくれる。 長時間労働を誇りに思うような企業文化は明らかに間違いだ。従業員が十分な睡眠時間を確保できる環境を整えることが、これからは重要になってくる。
1投稿日: 2023.05.05 - へ〜た"powered by"
2017年の世界的ベストセラーで2018年5月には翻訳も出ていたのだがずっと積読で、ようやく読了。読まずにいた5年間を損したような気持ちだ。日本語版は軽薄なタイトルのせいでその重要性が伝わっていないが、これは子どもから政治家、企業経営者まで全人類が今すぐ読むべきテキスト。人は(あるいは生物は)なぜ眠るのかという話題に始まり、睡眠が持つ様々な、そして意外な役割と、それが失なわれたときの膨大な弊害を語る。 個人的には数十年来の不眠症で、10年くらい前からは睡眠薬を服用しているのだが、「睡眠薬は脳を鎮静させているだけであり、脳のダイナミックな『眠り』の働きは得られていない」というのが著者の主張。最近、米国では睡眠薬処方に代わって不眠症の第一治療法とされている CBT-I (不眠症のための認知療法)について、早速医療従事者向けのマニュアルをダウンロードしてきて試してみているのだが、最初の一週間は結構寝不足でキツい……。
3投稿日: 2023.05.02 - たんぐん"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
睡眠の辞書。 人間やほかの動物の睡眠の違いなどもわかる。 睡眠は、生活習慣病やメンタル疾患などさまざまな病気になるリスクを減らすことができる。また、病気を良くする効果もある。 夢の大切さもわかる。 異なる睡眠時間によるさまざまな実験結果も書いてある。 とりあえず、毎日規則正しい8時間睡眠と30〜60分の昼寝が大事だと思う。あとカフェイン摂取は睡眠の質を悪くするので、カフェインが10時間くらいで体内から抜けることを想定して、ドリップコーヒーはなるべく午後2時を過ぎたら飲まないようにしようと思った。 不眠が子供にも遺伝子レベルで影響する可能性があるのはこわいなぁ。 睡眠不足は社会全体の問題らしい。
1投稿日: 2023.03.06 - かっきー"powered by"
良書。睡眠の基本的なことから、睡眠不足によるリスクまで具体的に網羅されており、一般向けの書籍にしては読後の満足感が高い。自分の高校時代の学校の風習が、自分の寿命をかなり縮めたことだろうと痛感した。いくつかの精神疾患との関連も指摘されており、CBT-Iも併せて勉強してみようと思った。内容には満足しているが、出典の記載がない点は非常に残念である。
2投稿日: 2023.03.04 - 森 翔大"powered by"
世界の名だたる大企業がお昼休みに睡眠を取る時間を設けて生産性を上げている現状や、世界最高峰のスポーツ団体であるNBAやNFLでも睡眠のアドバイスを著者に求めるチームが増えてきている。 私たちが生きていく上で切っても切れない睡眠。私もそうだが睡眠に対する悩みは絶えない中、希望を持つことができた良書。 さっそく8時間睡眠ができる環境を整え、かつアルコールは(極力)抑えることで、普段の生活を充実させていきたい。
2投稿日: 2023.02.19 - たくや"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
睡眠不足は以下の項目と密接に関係している ・集中力の低下 ・記憶力の低下 ・ガン、ADHD、心不全、アルツハイマー、糖尿病などの病気 ノンレム睡眠は脳の疲れを取り、レム睡眠は脳の記憶を整理する 赤ちゃんがお腹の中で動くのはレム睡眠中である、声に反応しているわけではない(レム睡眠中は動かないように脳からの信号が遮断されるが、赤ちゃんは脳の発達が未熟な為、遮断されず動いてしまう) 人は寝ないと死んでしまう、因果関係は不明だが、相関している 概日リズムは日光に関係なく働いており、人だけでなく植物にも存在する
2投稿日: 2023.02.12 - zabieru"powered by"
睡眠の大事さについて具体的に書かれていたが、根拠が乏しい印象を受けた。眠かったら寝るという行為について肯定させてくれる本
0投稿日: 2023.01.21 - m.okuda"powered by"
睡眠がいかに人間にとって重要なものなのかが 豊富な事例とともに理解できる。 「健やかな眠りのための12のアドバイス」を参考に、 良質な睡眠を日々心がけたいと思った。
1投稿日: 2022.11.14 - fox1020"powered by"
昼寝を止めると死亡率が上がる 運転中の2秒の居眠りで死ねる 理想的な寝室の温度は18度 睡眠薬はアルコールと同じ鎮痛剤の効果しかない
0投稿日: 2022.11.03 - つる"powered by"
「人は眠らないと死ぬ」 この本の至上命題であり結論。また、「睡眠こそ最強解決策」である理由が宝箱のように次々と説明された。 いくつかの悲劇的な事故も実は睡眠が一因となっている事実には、驚愕した。 最終章で筆者が提案するように、個人→社会へと睡眠への意識が変化していくことを期待する。
1投稿日: 2022.10.22 - hayamausio"powered by"
著者はカリフォルニア大学神経学科と心理学の教授。睡眠科学者との肩書もあり、睡眠の重要性を表すデータしか提示してないのではと言う勘ぐりもあるかもしれないが、仕事の効率化のため、NASA、Google、P&G、ゴールドマンサックス、ナイキなども睡眠環境を重視する仕事環境作りに取り組んでいるので、著書の内容を否めない。 本書は4つパートで構成される。 1つ目は睡眠の謎を解説。朝型人間と夜型人間がいる原因、カフェインの大き過ぎる悪影響、徹夜の効果、睡眠と人間能力の関係、昼寝が大事とは、若者から老いるまでの睡眠の悩みの原因(年を重ねると、なぜ熟睡できたと感じることが減ってくるのか)、など読むと合点が行く内容ばかり。 2つ目は睡眠がなぜ重要なのか解説。記憶力、運動能力、健康の観点から治験データなどを提示して説明。 3つ目は、なぜ夢を見るのか、について。 4つ目に、睡眠とどう向き合うべきかを説明。良い睡眠をとるノウハウが学べる。 年を重ね、熟睡できた、スッキリしたと感じる事が減り、自分の睡眠に満足がいかない日々。ベットを代えたり、枕ジプシーになったり、耳栓をしたり、呼吸法の本を読んだりと、睡眠の質を改善したく情報を集めていたが、この本を読む事でなぜ睡眠に問題ができるのか、その原因と理由が理解でき合点がいったのが良かった。薬のように読んですぐ改善される事はない内容だが環境を整えることから始めてみようと思う。 詳細はメモへ
1投稿日: 2022.06.16 - トシノリ"powered by"
0 どんな本? 睡眠の知識を集約した本。)とても骨太でキーポイ ントは時間と質、コンセプトは質量、理解足りない と言う事実。個人の健康だけで無く社会や世界にデ ータを提示して訴える重要な本。 読むのに時間がかかった。 1 なんで読んだの? (1) 良く寝て成長したいから。 (2) 最新の睡眠の知識が欲しいから。 (3) 日々の生活に落とし込みたい 2 構 成 全4部16章構成で427頁(11時間) 睡眠とは?から始まり、睡眠と社会がどう向き合う か?で終わる。 3 著者の問題提起 睡眠不足は21世紀の公衆衛生が直面する最大の難 問だ。 4 命題に至った理由 20年にわたる著者の研究と世界中のデータで多く の答えが見つかり睡眠の特性が明らかになったから。 5 著者の解 睡眠は人々の幸福と社会の繁栄に最重要なもので あり、個人から社会まで真摯に取り組む必要のある もの。 6 重要な語句・文 (1) 失われた睡眠を取り戻す事はできない。 (2) グリンパティック系(脳の掃除) (3) 睡眠不足はDNAの安定性を損ない、テロメアを 傷つける。 (4) 寝る前に洗面。(顔、手足から放熱) (5) カフェインの制限(午前まで)200mg/1日 (6) REM睡眠で我々は進化した。 (7) 理想的な室温は18.3℃ (8) 睡眠の教育 (9) 中核温 7 感 想 読んでいてカフェインの計算をしたくなった。気 を使っていたが結構シビアだと認識した。一番刺さ った箇所は我々は睡眠の教育を受けた事がないと言 う事。教育を息子にして行こう。深く知りたい事は 睡眠に良い食事。図で徐波睡眠や睡眠紡錘波を理解 できた。人には睡眠のメリットを勧めたい。タイト ル通り最強の解決策である。著者の人類に対する深 い愛を感じる素敵な本。 8 todo (1) カフェインの見直し(コーヒーとチョコの量) (2) 室温の改善18.3℃ (3) 就寝前の洗面(顔手足の放熱) (4) 息子に具体的な教育ができる様に日々勉強
2投稿日: 2022.05.04 - 我妻陽一 / 助太刀CEO"powered by"
ビルゲイツが推薦していたので読んだ。表紙のデザインでは軽めの内容を想像したが意外にもしっかりした内容。 この本を読んで肥満、癌、鬱になりたく無いので今日から8時間睡眠。そのためにコーヒーは午前中までと習慣を変えた。 その他、時差ぼけや夢遊病、フロイトの夢判断まで睡眠にまつわる話を網羅的にカバーした良書。
