【感想】『菜根譚』からはじめる つながらない関係――世間に染まらず、世間を生きぬく

小池龍之介 / 青春出版社
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 3.0
0
0
1
0
0
  • 共感できるところと。。

    共感できるところと、そうでないところがありました。
    私自身は煩悩や(食も含めて)欲が在るということは業であり、
    生きてゆく糧になるのではないかな?と思いながら読みました。

    投稿日:2019.07.11

ブクログレビュー

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  • yuki4

    yuki4

    P6
    世間や他人というものは、
    本当は大したことではなく、
    己の中にある己を超えた本質へと
    立ち返ることこそが、一大事だ
    -----------------------

    おそらく小池龍之介の本との出会いは
    僕の人生の中でも重要なものだろう
    と思う

    ブッダ、ひいては禅、老莊といった
    流れの端緒を開いてくれた。
    感謝してる

    だからこの新しい本を読んでも
    自然と心に染み込んでくるし
    ちょっとした自分との違和なども
    敏感に分かる
    -----------------
    ↓坐禅初心者のこの疑問は
    僕も同じ。わかる、わかる。
    それでよけい考えすぎたり、
    意味のない記憶をひっぱりだしちゃったり
    するんだよね
    -----------------------
    P84
    「湧き上がってくる考えを相手にせずに
    流れ、消えてゆくままにしておくことで
    楽になるのはわかってきましたが、
    これでは何も考えなくなって
    判断力もなくなってしまいませんか?」

    事態は正反対なのです

    「ああこれはこうすればよい」とか
    「こう動けばよい」といったことが
    考えてもいないのになぜかわかって
    そのようにすると
    自然と物事がスラスラ運ぶのです
    -------------------------
    ↑中島敦の『名人』はこれか、
    と思ったよ。老子の「道(タオ)」
    なんかもこれだろう
    -------------
    好きな箇所は
    P83「心の内に還る」と
    P93「潔く手放す」

    P86
    私はほとんど書物を読みませんが
    それはこの心の中にある真の書物を
    じっくり紐解く方が
    はるかに有益だと感じているからです

    ↑ずっと自分の中で課題としている
    山にこもる修行とか
    「蟄居」「隠棲」の意味、
    その答えがここにある気がする

    P95
    いわば腹八分目くらいで満足して
    「もう十分に味わった。今日のところは
    これくらいにしておこう」と
    そっけなく中断してみるとよい

    ↑僕は昨日の夕食も食べすぎた。
    全部平らげずにラップして冷蔵庫にしまえば
    今日も食べれたのに。
    いつも食べすぎて後悔する。
    食事に限らず人生において
    大事な心がけだとつくづく思う
    ------------------
    あと
    P90「拒絶という名の執着」とか
    P29「悟臭」の指摘は
    よくよく自戒する必要があると思う
    続きを読む

    投稿日:2017.07.05

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