1投稿日: 2022.05.02 - ムッネニーク"powered by"
29冊目『睡眠こそ最強の解決策である』(マシュー・ウォーカー 著、桜田直美 訳、2018年5月、SBクリエイティブ) 睡眠を科学的に研究している著者により、いかに睡眠不足が人体に悪影響を及ぼすのかが滔々と記されている。 原題は「Why we sleep」。睡眠を推奨する自己啓発本なのかと誤解してしまいそうな邦題だが、本書の内容は全くそれとは異なる。邦題・ブックデザイン共に、日本版は絶望的にセンスがない。 「寝不足のマウスは、ガンが成長する速度も大きさも、十分に睡眠をとったマウスと比べて200%増加した」
6投稿日: 2022.04.26 - 前太ハハ"powered by"
夫が図書館で借りたので私も読んでみました。 良質な睡眠のためにできることは既に知っている当たり前のことばかりでしたが、本書が解説する睡眠不足が与える深刻な影響については知らなかったことが多く、真剣に取り組むべき問題だと再認識しました。 一部ですが印象に残ったことだけ挙げておきます。 ・6時間睡眠を10日続けただけで、徹夜明け並みに集中力が低下する ・ダイエット実験で、5時間半の睡眠グループは落ちた体重の70%が筋肉だったのに対し、8時間半睡眠グループは、落ちた体重の50%以上が脂肪だった。カラダは睡眠不足状態になると脂肪を離さなくなる ・アルコールは鎮静作用があるがそれは睡眠とは違う。朝までぐっすり寝たという人は夜中に何度も起きていることを覚えていないだけ。アルコールはレム催眠抑圧因子のひとつであるアルデヒドケトンを発生させ、これがレム催眠にとって大きな障害になる。アルコールによって夢が見られなくなると処理していない記憶が溜まり、カラダがレム催眠を必死に欲するようになる、そして最後は起きている間も夢を見るようになる、これがアル中によく見られる妄想や幻覚の正体である ・EQ(こころの知能指数)は日々十分なレム睡眠を取っているかどうかで決まる そして肝心の良質の睡眠のためにやるべきことですが不眠治療についての記述の中に見つけました。 最も効果が高いのは、薬ではなく不眠症の認知行動療法だというのには驚きました。 すでに知っている当たり前のことが多いですが、入院して磁気や電気を流す以外は日常生活を見直すことが一番の改善になるそうです。 ・カフェインは少なくても睡眠の8時間前まで ・アルコールは控える ・日中に日光を浴び、就寝前にブルーライトを浴びない ・理想的な寝室の温度は18.3℃。低いと感じるかもしれないが適温で眠るとノンレム催眠の質が向上する ・起床と就寝の時間を一定にする(平日も週末も) ・眠れなかったらベットから出て、睡眠圧が溜まる(アデノシンを増やす)までリラックスした活動をしながら待つ(布団から出ることが大切) ・午後3時以降のうたた寝は睡眠圧を下げるのでしない ・運動は寝る2時間前までに
1投稿日: 2022.04.06 - かきぴーのすけ"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
睡眠はなぜ大切なのか、睡眠のメリットやデメリットが数多くの論文・研究をエビデンスに詳しく書かれており、睡眠の攻略本といった本だった。そのため、読み終えるのに少し時間がかかり大変ではあったが満足度が高い1冊であった。睡眠は人生の大半を占めており、より良い睡眠を取るために自分もそうだが、社会全体で改善していくことが大切であると思った。 ★ポイント★ ・理想は16時間活動し、8時間がベスト。 ・寝る時間と起きる時間を固定することが睡眠の質を高める ・ノンレム睡眠・レム睡眠共に役割があり、どちらが欠けてもダメ。 ・睡眠は扁桃体(感情や不安等を感じる所)部分の反応抑制する。 ★TO DO★ ・毎日寝る時間、起きる時間を固定すること ・15時以降のカフェイン摂取は極力控えること ・寝る前に極力スマホ等はいじらない 内容が細かいのでKindleで買った方が知りたいところもう一度検索して見直せるのでおすすめです。
1投稿日: 2022.03.31 - menchicho"powered by"
30代前半で夜中にトイレへ行くようになり、50代に入ると明け方に目が覚めて二度寝できないことが増えてきた。 そこでこの本。書いてあることは1日8時間寝れば「健康になれる」「記憶力が良くなる」この二つ(たぶん)。その根拠の説明に400ページ以上も費やしているので、3分の1は飛ばして読了したことにした。 とはいえ、この2つが分かっただけでも読む価値はあった。しかし、肝心の「加齢によって眠る時間が短くなる」の解決策は「研究中」とのこと。非常に残念。
1投稿日: 2022.03.27 - yoshiki0669"powered by"
睡眠に対する理解を深め実践することを目的に、数年前に話題書となっていた本書を手に取った。 400頁を超える内容+洋書の訳書ということで時間と労力がかかりそうだとしり込みしていた。しかし訳書にありがちな内容の繰り返しがほどんどなくストレスなく読み切ることができる。(訳者の桜田さんに感謝しかない) ・なぜ、若い時に比べて土日にたくさん寝る必要がなくなったのか? ・なぜ、アルコールの飲んだ日は、寝たはずなのに疲れが取れていないのか? といった疑問にも科学的な実験や脳内の活動から説明があり、非常に腹落ちした。 刊行から4年たち、多くの人が手に取った本だと思う。しかし、さらに多くの人が手に取り、近くの人に啓蒙していくことが必要だと感じた。そうすることで隠れた睡眠に起因する問題が解決し、より効率的な働き方や老いても健康な世界に近づく可能性を大いに感じた一冊。
1投稿日: 2022.03.06 - こんちゃん"powered by"
【世紀の大発見!】 寿命を伸ばす画期的な方法がついに開発された。しかも、この効果は長生きだけにとどまらない。 ・記憶力と創造性が向上する。 ・外見も魅力的になる。 ・余計な食欲がなくなり、スリムな身体を維持できる。 ・ガンや認知症とも無縁になれる。 ・風邪やインフルエンザも撃退してくれる。 ・心臓発作と脳卒中のリスクも下がる。もちろん糖尿病にもならない。 ・幸福感まで高まり、抑うつや不安は消える。 どんな方法か、興味はあるだろうか? その方法とは…、一晩ぐっすり眠ることだ。 ───────────────────── そう、「睡眠こそ最強の解決策」なのだ!本書の内容はこの一文に集約できる。少し誇張が過ぎる気持ちもあるが、十分に寝ることがいかに大事であるかを著者のマシュー・ウォーカー氏は伝えたかったのだろう。 本書の前半は、睡眠とは何かとそのメカニズムについて紙面が裂かれている。慣れていない人は尻込みをしてしまうかもしれない。しかし、そんなに難解な用語がバンバン出てくるわけでもない。なのですいすい読み進めていけるだろう。 中盤では、睡眠がいかに大切か、なぜ大切なのかに触れられている。「眠りのメカニズムなんてどうでもいいよ!メリットを教えて!」といった読者には中盤から読み始めることをオススメする。それでも十分理解できる内容だろう。というか、本書のメインディッシュはこの部分だと個人的には思う。 終わりの方では、現代社会から多くの睡眠が奪われている事実にマシュー氏が憤慨を表すとともに、どのようにすれば解決へと導いていけるか、その方法を提言している。 以上が本書の概要である。 表紙だけを見ると、いかにも浅〜いことが書かれたであろうビジネス本に見えないこともない。しかし、ひとたびその扉を開けば、そこにはこれまでマシュー氏が蓄えた科学的な知見が豊富に詰まっている。唯一残念なのは参考文献が紹介されていないことだ。本書で紹介されている実験や研究に対して少々疑問を抱くところもあったので、それを確かめるために一時情報を参照したかったからだ。とはいえ、それを踏まえても、本書は文句なしの一冊である。
1投稿日: 2022.03.05 - わっさん"powered by"
睡眠、夢、記憶、脳など、今までの読書で断片的に得た知識が総まとめされている。また、海外サイエンス翻訳本にありがちな読みにくさがまったく無い。原文そのものが(分かりやすい比喩などを用いて)元々読みやすいのかもしれない。 以下、引用 ●レム睡眠の間に見る夢には、進化の面でもう一つ大きな貢献をしている。それは、創造性を育てる事だ。ノンレム睡眠の役割は、新しい記憶を長期の保管庫に移動させることだった。しかし、それらの新しい記憶を取り出し、それまでの経験のカタログと衝突させるのはレム睡眠の役割だ。レム睡眠の間に起こる記憶の衝突から、創造性の火花が生まれる。それまで関連のなかった情報の間に、新しいつながりがつくられるからだ。睡眠サイクルを繰り返しながら、レム睡眠は脳内に広大な情報のネットワークをつくっていく。また、レム睡眠は一歩引いて視野を広げ、答えのようなものを導き出すこともできる。つまり、バラバラの情報を個別に理解するだけでなく、情報全体が意味することも理解できるのだ。そして目を覚ますと、昨日までの難問の解決策が見つかり、革新的なアイデアが思いついたりするのである。 ●被験者はそのベッドで眠り、脳波を記録される。被験者の半分は、ノンレム睡眠に入ったところで優しくベッドを揺らす。残りの半分は統制群で、ベッドは揺らさない。その結果、ベッドの揺れによって深い睡眠がさらに深くなり、徐波睡眠の質が向上し、睡眠紡錘波の数も数倍に増えた。現在のところ、ベッドの揺れが記憶力の向上にもつながるかどうかについてはわかっていない。この実験で、被験者の記憶力のテストが行われたことがないからだ。いずれにせよ、この実験からわかるのは、赤ちゃんを優しく揺すりながら寝かしつけるという昔ながらの方法は正しかったということだ。 ●睡眠の質(とくに深いノンレム睡眠の質)は加齢とともに低下する。この睡眠の質の低下は、記憶力の低下と関連がある。そして、アルツハイマー病の患者を観察してみると、深い睡眠が普通よりもさらに阻害されていることがわかる。おそらくここで重要なのは、アルツハイマー病を発症する数年前に、睡眠の質の低下が始まっているということだろう。つまり睡眠の質を調べれば、病気の危険を発症前に察知できるということだ。それにもしかしたら、睡眠の質の低下が、アルツハイマー病の一因になっているのかもしれない。そして発症してからは、病状の進行と睡眠の質の低下は並行して進んでいく。この点からも、両者の間につながるがあることがうかがえる。さらに深刻な問題は、アルツハイマー病患者の60%は、最低でも一つの睡眠障害を患っているということだ。もっともよく見られるのは不眠症であり、(中略)まだ解明されていないこともたくさんあるが、少なくとも今の時点で、この二つがお互いに悪い影響を与え合っていることはわかっている。一方がもう一方の引き金になり、互いに症状を悪化させているのだ。 →確かに母は、認知症だか老人性鬱になる前からよく「よく眠れない」とは言っていた(病院で睡眠導入剤も処方されていたな)。その頃は歳だからしょうがないねと言って取り合わなかったのだが…。 ●余談ではあるが、さらには科学的根拠があるわけでもないが、私は以前から興味を持っていたことがある。マーガレット・サッチャーとロナルド・レーガンという二人の元国家元首は、いつも4時間から5時間しか寝ていないことを、自慢ではないにしても、声高に宣言していた。そして二人とも、晩年はアルツハイマー病を発症している。そして現アメリカ大統領のドナルド・トランプも、睡眠は2~3時間で十分だと豪語している。おそらく彼も二人の先輩の例を心にとどめておいた方がいいだろう。 ●つまり、まとめるとこういうことだ。睡眠不足は、食欲の増加につながり、脳の衝動を抑える機能が低下し、食べる量(とくに高カロリーの食べ物)が増え、食べてもなかなか満腹感を覚えず、ダイエットしても脂肪が減らない。
1投稿日: 2022.03.05 - トッシュ"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
★結論 良い睡眠は、良い人生に直結する。 睡眠は、記憶力、創造力、集中力に必要不可欠な存在である。他にも、精神的身体的健康にも大きな貢献をしている。 これらは、人生において必要不可欠である。よって、これらを促進する睡眠は人生において非常に重要である。 用語 ・ノンレム睡眠 深い睡眠。睡眠周期の前半部分に多い。 使わないニューロンを削除する。また、記憶や技能の定着を促す。 ・レム睡眠 睡眠周期の後半部分に多い。 ニューロンの繋がりを強化する。物事の共通点を見出し、抽象化する能力がある。よって、レム睡眠は創造力を発揮する。 レム睡眠時は、ノルアドレナリンの値が0になり、ストレス発散やトラウマの整理に貢献する。 ・メラトニン 別名、吸血鬼ホルモン。脳の松果体から分泌され、就寝時間を操る。 ・アデノシン 脳に睡眠圧を送る脳内物質。起床時から蓄積され、寝ないと消えない。成人男性の場合、8時間寝ると消える。これが貯まり続けることを「睡眠負債」という。 カフェインで抑制できるが、カフェインが効いてる間も、アデノシンは出続けるため、カフェインクラッシュがおきる。 ・マイクロスリープ 集中力が一瞬だけ完全に途切れる現象。集中力もとい、意識が途切れるため、車の死亡事故などは、マイクロスリープが原因。 ・パワーナップ(計画的仮眠) 仮眠の技術。睡眠不足に陥る前に、予め仮眠をとっておくこと。予防的仮眠、計画的仮眠とも呼ばれる。 メモ 「クロノタイプの存在理由」 クロノタイプは生命保存の法則に基づいている。21時〜5時で寝る朝型。1時〜10時で寝る夜型。睡眠時間がローテーションする事で、睡眠時に天敵に襲われる時間を減らしているのだ。 「睡眠不足チェック」 ①午前中に眠くなることがある? ②午前中カフェインが無くても頭が回る? 「夢と時間の関係」 夢を見る時、大抵、時間感覚は伸びている。 五分の睡眠で、まどろんでいるとき、時間が長く感じることがあるだろう。 それは、レム睡眠時は記憶の再生スピードが1/4になっているからという説が有力だ。 また、夢を見るときに身体が動かなくなるのは、夢遊病を防ぐため。 「人は夢を見るように進化した」 地球上に眠らない生物は、今のところ確認されていない。しかし、レム睡眠があるのは、進化の過程でいうと、比較的新しい種族のみである。 つまり、睡眠の進化の賜物はレム睡眠であり、夢を見るということである。 「昼寝の重要性」 ギリシャでは、「シエスタの習慣」として、昼寝が日常になっている。しかし、弾圧からシエスタが無くなった。これに対する調査で、昼寝をするグループとしないグループに分けて、心臓病による死亡リスクを比べると、昼寝をしないグループは、するグループに比べ、40%も高かった。 また、NASAの研究でも、25分の昼寝でパフォーマンスが35%、覚醒度が50%上昇することを発見した。 「人類の歴史と、睡眠の進化」 人類の始祖ホモエレクトスは、地上で寝る初めての存在だった。その影響から、完璧に弛緩するレム睡眠の割合が増え、認知力、EQ、創造性が発達した。 「昼寝と記憶力」 昼寝を取るグループと取らないグループに分け、記憶力のテストを行った際、昼寝を取るグループの方が20%も成績が良かった。 この事から、睡眠は脳の容量を空ける効果があることがわかる。 「睡眠とスキルの熟練度」 睡眠はスキルの習得を後押しする。 タイピングの練習をした後、8時間睡眠をするグループとしないグループに分けたところ、睡眠をとったグループの方が正確性とスピード共に、30%上回った。 「美容睡眠」 睡眠時間で、人の魅力は変化する。 5時間睡眠後に撮った写真と、8時間半睡眠後に撮った写真を、第3者に評価してもらったところ、後者に圧倒的軍配が上がった。 「全ては時間が解決する。それとも夢?」 結論、トラウマを消すのはレム睡眠(夢)だ 恐ろしい画像を見せて、感情記憶の定着率を分析した。12時間後に、同じ画像を見せると、12時間寝ていたグループの扁桃体の活動は、大きく抑制されていた。 レム睡眠が、扁桃体の感情を整理したのだ。 「良質な睡眠のための習慣」 寝る前に手と頭を濡らす。 かつ、室内温度は摂氏18.3℃。 人間は中核温が下がると、副交感神経が優位になり、メラトニンが分泌される。血管が集中している、手と頭を濡らすことで、熱が逃げ中核温を下げることができる。 寒いくらいがちょうどいいのだ。 「睡眠不足と企業損失」 睡眠不足による生産性の低下は、一人当たり年20万円の損失を生み出している。会社規模で考えると、その損失は測りきれない。
2投稿日: 2022.02.04 - エル"powered by"
2022年12冊目。427ページ、累計4153ページ。満足度★★★☆☆ 世界最先端らしい睡眠の科学が、最初から最後まで展開される。睡眠を取ることのメリットと、これが十分でない場合の弊害。これを読んだら、しっかり寝ようと思うこと請け合い。なお、太字の箇所を流し読みするだけでもタメになるだろう。
1投稿日: 2022.02.02 - はる"powered by"
読み始めると眠くなってしまってなかなか読み進められず (著者はそれもまたよいと書いていた気がする)、睡眠不足が健康面でよろしくないということはもはや常識なので、危険性については読み飛ばし、睡眠改善についての部分を読み、大事だと思った点は以下の項目。 ・カフェイン・アルコールを控える ・寝室にテレビ、スマホ、タブレットを持ち込まない ・寝室を涼しく保つ ・気象と就寝の時間を決め、平日も週末も守る ・眠くなったら布団に入る ・眠れなかったら起きて、静かでリラックスできる活動をしながら、眠気がやってくるのを待つ ・夜眠れないのなら昼寝を控える ・就寝前に心を落ち着ける習慣をつくり、心配事を布団の中にまで持ち込まない ・時計を見えない位置に置く(針を眺めて不安を募らせるのを防ぐため) ・布団の中で過ごす時間を制限する(覚醒時間を増やして自然な眠気を誘発するため) とにかくできることからやってみよう。8時間睡眠が理想のようだけど、まずはちゃんと6時間以上を確保することから!
1投稿日: 2021.12.17 - hiddie"powered by"
睡眠は大事であるということが実に詳しく述べられている。 ただし、それは誰もがそう思っていることなだけに、意外感はない。
1投稿日: 2021.12.08 - ぴくみん"powered by"
Amazonレビューで、 マッチョな本と書いてあるのを目にしたが なるほどマッチョな本だった。 エビデンス、エビデンスのオンパレード 途中で「もう睡眠大事なのわかったから どうするのがいいか教えてくれ、、、」という 気持ちにすらなった(how to本ではない) ・失われた睡眠を一度に取り戻すことはできない ・朝型、夜型、ハイブリッドは人類の進化過程で分類された、遺伝要素も大きい ・睡眠は免疫を上げる ・遅くまでLEDを浴びることによる睡眠の質の低さは「まるでデジタルの二日酔い」 ◎同じ時間に寝て同じ時間に起きる ◎眠れなくなったら一回ベッドから抜け出す
1投稿日: 2021.12.08 - キミ"powered by"
やっぱ睡眠は大事。 睡眠不足は、老化、不健康、命の危険もあるらしいので、寝ることを趣味にでもしようと思う。
2投稿日: 2021.12.03 - くろもも"powered by"
睡眠コンサルタントである著者による、睡眠の重要性を正しく認識できる著書。 この100年で睡眠のメカニズムはあるべき姿から大きく変わり、悪役にされつつある睡眠はむしろ不足することで大変な悪影響を及ぼす。 睡眠時間が1時間少ないだけでがんの発症率が40%上がる、不妊になりうるなど頭が痛くなる様なラインナップ。 アルコールやカフェインの悪影響、運動との相関性など子供の頃に学んだ保健体育のバージョンアップとしても良いだろう。
1投稿日: 2021.11.25 - なつみかん"powered by"
精神的、肉体的に見ても規則正しい睡眠が大切だということがわかった。 特に、若者の睡眠時間が大人とずれているから朝眠かったのかとやっとわかった。
2投稿日: 2021.11.22 - ちぃ"powered by"
睡眠がもたらす影響、睡眠の質を上げる方法を知るため購入。何となく睡眠をとるようがよいと思う程であったが、この本を読んだ後は、寝ないことでの健康被害はもちろん、周囲の人や子どもへの影響など、良い意味で恐ろしいことがたくさん書かれていた。また改善方法などもシンプルで分かりやすい。本の内容はたくさんの研究データに基づいており、科学的根拠も記載され信頼性もある。 とにかく睡眠を疎かにせず、もっと時間を割くべきだとと強く思った。 個人的に好きな文 眠ることは恥ではなく、怠惰の証でもない。睡眠は自然の万能薬だ。本来の睡眠を取り戻した私たちは、日中の「本当に目覚めている」という感覚を思い出すこともできるだろう。そして、真に生きているという充実感も味わえるようになるはずだ。
2投稿日: 2021.10.12 - タモさん"powered by"
難しい内容も多かったが、睡眠がいかに重要か、特に7時間以上の睡眠がいかに素晴らしいものなのか、、エビデンスだらけだった。
1投稿日: 2021.09.25 - kimukeng"powered by"
睡眠に関する研究結果をまとめた本。 眠りのメカニズム、眠りの重要性、夢を見る理由、睡眠との向き合い方の大きく4つのカテゴリで詳細に説明している。ページ数も427と多く、睡眠に興味がある方は読み応えがある1冊である。 睡眠を最優先で行動している自分にとって、睡眠に関する本は色々読んできたが、今まで知らなかった事例など多数あり、更に睡眠の重要性が深まった。ただ睡眠の初心者が初めて読むには少し難しい気がする。先ずはtestosterone氏の本を読んで、睡眠の重要性を洗脳されてから読んだら理解が更に深まるのでは無いかと個人的には思う。
2投稿日: 2021.09.02 - たま"powered by"
非常にためになった一冊。この本を読んでから、自分自身の生活習慣を見つめ直し、睡眠時間をしっかり確保するよう心がけるようになった。
1投稿日: 2021.08.09 - shinano"powered by"
【星:3.5】 睡眠の重要性、十分な睡眠時間をとることの大切さをこれでもかというほど説明している。 おかげで、とにかくしっかりと睡眠を取ろうという考えを強く持つことができた。 ただ、読んでいて「くどさ」も感じた。400ページほどの本んなのだが、睡眠がとても重要だということについて様々な例をひたすら書いているので、200ページあたりで「もうお腹いっぱい」という感じになった。 あと、睡眠の重要性については文句のない内容なのだが、ではどうやったら質の良い睡眠が取れるかについての記載は少なくとおり一遍。 「睡眠はとても重要、だから沢山寝るべし!!」ということがひたすら400ページ続いている本であった。
3投稿日: 2021.07.29 - ユーキ"powered by"
睡眠の大事さがよく分かった。 人生の生産性を高めるには、十分な質と量の睡眠時間を確保すべし。 ただ、本の内容としては少し冗長に感じた。
1投稿日: 2021.07.03 - Hakii Ayami"powered by"
科学的根拠を元に、睡眠がどれほど大切なものか多角的視点で解説してくれた本。 最後にまとまってよく寝るためにはどうしたら良いのか12のアドバイスが掲載されている。
2投稿日: 2021.05.06 - ヤコ"powered by"
睡眠本の中ではバイブルと呼べる。 繰り返し読みたいと思った。寝ないことによる損失は計り知れない。 学力向上など、子供たちのためにも睡眠の重要性を伝えていきたい。
1投稿日: 2021.04.26 - bookshin0131"powered by"
食事、運動、睡眠のうち、健康のためにもっとも大切なのは、睡眠である。 睡眠は心身の健康を保つ最強の薬。 睡眠不足は真っ先に集中力を奪う。 短い睡眠時間で健全な認知機能を維持していた人は一人もいない。 人間は寝なければ死ぬ。 ⇒以前は睡眠時間5時間30分だったけど特に体に影響はなかった。 はっきり覚えてないけど何かで自分の睡眠時間が短いことを知り、睡眠について興味を持つきっかけとなり本書にたどり着いた。 睡眠不足がさまざまな病気に直結することを理解できたので、 今は睡眠時間7時間を確保するようにしている。
1投稿日: 2021.03.13 - タカオ@読書記録"powered by"
本書を読むと睡眠がいかに大切か思い知らされます。 睡眠時間は8~9時間が理想だけど、そんなに眠れないという方は最低7時間の睡眠時間を確保したいところ。 本書を読んでの私のアクションプランは、 ・毎日の22時就寝~5時起床を習慣化 ・夜のコーヒー(カフェイン摂取)は極力控える。 ・眠る前の読書は紙の本で。 良質な睡眠をとって、健康的なライフスタイルを。
3投稿日: 2021.03.07 - みのる"powered by"
とても面白い。 眠らないことによるリスクは、 想像以上に大きいことを教えてくれる。 寝ないことで、心も身体も大きなダメージを受ける。 長時間労働こそ、パワハラなのではないか。 人により一日のリズムがあり、 工業化された社会は、それを狂わせている。 前半のサピエンスにおける 睡眠の進化も面白い。 ノンレム睡眠は、記憶を定着させる。 レム睡眠は、記憶を統合して、 新しい解決策を与えてくれる。 レム睡眠中は、夢で新しい知識の組み合わせを 行っている。 ただし、身体が、夢の通りに反応しないように、 体は弛緩して動かない。 これは、サピエンスが地面におりてから、 進化したものだという。 木の上にいて、寝ている時に体が動かなければ 木から落ちてしまう。 我々が、知能を獲得できたのも、 じつは、地上で眠れるようになったから、なのかもしれない。 さて、とはいえ、どうやって、 眠りを確保するか。。。 寝酒を止めるか。 いろいろと課題は残る。 人はリスクは理解しても、 行動を改めるのが難しいものだ、な、と。
2投稿日: 2021.03.06 - ブルーツ・リー"powered by"
・失われた睡眠は一度で取り戻す事ができない事実 ・進化の過程で睡眠が残っていることは人間にとって意味のあること。 ・8時間寝ないと人間のパフォーマンスは低下する ・0時〜8時の睡眠時間を毎日続ける事が最強の方法
1投稿日: 2021.03.04 - og"powered by"
まとめてしまえば「たくさん眠ろう」ということなのだけど、そうは言っても睡眠時間を削ってしまうのが現代人。睡眠不足がどれだけ健康や日々のパフォーマンスに悪影響を及ぼし、死期を早めているかを聞けば、改めてもっと眠ろうと思えるのではないか。素晴らしい内容でした。 -- memo: - 朝型人間が40%、夜型は30%、残りはその中間。型はほぼ遺伝で決まってるので変えられない。 - 人の概日リズムはおよそ24時間15分。 - 時差ボケは1日1時間しか治らない。 - 人は眠りに落ちるとまずノンレム睡眠に入る(ノンレム深さにも4段階ある)。その後、レム睡眠に入る。眠りは浅いが、身体が完全に麻痺する状態。この時の脳は活発であり、夢を見る(身体は寝ているので動いてしまうことはない)。 - 10代後半以降、ノンレム睡眠とレム睡眠が8:2くらいの割合になる。小さい頃はレム睡眠が長い。産まれる直前の赤ちゃんは1日12時間レム睡眠をとる。 - 人間は本来二相睡眠をする生き物(=昼寝をする) - 生まれたばかりの時期に睡眠を奪われると脳の発達の遅れは一生残る。 - 子供は大人より概日リズムが数時間遅い。大人より夜ふかし、寝坊をするのが自然。朝早く起こすことは身体に負担。 - 学習してから眠ることで、新しい記憶が脳に定着する。(ノンレム睡眠が記憶において重要) - 6時間睡眠でもパフォーマンスは低下する。睡眠不足は一日で取り戻せない。長期間の睡眠不足を取り戻すのはとてつもない時間がかかる - 若いうちから慢性的な寝不足だとアルツハイマー病のリスクが高まる - アメリカではサマータイムに切り替わる(多くの人が1時間睡眠不足になる)日は心臓発作が激増する。 - 睡眠不足だと食欲が増す。(起きている時間が長くても、脳のカロリー消費はほとんど変わらない) - ワクチン接種してもしっかり睡眠を取らないと効果は半減する。 - WHOも夜勤は発がんリスクが高まると発表してる。 - 不安を誘発するホルモンが完全に脳内からなくなるのはレム睡眠の間だけ。 レム睡眠の夢のおかげでネガティブな記憶は和らぐ。トラウマになるような体験をした直後、その体験の夢を見た人は抑うつ状態を脱し、心の問題を克服している。 - 寝てる間にひらめくことがあるが、これはレム睡眠の間に脳が様々な記憶を結び付けているため。 - 青い光はメラトニンの分泌を抑制するため、眠気が来づらくなる。青いLEDを使う端末(スマホ、タブレット、PCなど)はメラトニンの分泌を抑制してしまうため、寝る前は控えたほうがいい。 - アルコールも控えたほうがよい(アルコールを飲むと眠くなる人もいるが、これは睡眠ではなく、昏睡に近い)。夜中に起きてしまうことも多く、睡眠の質が悪い。睡眠薬を飲んで眠るのも同じく、本当の睡眠ではないので、脳は休まらない(むしろ覚せい剤と同じで体へのダメージが大きく死亡率が上がる。 - 寝る時の最適な室温は18.3度(やや涼しすぎるくらいの温度)。寝るとき、人の中核温度は下がる。 - 目覚まし時計で無理やり起こされるのは心臓への負荷が大きい。スヌーズ機能は最悪。
2投稿日: 2021.02.28 - 音無 紅"powered by"
睡眠の教科書 正直睡眠にここまで強い効果があるなんて知らなかった。 私は学生なのでフレックスタイム制を採用している企業に就職しようと思いました。 また、うつとSNSに相関関係があることを知って勉強になりました。 家族にこの本を紹介します。
1投稿日: 2021.02.13 - asunarow"powered by"
* 睡眠の役割には、病原菌への抵抗力の強化や代謝の正常化といった健康面だけでなく、つらい記憶をやわらげたり、過去と現在の知識を融合させて創造性を刺激したりする働きがある。 * 人の眠気は、人の体に備わっている体内時計(概日リズム)と、脳内で生成される化学物質(アデノシン)による睡眠圧の2種から成る。 * カフェインは後者のアデノシンの生成を妨げる効能を持つ。 ただし、体内に取り込まれたカフェインの半減期は6時間前後であることから、午後の時間帯に接種しないこと。 * 日中に蓄積されたアデノシンは睡眠のよって取り除かれるが、必要な時間は約8時間前後。 8時間未満の睡眠では、残ったアデノシンが翌日に繰り越され、慢性的な睡眠不足に繋がる。 * 人の睡眠は約90分周期でノンレム睡眠/レム睡眠を繰り返す。 周期の前半ではノンレム睡眠の割合が大きいが、3~4週目からレム睡眠の割合が増え始める。 → これにより、当日の記憶が整理される効果がある。 * 良質な睡眠の敵として、スマホ(ディスプレイ)・目覚まし時計・アルコールには要注意。 * 平日の睡眠不足(=睡眠負債)は週末に寝だめしても解消しない。
2投稿日: 2021.01.31 - mononokeouzi"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
大雑把な内容はネットで調べられるのでそれで満足したので評価なし。 知っていてドヤ顔できる横文字: 「アデノシン」8時間睡眠で消滅する、眠気の元。 「レプチン」満腹感、睡眠不足だとこれが減る。 「グレリン」空腹感、睡眠不足だとこれが増える。
1投稿日: 2021.01.27 - kocul"powered by"
午後のカフェインで睡眠圧が弱くなる 睡眠は脳の容量を整理、よって記憶•学習に寄与、加齢に伴う物忘れやアルツハイマーにも影響 子供と大人では体内時間が変わる→子供の寝坊 レム睡眠中の夢によりストレス•トラウマ解消 睡眠の妨げー明かり、アルコール、高すぎる温度(最適は18.3度) 結局決まった時間に起き、十分な睡眠をとることが全てにおいて重要!
2投稿日: 2021.01.24 - そのまわ"powered by"
テーマが広すぎてかえって読後に残るものが少ない。 レム睡眠・ノンレム睡眠の話は面白かった気がする。
1投稿日: 2021.01.23 - 本好きの本間"powered by"
寝溜めと食い溜めはできないなど、睡眠についてなんとなく知っていたことを、科学的に明らかにしてくれた良著。海外の書籍特有の、例をたくさん出して結果を伝える、というスタイルが苦手な方もいるとは思うが、この本はそれが逆に睡眠はしっかり取らなきゃダメだ、と思わせてくれるので、多くの方に手に取っていただきたい。
1投稿日: 2021.01.12 - djembe"powered by"
睡眠が大事という話を病気、記憶力の低下、などにつながるのことを延々と説明した本。どうすればよく寝れるのかという話はあまりない
1投稿日: 2021.01.11 - こどもおねむ"powered by"
本書は睡眠がいかに大切かを懇々と説いている。 現代では睡眠は大切な事ではなく、少なく済めば良いとされる傾向が強い。しかし、健康的な生活を送るには睡眠が不可欠だと思い知らされる。 様々な効果があり、レム睡眠、ノンレム睡眠など、若干の知識はあるつもりだったが、特に記憶に関する話は興味深い。 学習したその日、あるいは数日間は十分な睡眠を取らないと記憶として定着しない。つまり、毎日睡眠時間を確保しないと学習効果は低下する。 また創造性にも関与する。エジソンの昼寝の話は実に刺激的。発明は昼寝から生まれたのだ。
1投稿日: 2021.01.11 - 。"powered by"
朝方人間と夜型人間は遺伝子で決まっていて、努力ではどうにもならないというのが衝撃だった。 今まで、どう頑張っても早い時間に寝ることができなかった理由はここにあったのかもしれない。 睡眠の大切さがよくわかる本だった。睡眠時間削ってネットサーフィンすることが多々あったが、これからは辞められそう。
0投稿日: 2020.12.24 - 嘆きのマートル"powered by"
ハイパフォーマンスな生活を送るためには睡眠が必須。 寝ることを好きになろう。 寝ることでパフォーマンスをアップさせる。 たくさんの改善の余地が見られた。
1投稿日: 2020.12.15 - なんくるない"powered by"
睡眠万歳!! 睡眠がいかに重要か、睡眠不足がいかに危険かを様々な実験、データを元に集めた本。 自称ロングスリーパー。毎日8ー10時間平気で寝るけれど、周りをみると確かにマイノリティ。 軽く罪悪感すら抱きつつ、そういったって仕方ない(アインシュタインも10時間寝ていたと励ましてくれた友達もいた…)仕方ないと開き直っていたところ、この本が100%肯定してくれた! 取り留めない読書中に頭に浮かんだことになります↓ そもそも平均的に6時間寝ている人と、平均8時間は寝ている人(私)は1年に換算すると1ヶ月より長く、12年間だと1年間長く寝ているではないか!と気付いた時に愕然とした!人生を惰眠で浪費しているじゃないか、と。それで睡眠時間をコントロールしようとしたこともあったけど、挫折を繰り返し諦めていたところに、読んでよかったーこの本。科学的データと共に7ー9時間睡眠の必要性をとくと説いてくれる。自信をもって寝れる!! 早起きを強いる文化に異を唱えている点が新鮮。 思春期は夜中まで非効率と知りながら勉強していたけれど、概日リズム変化する成長の過程だったんだ。 明晰夢。睡眠についてほぼ網羅していると思われるこの本載っていない私の実体験を。明晰夢見る方法。起きている時に手のひら瞼に当て眼球左右上下動かす感覚味わう。怖い夢見た時に意思で起きる方法と高校の同級生が教えてくれて、本当に夢だと感知できるようになった! 2020.10.8
12投稿日: 2020.10.08 - とっちらかり"powered by"
2020/06/30*読了 「6時間睡眠の日が10日続くと、1日徹夜した時と同じくらい脳の機能は衰えるが、 本人は自分が睡眠不足だとは認識していない。」 全く認識していないです。 全然平気だと思っていましたが間違いでし。 睡眠不足だから太るということも衝撃でした。 確かに良く眠れているときは太ってなかった気がするし、 色んな事が上手く行っていた気がする。 他の本でも寝る事は大事だと書かれているし間違いではないと思う。
1投稿日: 2020.10.05 - ジマ"powered by"
rebuild.fmでhigeponさんがおすすめしてたので読んだ。 今まで睡眠本は何冊か読んできていたし、重要性や睡眠の効率向上についての理解はある方と思っていた。 この本では、睡眠の重要性(睡眠が不足するとどういう影響があるのか)についての多くの研究から何が得られたのかをまとめて紹介してある。 それらの知見を知ると、自分が思った以上に睡眠を軽んじてたと気付かされた。 ・4時間睡眠を6日間続けると、24時間置きっぱなしの人と同じ集中力へと低下する。 ・6時間睡眠を10日間継続すると、24時間起きっぱなしの人と同じ集中力へと低下する。(8時間睡眠だと低下はしない) ・またそれらの集中力の低下については本人での自覚は得られないそう。 ・19時間連続で起きていると、酔っぱらいと同等の集中力になる。 ・1晩だけでも4時間睡眠になると、免疫のNK細胞は70%も減少する などなど 本に書いてあることをすべて守ろうとすると大変。 だけどできることから、改善していこうと思った。
4投稿日: 2020.09.26 - pillo515"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
レム睡眠と、深い睡眠の重要性を学べた。根拠となる実験も詳細に記載されており、非常に分かり易かった。 脳への記憶に、アルコールが当日でなくても悪影響を及ぼすことは意外だった。今後、不要な飲酒は控えていこうと思う。
2投稿日: 2020.09.13 - 本のbug"powered by"
睡眠不足のデメリットが延々と述べられている本。 一つひとつの内容にしっかりとした実験データも併せて述べられており、説得力が非常に高い。 結構なボリュームがあるように感じたが、読了後は「よし、毎日8時間は寝よう」という気持ちになるだけだ。それに伴って翌日からの行動の変化も「よく眠るようになる」だけだ。 あまり学びが少なそうだと思ったかもしれないが、この行動の変化が人生をどのように変えるのかは、是非本書を手に取って確かめて頂きたい。
1投稿日: 2020.09.09 - 小松福門"powered by"
読んだら最後、寝るための8時間を毎日確保せずにはいられない。以前から、8時間睡眠が健康のためによいことはなんとなく知っていた。睡眠時間が7時間になると、翌日のパフォーマンスが下がることも、薄々気付いていた。これらはすべて正しかったのだ。本書は科学的な根拠と実験結果をもとに、睡眠の重要性を叩き込んでくれた。人体は想像出来ないほどの力を秘めているにもかかわらず、我々がそれを知らなさすぎる。1人でも多くの人が本書を読み、正しい知識をつけ、睡眠不足から解放されることを願うばかりである。
13投稿日: 2020.08.24 - sasasango666"powered by"
睡眠不足のデメリット、怖さや危険性がめっちゃ書いてある。睡眠の科学と研究の本。本読んでる場合じゃない、すぐ寝よう。
2投稿日: 2020.08.18 - 大塚みなみ"powered by"
よくある啓発書っぽいタイトルだが、内容はけっこうハード。良い睡眠を採るためのノウハウはさらっと示されるだけで、ほぼ一冊まるごと「睡眠不足がいかに危険か」ということを、エビデンスを豊富に示しながら諄々と説明していく。読み終えたのは1年半前になるが、この本の影響はまだ残っていて、睡眠を大切にする考え方が頭に染み込んだ。実用書のジャンルとしては、生涯でも最良の一冊。
1投稿日: 2020.08.06 - seinimentai"powered by"
なぜ睡眠が必要なのか、睡眠が不足すると何が起こるのかを記した一冊。 これでもかこれでもかと睡眠不足の弊害を示してくれる。 巻末にはよい睡眠をとるために必要なことがまとめてあるので、参考となる。
2投稿日: 2020.07.26 - bigbear0309"powered by"
やっぱり睡眠が大事 充実した睡眠を取ることで生活にハリも出てくるし、リズムも良くなる。 人生を快適に過ごすための最強の解決策、、
1投稿日: 2020.07.18 - かんたろー"powered by"
睡眠の本質本だった。巷に出回るハウツー本とは違い、「眠るとは?」「なぜ眠くなるのか?」などといった睡眠に関する本質的な疑問を科学的に説明していて、非常に面白い本だった。現代社会に合わせた睡眠方法といったクソみたいなことを書いている本が多い中、「そもそも社会の方に非合理的なところあるよね。」というスタンスなのも良かった。
2投稿日: 2020.07.04 - min"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
自然界で寝ている状態ほど危険な状態はない、それでもほぼ全ての生物が睡眠を取るのは必要だからに他ならない。 睡眠によって記憶の整理が行われ、その日の記憶が定着したり不要な記憶を削除したりする。 睡眠不足だと、様々な病気のリスクが高まり、翌日のパフォーマンスも下がる。睡眠は万能薬であり、他のものでは補えない。
1投稿日: 2020.06.10 - okzk/0x4241C1"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
2020.06.01読み終わりました。 睡眠についてはネットで調べて理解している程度。 夜のゴールデンタイムとか、20時以降の食事は睡眠に悪影響とか、なぜ昼に眠くなるのとか、、、そういう情報は読む前から知っていました。 もちろんこれらについても触れらていますが、この本ではそれ以上に睡眠の力が明記されており、重要さを理解できます。 ネットで調べただけではでてこないであろう情報が山盛りです。これを読むと絶対毎日睡眠7~9時間とろうと思えます。 健康には食事、運動、睡眠が重要と言われますが、睡眠がずば抜けて重要らしいです。 睡眠には、日中のだるさ、生産性、体力、集中力の支えだけでなく、ガンの予防、成績の向上、記憶の定着などてんこ盛りです。 また本書では、ノンレム睡眠とレム睡眠の役割について詳しく書かれています。どちらも十分にとることが重要なんですね。。。 ■疑問点もいくつかあります。 ・ナルコレプシーだったかな、、、眠りながら人を殺してしまう話。。。 そこの話で眠りながら車で22kmも移動するんです。 いや、あり得なくないですか?だって眠っているということは目は開いていないんですよね?開いてなかったら赤信号とか見れなくて、22kmも移動する前に事故発生です。 ・そのほか、多くの実験の話(人での実験、ラットでの実験など)がでてきます。例えば強制的に被験者の睡眠を奪い三日間徹夜させるとか。。。でも、本には失われた睡眠による影響は治らないと記載されています。これ、、疑問というか、被験者可哀そう。。。
1投稿日: 2020.06.01 - mucky"powered by"
今日はこの本を読んだ。一つ一つは今まで言われていたことも多いが、まとめてその影響を見るとなかなかのインパクトがある。 うーん。ありとあらゆる問題の原因が睡眠不足にあるような気がしてくる。いかに睡眠時間削れるかを考えていたが、考えを改めた。足りない日は昼寝で補うことにする。 「睡眠はお金とは違う。いくら寝ても、失った睡眠は二度と取り戻せない。」
1投稿日: 2020.05.03 - がんも"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
①概要 睡眠のメカニズムや睡眠により得られるメリットが書かれている。 ②この本を読んだ目的 夜型の生活なので朝型にしたかったから。 ③読んでよかったこと 睡眠が大事なのはわかるけど、そのメリットが具体的にわかった。 ・記憶力を高める ・運動スキルを高める ・肥満解消(睡眠不足は食欲を増加する!) ・夢を見ることで問題解決力と創造力の向上 上記のことが科学的検証も交え紹介されているのでとても面白い! 更に夢見ることで脳の情報を整理し、罪悪感やストレスホルモンを身体から出してくれてるみたい 夢、感謝! ④本を読んで自分は今から何をするか 夜型で睡眠不足のときがよくあるので、12時には寝ること! ⑤3ヶ月後には何をするか、どうなっていたいか。 毎日健康的な生活を送り朝の目覚めがよくなってること。 寝る前に記憶が必要な勉強したり、睡眠を効果的に使えるようになること。
2投稿日: 2020.04.08 - ごろう"powered by"
この本を読んで、毎日7時間より長く寝ることを習慣化しました。そして、実際にさまざまなメリットを実感しています! 睡眠不足になりがちな日本人こそ読むべき本です。 特に寝てない自慢をする人に読んでほしいと思います 笑
2投稿日: 2020.04.05 - miwa"powered by"
ブクログの感想見て読みたくなった! 睡眠は大切なのはわかっていたが、、、 なぜ7時間睡眠がとれないのか、 こんな簡単なことすらでにきなくて 英語話せるようになる!とか 目標達成!とか言ってる場合じゃないよな。 土日以外は5時間くらいしか寝てないし 下手するとそれもとれてない。 パフォーマンスが悪いとぼやく前に 寝る!寝る!寝るぞーーー!
4投稿日: 2020.04.01 - Pompeii"powered by"
読んでから嫌でも8時間寝るようになった。 読み終えてから1ヶ月この生活を続けているが、日中眠くなることは全くなく、頭が快活に機能してくれる。 起きてすぐカーテン開けて太陽光浴びてメラトニン抑制したらすぐ起きられるのも画期的。 ほんのちょっとのアルコールが睡眠の質を下げることが指摘されていて、晩酌しにくくなったのが辛い。 睡眠不足の現代人は一度読んでおくといいのでは?
3投稿日: 2020.03.28 - ハイジ"powered by"
睡眠の大切さが世間で言われるようになり、自分自身改善を始めたばかり! とは言ってもなかなか理想には程遠い もっと喝を入れなくては… そのために心底睡眠を理解しないとダメなのでは?と思い読んでみることにしたのがこちらである しかし!…読んだら最後 睡眠による影響の凄さが恐ろしくなった 読んだことを後悔するほどの数々の検証内容 仮説→実験・調査→検証 全てこれに基づいて突き付けられる驚愕の事実 怖すぎる…(泣) Part1.『眠りとは何か?』 ・すべての生物に体内時計が備わっている、植物にも 例)オジギソウ:暗闇にしても日中元気に葉を開く! 『概日リズム』…だいたい24時間周期で睡眠パターンを決めている さらに脳が太陽光を使って体内時計をリセットし24時間を保つ ・朝型夜型が存在する(ほぼ遺伝) 〜夜型なので人生大変でしたわ ・「メラトニン」暗くなると分泌されるホルモン=睡眠を発生させる脳の部位を、スタートラインに誘導する ・時差は 1日につき1時間しかズレを直すことができない そのため時差ぼけを治すのに時差が8時間なら8日かかると言うことになる 〜時差ボケや夜勤勤務の方達の大変さや恐ろしさが理解できた ・カフェインの半減期は、平均して5時間から7時間、そしてカフェインは精神刺激性のドラッグ 〜クモの実験…マリファナよりカフェインを与えられたクモの方が蜘蛛の巣がぐちゃぐちゃに! 午後から一体何を飲めばいいのやら(泣) 『レム睡眠』 ・「repid eye movement(素早い眼球の動き)」の頭文字 ・眼球が激しく動く ・脳波の動きも(起きている時とほぼ同じく)目立って活発 ・夢を見る ・夢を見ているとき身体はマヒ状態 (夢の通り行動したら大変!そのため弛緩状態) ・知的で合理的な決断と行動ができるようになる ・感情コントロールができるようになり、人の感情を読み取れるようになる ・創造性が育つ ~ってことはもしかして眠り始めに夢を見て、その通り身体が動き、現実に「ビクッ」と動いて目が覚めるやつ…これってまだ体が弛緩状態に入る前に夢を見始めたということか!? 『ノンレム睡眠』 ・深い眠り ・情報を整理している 短期の記憶が保管されている場所から新しい記憶の入った荷物を受け取り、長期の記憶を保管する場所に届けている こうすることで記憶がしっかりと脳に刻み込まれる ・レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルを繰り返すことにより、記憶スペースの容量不足と言う問題を解決している ・地球上のあらゆる動物が眠る『ミミズだって) 但し完全なレム睡眠があるのは進化に遅れて出現した鳥類、哺乳類 レム睡眠(夢を見る)=進化的に新しい ・本来人間は二相睡眠…昼寝やシエスタは理にかなっている 〜ぐうたらではないのね!だけどシエスタもかなり減ってない? ・レム睡眠が最大のギフト 地上で寝るように進化した人間だけが特殊→木の上で寝る猿達は身体が弛緩してしまうレム睡眠が困難 原始的な感情が洗練され、理性をコントロールできるようになった ・年齢により睡眠は変化する なぜ赤ちゃんはたくさん眠るのか 思春期の夜更かし、朝寝坊 なぜ歳をとると朝が早くなるのか 全て理由がある 〜そして年をとっても睡眠は大切なのに、概日リズムが変化し睡眠の量も質も低下するという悲しき現実 Part2.『なぜ眠りが重要なのか?』 ・睡眠こそが万能薬 睡眠はお金がかからないそれなのに私たちは毎晩処方される睡眠と言う魔法の薬をきちんと飲んでいない 〜痛いお言葉 だけど大事! ・睡眠には脳の記憶容量を空ける効果がある 深いノンレム睡眠の時間が長いほど、翌朝のテストの成績が良い ~じゃあ試験当日、朝早くに起きて「一夜漬け」ならぬ「一朝漬け」の記憶力は最悪だ!学生さんたちに教えてあげたい ・人は忘れるためにも眠りを使う 〜辛いことがあっても寝るの多少楽になるもんね! ・睡眠は運動スキルも高める 逆に睡眠不足による運動時の怪我は確率が上がる 〜世界のトップアスリート達でも検証済! ・集中力の低下 ・睡眠不足の時は睡眠不足に気づかない ・素面で睡眠不足のドライバーと、睡眠は足りているが酔っているドライバーは同じ位危険 ・睡眠不足で1番大きな問題は、反応速度が遅くなることではなく、全く反応しなくなることだ(これを運転中と考えると恐ろしい) 〜この辺りは切実な内容 自覚がないだけに怖い ここでいう睡眠不足は6時間睡眠も当てはまるのだ! ・ 7時間以下の睡眠が10日続くと、脳の働きは24時間起きていた時と同じレベルにまで低下 ・寝不足の状態が1週間続いた後で、回復のための長時間睡眠を3日続けても、脳の働きは通常のレベルまで回復しない 〜寝だめはできませんよ! ・一晩ぐっすり眠ると、前頭前皮質と扁桃体のつながりが強くなる=感情をコントロールする 前頭前皮質…霊長類の中で1番発達しているのが人類 合理性、論理性、意思決定を司る ・睡眠不足の子供は、自殺願望を持ち、自殺未遂を起こし、そして完遂してしまう ・睡眠不足と、ドラッグやアルコール依存の間に大きな関係がある ・学習したその日に出ないと記憶は脳に定着しない ・若い頃から慢性的に睡眠不足の人はアルツハイマー病のリスクが飛躍的に高くなる 〜睡眠は毎日の積み重ねが大切 ・寝ない事は軽度の脳損傷で、睡眠は脳の掃除をしてくれる ・睡眠時間が少ないほど寿命も短くなる 例)一晩だけいつもより1時間か2時間少なく寝るだけで、心臓の収縮率が時間を追うごとに大きくなり、最高血圧が大幅に上昇する ・睡眠不足が食欲を増し、代謝を低下させる 〜たしかに無駄に甘いものを欲する! Part3.『なぜ夢を見るのか?』 ・覚醒時に感じた大きな感情や心配事のうち、35〜55%は、その日の夢にはっきりとそれとわかる形で登場していた ・トラウマになるような体験をした直後に、その体験の夢を見た人だけが、その後に抑うつ状態を脱し心の問題を克服している つまり、レム睡眠の夢の中で、感情と経験を切り離すことが出来れば克服できるのでは… 〜なるほど 感情と経験が切り離せないから悪夢を見るのか… 夢を見ることは思った以上に自分を癒しているらしい まだまだ夢については研究途中でわからないことがたくさんあるらしいので今後が楽しみである Part4.『睡眠とどう向き合うべきか?』 ・ 9時間以上眠る人は死亡リスクを上げることにつながる 8時間が最適か ・暗くなってからやっとメラトニンの分泌が始まるのだからそこからすぐに眠れることはない 寝ている間は寝室を真っ暗にする、スマートフォンを寝室に持ち込まない 〜ううっ、わかってはいるが、つい… ・アルコールはあなたから覚醒の状態を奪うが、それは自然な眠りとは違う ・たとえ適量であってもアルコールを摂取すると夢を見るレム睡眠が奪われる 〜ほんの一杯でも飲んだらアルコール摂取になるのかぁ ・短時間に何度も目覚まし時計で起こされる(スヌーズ機能)のは、そのたびに心臓にショックを与えることに等しい 〜スヌーズ機能なしでは遅刻します(泣) ・睡眠薬は百害あって一理なし ・自分をデータ化する 1日の運動量、光を浴びた記録、体温、心拍数、体重、食事、仕事の生産性、気分といったデータを見て、それを自分の睡眠と関連付ける これを毎日続け、データとして見える化する これにより少しずつ習慣を変える 〜体調管理レベルだが今年から始めてみた! 【健やかな眠りのためのアドバイス】 ①いつも同じ時間に寝て、同じ時間に起きる ②寝る前に運動してはいけない ③カフェインとニコチンを摂取しない ④寝る前にアルコールを摂取しない ⑤夜の遅い時間に大量の飲食をしない ⑥可能なら、睡眠を妨げるような薬を飲まない ⑦午後3時を過ぎたら昼寝をしない ⑧寝る前にリラックスする ⑨寝る前にお風呂につかる ⑩寝室を暗くする、寝室を涼しくする、寝室にデジタル機器を持ち込まない ⑪日中に太陽の光を浴びる ⑫眠れないままずっと布団の中にない シンプルでわかりやすい表現が多く、誰にでも読みやすく書かれている 耳の痛い話しが多過ぎて辛い 皆さんの平均睡眠時間はどのくらいだろうか? 平日7時間確保したいと頑張っているが、本当に難しい! この本を読んで7時間を切った辺りから既に睡眠不足というカテゴリーに入ってしまうことを重く認識 睡眠、食事、運動が大切と思っていたが、何を犠牲にしてでも睡眠が大事らしい そこまで言われると、何ができるか真剣に考えなくては 時間をお金で買ったり、夜のお付き合いを減らすことも必要かも… お酒も午後のカフェインも…⁉︎ うーん、とりあえずできる範囲から! 実際、極力同じ時間に寝て起きるよう心がけたり、できる時は午後20分お昼寝したりと挑戦してみたが、なかなか調子がよい! お昼寝も20分とかでスッキリ起きられる! 今まで相当な睡眠不足が溜まっていたんだなぁと思うとちょっと怖い お金と違い貯まった負債を返してチャラにできないところが睡眠の難しいところでもある (寝だめは良くなく、毎日の積み重ねが全てなのだ) とにかく衝撃的な内容であり、こんなに大事なことは教育現場や医療、社会でもっと浸透させるべきじゃないの?と思った 奥深い睡眠の世界は興味が尽きない! 少しでも睡眠のことが気になる方や、健康になりたい、あらゆるパフォーマンスを上げたい方には本当にオススメの1冊である でも本当に読んで欲しい人達は、きっと読まないだろうなぁ…(悲)
25投稿日: 2020.03.25 - ヒヨコ大之助"powered by"
レム睡眠とノンレム睡眠の大切さを始め、睡眠について知っておくべきことが詰まった一冊。 これから最低7時間、できれば8時間眠れるようにしたい!
3投稿日: 2020.02.26 - 司馬哲"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
睡眠を疎かにすること失うものについて力説されている。 【影響あるもの】 健康、疲労回復、免疫力(がん細胞破壊)、挑戦意欲、記憶、学習効果、判断力 【取り入れること】 ・8時間の睡眠確保が理想としているがまずは7時間確保にチャレンジする。 ・平日も休日も同じ時間に寝て同じ時間に起きる習慣づくりする。 ・夕方以降のカフェイン摂取しないように気をつける。 【メモ】 ・ナチュラルキラー細胞の量が一晩だけ4時間睡眠にしたら8時間睡眠時の70%ダウン ・ギネスブックから眠らない時間の最長記録の認定が削除された。そのぐらい命の危険がある。
6投稿日: 2020.01.25 - Kensuke Sakamoto"powered by"
短い時間で質の高い睡眠を取るためにはどうすればいいのか、ということを知る目的で読んだ。 しかし、本書は8時間以上の睡眠を健康のため絶対条件としており現実的には少々厳しいように感じた。 本書の中で述べられた質の高い睡眠のための取り組みをあげる ・夜は天井の明かりではなく間接照明などの弱い光を使う ・午後のカフェイン摂取を避ける ・寝るときの部屋の温度を18.3度まで下げる ・目覚まし時計は1回のアラームだけかける ・寝る前の時間にスマホを使わない 結論:なかなかに厳しい
5投稿日: 2020.01.21 - まこと"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
ランキングでみつけた本です。 よく、睡眠時間が短くても大丈夫だと言っている方がいますが、私は睡眠時間が人より長すぎる気がして、睡眠とは果たしてどの位が適量なのかが一番知りたかったのですが、この本を読んで、大変、短時間睡眠にとって怖い事実がたくさんありました。多くの人に知ってもらいたい交通事故との関連などもありました。できればこの本を読んで知っていただきたいのですが、重要事項を抜粋します。 ・睡眠不足は寿命を短くする。 ・睡眠不足は先進国の流行病だ/世界保健機構(WHO) すべてが睡眠によって最適化されている。 ・食事・運動・睡眠のうち最も大切なのは睡眠である。睡眠は身心の健康を保つ最強の薬。 ・睡眠はEQ(心の知能指数)のカギであり、EQの高さは日々十分なレム睡眠をとっているかどうかできまる。 ・よく寝た方がテストの成績がいい。 ・睡眠不足は真っ先に集中力を奪う。→居眠り運転による死亡事故をまねく(日常的に睡眠時間が7時間に満たない人→マイクロスリープ)運転中に眠くなったら、絶対に車を止める。 ・六時間以下の睡眠で本来のパフォーマンスができる人はゼロに等しい。 ・若いころから慢性的に睡眠不足の人はアルツハイマー病のリスクが飛躍的に高くなる。 ・北半球では夏時間に切り替わった日に心臓発作が激増している。 ・睡眠不足が食慾を増し、代謝を低下させる。 ・夜勤のある仕事には「発がん」の危険がある。 ・平均して覚醒16時間、睡眠8時間が最適なバランス。 ・アルコール摂取すると、レム睡眠が阻害され学習したことの多くが消えてしまう。 ・睡眠時間が長い子どもほど成績がいい。 ・睡眠不足の医師の医療事故。 ・睡眠は国家レベルで取り組むべき課題。
35投稿日: 2020.01.20 - aya00226"powered by"
徹夜するとアデノシンが増える。しかし、昼間になると概日リズムで覚醒を促す。午前6時ごろがもっともねむい。 徹夜明けはノンレム睡眠を求める。その後、レム睡眠が増える。 失われた睡眠は取り戻せない。寝だめで一挙に取り戻すこともできない。 人間は本来二相睡眠をする動物=昼寝が有効。 アルコールが赤ちゃんのレム睡眠を奪う。授乳中も同じ。 小さな子供は概日リズムのスケジュールが大人より早い。 思春期には遅くなって夜更かしになる。 年を取ると、また早くなる。夕方昼寝してしまうと夜眠れない。 加齢によって、ノンレム睡眠の喪失がおこる。記憶が失われることが増える。 睡眠こそが万能薬。睡眠には脳の記憶域を空ける働きがる。 睡眠は運動スキル、演奏スキルを高める。寝ている間に弾けるようになる、うまくなる。 睡眠不足のときは気づかない。 深いノンレム睡眠が奪湧得ると、学習能力が低下する。 アミロイドβの蓄積で眠りが浅くなる。 若いころから慢性的に睡眠不足だとアルツハイマーのリスクが増える。 夢は心の傷薬。夢を見ると、心が平穏を取り戻す。 明晰夢。 あらゆる生き物は、食料が少なくなると睡眠が少なくなる。 平均して8時間睡眠が最適。 平日休日にかかわらず、同じ時間に寝て同じ時間に起きる。
4投稿日: 2020.01.19 - frefre"powered by"
2019年の個人的なベスト書籍の一冊。睡眠の重要性、有益性が、様々な角度から検証・解説される。実際、一日8時間以上の睡眠を心がけるようになってから、日々の精神の安定度が違う気がする。心の平穏を求める人にも、読んで欲しい本です。
1投稿日: 2020.01.08 - hokkaido"powered by"
みんなオフトゥンは好きか? 本書はみんな大好きオフトゥン(英訳:Often)の凄さを科学的に明らかにした一冊であり、知っているようで知らなった睡眠の重要性がこれでもか、というくらいに示される。 レム睡眠とノンレム睡眠が何か、くらいの知識はあっても、実はレム睡眠が人間が起きている間に学習した内容や記憶の再構築に重要な役割を果たしているということや、睡眠不足が続くと食欲が増すものの代謝が悪くなるというメカニズムなど、非常に面白い事実ばかり。後者は実際に仕事が忙しくて睡眠時間が取れないと、食欲がなぜか旺盛になり体重が増えてしまう、という感覚が自分の中にもあり、改めて睡眠の重要性に気付いた次第。 本書を読めば、どれだけ自分が睡眠を軽視しているかということに気付いて恐ろしくなり、心地よい睡眠を得るために本書で示されたtipsを実践したくなるはず。オフトゥンに愛を込めて。
2投稿日: 2019.12.30 - tttkadoya"powered by"
「睡眠こそ最強の解決策である」 要約 睡眠は疲労回復だけでなく,能力の向上に大いに関係がある. この本の内容として要点が3つある. ①寝だめは意味がない.睡眠不足という借金は一日で返済できるようなものではない. 二時間毎日寝不足であれば,とりかえすのに14時間睡眠を3~5日程でやっと返済されるようなものである. つまり,夜更かしはとても効率が悪い. ②睡眠の質を上げるには初めの90分,ノンレム睡眠が重要となる. 初めの睡眠が一番深く,そこからどんどん浅くなっていく傾向がある. 具体的な方法として,自分の睡眠サイクルに合わせることが重要である. 実際に朝型,夜型は存在し,これは遺伝であるため,訓練によりどうこうできるものではない. 逆に睡眠のタイミングを逃すと覚醒してしまい,寝付きにくく質が落ちる. ③睡眠にはすごい能力がある. 7~8時間質のよい睡眠をとることで学習能力がぐんと上がる. 特にスポーツは最後の8時間のレム睡眠がネットワークを活発化,経路の数を増やすため 上達が早くなる.ピアノの例になってしまうが,ミスタッチが多かった,曲が何時間練習しても 上手くいかなかったのに,寝て起きた時にはノーミスで弾くことができるようになった という例がピアニストには何度か経験があるという.これは睡眠によりネットワークが形成された ため,上達できたという睡眠の能力のすごさを示すにはとても良い事例である.
3投稿日: 2019.07.14 - rice-addict"powered by"
睡眠の大切さは年をとるごとに痛感する。それを裏付けてくれる1冊。事例がちょっとくどいが、睡眠が脳にもたらす効用、不足が生むデメリット、現代社会の「眠りにくさ」がよく理解できる。睡眠の質向上を一層心がけたい。対策は想定内だった。
1投稿日: 2019.07.07 - yudai"powered by"
睡眠のメリットデメリッット、レム睡眠、ノンレム睡眠厨に起きている出来事など、睡眠に関する研究を引用しながら睡眠の大事さをといた本。 睡眠は、人生に予想以上に大きな影響を与えていることがわかったので、大事にしないとなと思った。
2投稿日: 2019.03.10